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今回は「沖縄コーヒー農園 9月編」をお届けします。
★前回の記事★
おいしいコーヒーを作るための試行錯誤
コロナの影響で、安里おじいのコーヒー農園に行くのは、2カ月ぶりとなりました。

こちらは沖縄自動車道の終点・許田付近。コーヒー農園がある大宜味村までは30km。
あれ、こんなに遠かったけ…
ここに距離を示す看板は、以前はなかったはずです。
原付で長距離を走るのも久しぶり。心が折れそうになりますが、ここからもうひと踏ん張り。

ということで、安里おじいの農園に到着しました。
まずは、看板犬のボスがお出迎えをしてくれました。
久しぶりですが、ボスも私のことを覚えてくれているようでした。

地面に落ちたコーヒー豆。
コーヒーが育ちやすい土壌であるため、地面に落ちた豆を放っておくと、そこから芽が出てくるのです。

雑草たちの中に、艶のある葉があります。
こちらが、地面に放っておいた豆から発芽したコーヒーです。
しかし、美味しいコーヒーを育てる作業は、そう簡単なものではありません。

こちらは育て方や土など、条件を変えて、コーヒーの成長具合をチェックしている苗たち。
この苗を地面に植え付けて、収穫まで育てることとなります。

地面に苗を植えつけてから、こうした若芽が出てくれば、苗が地面に根付いた証。
一方で、植え付けをして、そのまま枯れてしまうことも多いそうです。

コーヒーは、植え付けから収穫まで、5年ほどかかると言われています。
つまり、生育の段階で試行錯誤した結果は、5年後にならないと分からないというわけです。

安里おじいがパンツ一丁で登場しました。

安里おじいがコーヒー栽培を始めたのは2014年ということで、本格的にコーヒーを収穫することが出来るようになったのは、まだ最近のこと。
より美味しいコーヒーを作るため、日々実験を繰り返しています。

コーヒーの生育と味に影響を与える要素のひとつが土です。
こちらは安里おじい手作りの肥料。
これをコーヒーの木の周囲に撒くことで、農薬に頼らないコーヒー栽培を行っています。

一部白いカビが付着しています。
これが栄養のある土の証なのだそう。
観葉植物を育てる時も、栄養と湿気が豊富な土には、カビが生えると言われており、調べると様々な対策が紹介されています。

この日は私がリヤカーを押して、安里おじいが土を撒くという流れでしたが、普段はこの作業を、おじいが1人で行っています。
10月になり、吹く風はだいぶ気持ちよくなりましたが、日差しはまだまだ強い沖縄。
草刈りなどのルーティン作業もあるので、なかなか大変です。
台風との闘い

コーヒーの木にたわわに付いた果実。
沖縄のコーヒーは、これからの時期(10月から3月)、黄色から赤色に色付き、収穫シーズンを迎えます。

しかしこの収穫シーズン、沖縄には毎年、猛烈な台風が襲います。
木が折れたり、果実が落ちたりはもちろん、潮風の影響も受け、写真のように、木が枯れてしまうこともあります。
沖縄以外でも、コーヒーの露地栽培を行っている小笠原諸島や徳之島は、台風の影響を受けやすい地域です。
国産のコーヒーがなかなか流通しない背景には、台風の影響もあるのです。

安里おじぃのコーヒーは、木が小さい段階で、囲いをつけることで、風の対策としているそうです。

今年は雨が多く、写真はコーヒーの苗を植えるために掘った穴ということですが、ここから水が引かないそうです。
ちなみに、コーヒーの生育には、年間1800mmから2500mmの降水量と、水はけのよい土壌が必要とされています。
コーヒーを味わう場所も大事
コーヒーの味には「雰囲気」も重要です。

ここにコーヒーを飲むための場所、通称カフェを手作りしています。
どんどん形が出来ていく様子を見るのは、感慨深いです。

まだまだやることは山積みのようです。
この木(プラスチック)は、斜面を降りるための階段として使われます。

そして、安里おじぃとコーヒーゆんたく。
「コーヒーを通じて居心地いい空間を作る」
この想いをたくさんお話ししていただけます。

安里おじいの農園にはシークワーサーも実っています。
こちらは収穫・出荷をしているわけではないので、獲り放題、食べ放題です。
日本で獲れるシークワーサーの99%が沖縄県産。
今年は沖縄県内で、シークワーサーの病気が流行っており、木々が枯れてしまうというニュースもありましたが、安里おじいのところにある木々は無事でした。

一般的にシークワーサーは、カボスやスダチのように、酸味を加えるために搾って使われるのが一般的ですが、今回は皮をむいてそのままいただきました。
酸っぱいのかと思いきや、甘くて美味しかったです。

シークワーサーを食べ終わると、おじぃが「行きたい場所がある」とのこと。
早速、おじぃの軽トラに乗って移動します。
看板犬のボスも荷台に飛び乗りました。
おじぃのコーヒの詳細はこちら
生豆直売所(豆が買えます)

コーヒー体験
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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