あなたは、タダでもらったメッシのスパイク(使用済み)を、100万円で売ることが出来るか。~観光アイデア教科書Vol.15~

観光アイデアノート

ある日突然、あなたは世界的に有名なサッカー選手・メッシが、実際の試合で使ったスパイクをタダで手に入れました。

あなたはこのスパイクを、100万円で売ることは出来ますか

今回は、メッシのスパイクを100万円で売るまでのプロセスを通じて、モノを高く売るためのフレームワークをご紹介します。

メッシのスパイクが10足もある

そもそもメッシのスパイクに100万円、もしくはそれ以上の価値があることは、調べなくても分かるはずです。

出典:wikipedia

世界年間最優秀選手に贈られるバロンドールを、歴代最多6度も受賞している、いわば「生ける伝説」ともいうべきサッカー選手が、実際に使っていたスパイク。普通であれば絶対に手に入りません。

それが手に入ってしまったのです。ここではさらに「しかも10足も」という一言を付け加えましょう。

手元に100万円のスパイクが10足もあるのです。全部売れば、あなたの手元には1000万円が入ります。さあ、どうやって売りますか。

100万円で売るため最初にすること

知り合いに相談する

多くの人がまずは、知り合いに相談するはずです。しかし、どんなに仲がいい人でも、あなたが持っているスパイクが本物であるかを疑うはずです。

本当にメッシが使っていたものである」という証拠がありません。

知り合いが疑うのであれば、企業やお店はなおさらです。仮にスポーツショップへ話を持って行ったとしましょう。

運よくそのお店の店長が出てきて、さらにその上の人に確認を取ってくれたとしても、やっぱり『本物』であることを証明する必要があります。

ちなみに、企業にアポを取るにあたって、お問合せフォームに連絡をしても、返事は来ないはずです。もちろん、やってみないと分からないので、無駄な作業ではありませんが、相手はあなたの情報を信じていないので、確率は低いです。

SNSでの発信

今の若い人がパッと思いつくであろうアイデア、「SNSでの宣伝」はどうでしょう。

あなたが普段から情報発信をしていて、フォロワーに信用されていれば別ですが、ある日突然、手元にあるスパイクの写真を撮って「メッシに貰ったスパイク、100万円で売ります」と投稿して、売れるでしょうか。

これが食べ物であれば、その場で試食したり、また新しいアプリであれば、その場で使ってもらったりという、お手軽な体験を通じて、お客さんはそれが「本物である」と信じることが出来ます。

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しかし、メッシのスパイクというモノを通じて、お手軽な体験を届けることは困難です。

どんな場合であるにせよ、まずは貴方の手元にあるスパイクが、「本物である」と信じてもらうことが重要です。

「本物」であると信じてもらう

では次に「信じてもらうための方法」を考える必要があります。

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これには色々な方法がありますが、一番分かりやすいのは、あなたがメッシからスパイクを受け取る瞬間を、動画に記録しておくことでしょう。その映像を見せることで、多くの人が信じてくれるはずです。

動画を撮影し、映像記録を残す

これは「動画を撮る」という準備をしておく必要があります。動画の中にはメッシだけでなく、自分自身も写っていると、よりリアルな様子を届けることが出来ます。

さらに「動画を撮る」準備としては、例えば以下のようなことが考えられます。

・撮影の構図はどうするか

・同行する撮影者は誰か

・どのカメラを使うか

モノを手に入れる前から、外への出し方をイメージして、準備しておく必要があるのです。

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こうした事前準備によって、あなたがメッシからスパイクをもらう瞬間を映像記録として残す事が出来ました。これによって、あなたの手元にあるスパイクが本物であることを、多くの人が信じてくれることでしょう。

では、その映像をあなたの知り合いに見せて、メッシのスパイクは100万円で売れるでしょうか。100万円はなかなか高額です。

誰に相談をするか

次は相談する知り合いを選ぶ必要があります。選ぶパターンは2つです。

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ひとつはお金持ちの知り合い。そもそも100万円を持っていない人にメッシのスパイクを(すぐに)売ることは出来ません。

もうひとつは、お金持ちの知り合いがいそうな知り合い。その人が100万円を払うことが出来なくても、知り合いを紹介してもらうことで、相談する相手を増やすことが出来ます。

少し話が逸れますが、これがあるから「学歴」が大事だったりします。例えば東京大学。ゼミの先輩に官僚がいたり、大人になると周りも権力者になっていたりする可能性が高く、何か困ったときに相談をすると、解決まで事がスムーズに運びやすくなります。

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しかし、これはあなたに「知り合いがいる」ときに限った話です。知り合いが全くいない場合、あなたはどうしますか。

今一度状況を確認すると、手元には「メッシのスパイク」と、それをもらった時の「証拠映像」もある状況です。

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社会人になって、新しく知り合いを作るのはなかなか難しいことです。ましてや、あなたが知り合いを作る目的は「メッシのスパイクを売る」ためです。仲良くなって、「100万円でメッシのスパイク買わない?」と相手に聞いた時点で、あなたは完全に【怪しい人】として認定されてしまいます。

フットサルチームなど、サッカーに関わるコミュニティに入って、ある程度メンバーとの関係が出来た段階で、「実はね…」という感じで、用意していた映像を見せるとどうでしょうか。

「欲しい人いたら100万円で譲るよ」と言った段階で、「お金取るのかよ」と思われる可能性が高いです。

米富裕層の納税状況(写真はゲッティ) 写真|【西日本新聞me】

つまり、メッシのスパイクを100万円で売るために、新しく知り合いを作るときも、最初から「富裕層」を選ぶ必要があります。

そうは言っても、実際に富裕層のコミュニティに入るのは、自分がお金を持っていないと難しいことです。そもそもお金があるなら、大々的なプロモーションを検討するという選択肢もあるでしょう。

では、お金がかからず、個人で出来る売るため手段。他に何があるでしょうか。

お金をかけず、個人で売る

露店を開く

【島根】山陰で「夏の終わり(森山直太朗)」を唄う友人を隠し撮り

人通りの多い場所で動画を流しながら、露店を開く。

こういった行為には規制などがありますが、路上ライブなど、暗黙の了解となっている場所も多いです。多くの人の目に触れることで、興味を持ってくれる人に出会える可能性が出てきます。

SNSでの発信

これは今アカウントを持っていなくても、10分あれば出来ることです。しかしあなたが無名の個人で、フォロワーもまったくいない状態で投稿をしても、見てくれる人はいません。

Twitterであれば「拡散」機能があるので、無名でも工夫をすれば、多くの人に投稿が見られる可能性があります。

企業への営業

売りたいものが「メッシのスパイク」なので、営業先はサッカーショップが現実的でしょうか。

田舎の小さなお店よりも、東京の方がお店の規模も大きく、またお店の数も多いです。

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映像と実際のスパイクを持って東京のお店に行くわけですが、いきなり「買ってください」では相手にしてもらえないはずです。

まずはお店のスタッフの人に「ちょっとご相談したいことがあるんですが、いいですか。」と声をかけましょう。そして、映像と実物を見せて、「今これを100万円で買ってくれる方を探してて…」と相談をするのです。

そこからは、お店を回ったり、人を紹介してもらったりして、買いたい人に会えるまで、数をこなすしかありません。

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また、映像記録をYoutubeにアップして、そのリンクを企業のお問い合わせフォームに送り、返事があったお店に行くというのも、数をこなすための方法です。

メッシのスパイクは腐るものではありません。どれだけ時間がかかっても大丈夫です。また、メッシそのものの価値も知られているので、細かい説明は不要です。

この一連の流れを設計するのが、マーケティングとも言えるでしょう。

「メッシのスパイク」を他のものに置き換える

メッシのスパイクはその価値が多くの人に知られていますしかし、人々にその価値が知られておらず、適正な価格で販売されていなかったり、全く売れていなかったりという商品が多いです。

メッシのスパイクは自分でその価値を伝えなくても、世間的に認められています。欲しい人は必ずいます。メッシのスパイクすら100万円で売れなかったら、他のものであっても、高値で売ることは無理でしょう。

この記事を、モノを高く売るためのフレームワークとして、これから「観光資源」「農産物」を売るパターンも検証していきたいと思います。

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