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今回は「沖縄コーヒー農園 2020年2月編」をお届けします。
★前回の記事★
クラウドファンディングの結果

この日はあいにくの曇り空。冷たい風も吹いて、冬の沖縄らしいともいえる天気です。
いくら沖縄といえど、この時期にバイクで3時間以上風に当たると、かなり寒いです。
北海道から沖縄に移住された方からは「家でストーブを焚いている」という話も聞きました。

それでも何とか到着。
実は先月、このカフェの建設材料を調達するため、クラウドファンディングに挑戦してみようという話に。
Polcaという、少額クラウドファンディングサービスを利用し、1か月で計6名様から3600円をご支援いただきました。

クラウドファンディングの結果を伝えると、安里おじぃもご満悦の様子。
ご支援いただいた6名様、ありがとうございました!
ここでしか飲めないコーヒー

こちらは前日の午前中に採れたというコーヒー豆。
今シーズンは「台風が少なかった」「台風対策がうまくいった」ことから豊作だったそうです。

収穫のピークは終わりましたが、コーヒーは、熟した果実と熟していない果実が1つの木に混在しているため、安里おじぃは、毎日木をチェックして、熟している実だけを収穫しています。

収穫した果実からコーヒー豆を取り出し、乾燥させる作業もあります。
この一連の作業を、安里おじいはひとりで行っているので、注文を受けて出荷出来るほどの量を、生産することは出来ていません。
安里おじぃの沖縄コーヒーは、ここに来ないと飲むことが出来ない幻のコーヒーといえるでしょう。
■コーヒー体験のお申込み先は こちら
居心地いい場所づくりが必要
「そこに行かないと飲めない」というのは、観光としての要素があるだけでなく、コーヒーを飲む人が、農家さんへ直接お金を渡すことになるので、フェアトレードのやり方のひとつであるともいえます。

その代わりに、コーヒー農園だけでなく、コーヒーを味わうための居心地のいい場所が必要です。
そこで今月は「ある検証」を行いました。
この写真、崖の下に安里おじぃがいるのが分かりますか?

崖下にいる安里おじぃに向かって、私が上からロープを投げます。
そして、ロープをキャッチした安里おじぃが、崖下に散らかっている、大きめの木々をロープに巻き付けます。

安里おじぃの合図があったら、私が一気に引き上げます。
これが結構重くて大変でした。

崖の上まで引っ張ったら、木に結ばれたロープを解いて、また私が安里おじぃに向かってロープを投げる、という作業を1時間ほど行いました。

回収している木々は、コーヒーの木々を風から守るための、いわば防風林が枯れたもの。
これらの木々を片付けることで、コーヒー農園の景観も綺麗になります。

次は回収した枯れ木を燃やし、炭を作ります。
火が消えないように、こまめに小枝や枯れ葉なども追加。
全身に煙を浴びながら、この作業を2時間。

炭が完成しました。
ここまではまだ準備の作業。検証の本番はここからです。

こちらはこの日の私の持ち物。
食料しかありません(笑)

安里おじいからはジャガイモの差し入れ。
アルミホイルに包みます。

完成した炭をカフェスペースに運び、囲炉裏のような形を作ります。
今回の検証内容は『ここで鍋を囲んで夕食を食べよう!』というものです。

先月、安里おじぃから「この鍋を買ったから使いたい」「外でみんなでご飯食べよう」「出来るだけ早めがいいな」という話があり、実現に至りました。
コーヒー農園で星空の下の鍋パーティー

18時、メンバーも集まり乾杯!!!
私は原付なのでさんぴん茶です。

今回の参加者は大学生4人。沖縄から2人、東京・新潟から1人ずつ。
皆さんコーヒー農園に来るのは初めてで初対面の人もいます。

自己紹介などをしながら、場が和んできたら、コーヒー農園の見学と鍋づくり。
沖縄でコーヒー農園を見学することも、火を焚いたりすることも、皆さん初めて。

なかなか鍋が温まらないので、火を強くします。
もちろん、コンロのように、片手で強火にすることは出来ないので、枯れ葉を入れたり息を吹いたり、色々とやる必要があります。

周囲も暗くなり、火も強くなり、まさにキャンプファイヤーという雰囲気です。

グツグツグツと音がしてきたので、蓋を開けると、いい感じに仕上がっていました。

鍋の中身はこんな感じ。
ベースはインスタントの醤油ラーメン、そこに肉・野菜・豆腐などを突っ込んだ鍋の完成です。
これがなかなか美味しいのです。

沖縄といっても、冬の夜は涼しいです。
火を囲んで鍋を食べると身体が温まります。
おしゃべり好きな安里おじぃのトークで場も盛り上がります。

時間がかかっていたじゃがバターも完成。
そして、ここはやんばるの森の中。
近くに明かりはないので、沖縄本島でも屈指の星空スポットとなっています。この辺からはもう、トークではなく男5人で星空を眺めていました。
写真には写らない絶景です。
そんなこんなで時刻は21時。ここでお開きです。本当は20時までの予定でしたが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
★参考:居心地のいい空間を目指して
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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