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今回は2020年2月「沖永良部島旅行記」その2をお届けします。
★前回の記事★
島を車で案内してもらいました。
沖永良部島に着いてすぐ、中田さんが与論島で知り合ったという方と合流。

車に乗せていただき、島を案内していただくことになりました。

旦那さんがトルコ、奥さんは大阪の方。島に移住体験で滞在しているそうです。
お二人が与論島へ遊びに行ったとき、たまたま中田さんと出会ったそうです。

和泊町役場にやって来ました。
沖永良部島は1周40km。車であれば3~4時間程度で周ることが出来ます。それほど大きな島というわけではありませんが、島には和泊町と知名町の2つの町があります。
ひとつの島に行政が複数ある場合、大抵仲が悪いのですが、沖永良部島はいかに…

宿の予約もしていないということを相談してみました。
するとさっそく、旦那さんが宿に電話をしてくれました(写真はは停車中です)。そして無事宿を確保。しかも1泊2000円とのことです。
これはありがたい。
沖永良部島は離島っぽくない
車窓を眺めていても「離島」という雰囲気をあまり感じることはありません。

島全体の人口は12,000人ほど。小学校の数は9つあり、高校も1つあります。道も綺麗で信号もあり、写真のようなチェーン店もあったり。
お隣の「与論島」の方も、お買い物の時は沖縄ではなく、沖永良部島へ行く場合が多いそうです。

道を迷って島の火葬場に辿り着いたの図。
この雨なので、島の自然や絶景を楽しめるようなスポットはどこもダメです。
鹿児島県のホームページには「花と鍾乳洞の島」と紹介されている沖永良部島。温暖な気候のため、四季を通じて熱帯や亜熱帯の花々が咲き、200から300ほどの鍾乳洞群があります。
鍾乳洞を探検する「ケイビング」も盛んです。
沖永良部島の亀仙人の話
「どこ行きたい?」と聞かれたものの、私と中田さんは沖永良部島について、本当に何も調べていませんでした。
我々は「島の面白い人に会いたい」と答えました。

「亀仙人」という名で親しまれている方に会いに来ました。

農業を営んでいる傍らで、ガイドのお仕事もされているそうです。
「はじめまして」の挨拶をしたと思ったら、始まったのはマシンガントーク(笑)内容としては「島の歴史」から、「浮気が多い」「誰々が捕まった」など、ディープすぎる島の話。
倉庫の中で1時間ほど立ち話をしているうちに雨は止み、青空が見えてきました。

亀仙人さんから聞いた話は色々ありすぎて、あまり覚えていないのですが、ひとつ印象に残っている話があります。
沖永良部島とじゃがいもの話
それは「じゃがいも農家」の話。沖永良部島ではじゃがいもの生産が盛んです。収穫期には全国から、短期アルバイトの若い人たちが島にやってきます。
農林水産省によると、日本のじゃがいも生産量のうち北海道産がおよそ8割を占めており、生産量2位が長崎県、3位が鹿児島県です。

亀仙人さんの畑に案内していただきました。
鹿児島県では4つの地区が「かごしまブランド産地」に指定されており、沖永良部島もそのひとつです。 沖永良部島は日本一早くじゃがいもの収穫が行われています。
北海道でじゃがいもの収穫が行われるのは7月から10月。春に九州でじゃがいもが収穫されるまでは、北海道で採れたじゃがいもが、少しずつ全国に出荷されているそうです。

ポニーが飼育されています。
その足元には…

じゃがいもが捨てられています。まだ2月上旬です。
2016年、北海道が台風の被害を受け、じゃがいもが全国で品薄になることがありました。ポテトチップスの販売も一時休止になりましたね。
一方で、沖永良部島のじゃがいも需要が伸びました。島では需要に応えるため、ここぞとばかりに大型機械を導入した農家さんもいたそうです。

しかし、北海道のじゃがいも生産が回復するにつれて、余るようになる沖永良部島のじゃがいも。
高額な大型機械を導入する際、巨額の借金を作った農家さんは相当厳しい状況になり、自殺してしまう人もいたとか。
もちろん亀仙人さんが言っていたことが、全て事実であるとは限りません。しかし「強みを持たずに量だけ増やすと飽和する」という亀仙人さんの言葉は最もだなと思いました。
日常生活では絶対会えないような人と出会い、話を聞くことが出来るのは、旅ならではのことです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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