自然と同化した戦跡。太平洋戦争の激戦地に残る戦争の記憶 ~初めての小笠原諸島 旅行記12 ~

初めての小笠原諸島

ブログをご覧いただきありがとうございます。

本日は
【初めての小笠原諸島旅行記】
その12をお届けします。

★前回の記事★

首のない二宮金次郎像

引き続き、
父島を1周するため夜明け道路を原付で走り、
初寝浦展望台までやってきました。

駐車場のそばにはこんな銅像が立っています。

f:id:beautifuldreaman:20191213054743j:plain

昔、小学校などに置かれていたという
二宮金次郎の像です。

歩きスマホやながらスマホが
社会問題になっている昨今ですが、
歩き読書はその先駆けといえるのでは?(笑)

それは置いといて…

よく見るとこの像、
首がありません。

今は無き首は

父島にいた米兵が持って帰ったと言われています。

父島は終戦の1945年から1968年まで、
米軍の統治下にあったのです。

小笠原諸島は全島民が疎開

f:id:beautifuldreaman:20191213055405j:plain

1941年12月8日、
ハワイの真珠湾に日本軍が奇襲を仕掛けたことで
太平洋戦争がはじまりました。

ただ、その後の戦いは全て
日本本土からは離れた遠い南の島で行われていたため、
人々の暮らしに大きな変化はなかったようです。

しかも、流れてくるのは
勝利のニュースだけ。

誰もが「日本軍は強い」と信じていましたが、
戦況は次第に悪化。

小笠原諸島の島民は全員、
本土へ疎開するよう命令が出されたました

現在も一般人が住んでいるのは父島と母島のみ

f:id:beautifuldreaman:20191213060059j:plain

合計で30以上の島々がある小笠原諸島ですが、
現在、一般人が住んでいるのは父島と母島のみ。

かつては色々な島に人が住んでおり、
小笠原諸島全体でおよそ7000人が
住んでいたのですが、この「全島民疎開」以降、
父島と母島以外は基本的に無人島になっています。

硫黄島での戦い

f:id:beautifuldreaman:20191213060819j:plain

小笠原の南方にあるグアムやサイパンも陥落し、

1945年2月19日
いよいよ米軍が小笠原諸島のひとつ
「硫黄島」に上陸し、
日本で最初の地上戦が始まりました。

この小さな島で日本軍と米軍の
およそ1か月にも及ぶ激しい戦いが行われました。

アメリカの目的は「本土空襲のための拠点確保」。
要は飛行場が欲しかったんですね。

硫黄島に派遣された日本兵の96%にも及ぶ
2万人以上が戦死または行方不明になっています。

米軍の戦死または負傷した方の数は、
日本軍のそれを上回っています。

沖縄で「唯一の地上戦が行われた」?

残念ながら沖縄では
沖縄は日本で唯一の地上戦が行われた地
と語られることが多いのです。

この写真は沖縄戦で米軍が上陸したとされる地に
置かれている石碑なのですが、
「日本で唯一の悲惨な地上戦」と書かれています。

「唯一の住民を巻き込んだ地上戦」
なら正しいのですが…

硫黄島のいま

f:id:beautifuldreaman:20191213062050j:plain

太平洋戦争でも屈指の激戦が行われた硫黄島。


「硫黄島からの手紙」
という映画にもなり、「いおうとう」という
名前を知っている人も多いような気がします。

島は現在、島全体が自衛隊の基地になっており、
一般人はもちろん、
元島民の方でも上陸が認められていません。

父島や母島で地上戦はありませんでしたが、
現在でもそうした戦争の跡は
山にも海にも残されています。

米軍統治下の小笠原諸島

f:id:beautifuldreaman:20191213062631j:plain

父島にも空襲は襲い、
多くの日本兵の方が亡くなっています。

戦争が終わっても、しばらくの間は
欧米系島民以外の帰島は許されませんでした。

f:id:beautifuldreaman:20191213063724j:plain

米軍統治下の時代、米軍は自分たちの
施設周辺以外には手を付けなかったそうです。

そのため、
戦前に暮らしていた人々の生活によって
破壊された植生や生態系がこの期間に回復し、
現在の小笠原を支える観光資源になっています。

小笠原の美しい自然の裏には悲しい歴史があります。

現在も島に残る戦争の跡をたどる
「戦跡ツアー」もあるので
興味のある方は参加されるのがおすすめです。

.

ということで今回はここまで。

NEXT


本日もありがとうございました。

.

【SNS 本日の結果】
Twitter 804人(前日比+6) 
Instagram 1316人(前日比-2)
Youtube 7357回 (前日比+40)

コメント

タイトルとURLをコピーしました