黒島ののどかな景色をご紹介 日本最南端の道もある|2021年→2022年 年末年始旅行記7

2021年→2022年 年末年始の旅

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その7をお届けします。

★参考:前回の記事★

子供たちの夢と子牛の行く末

八重山諸島のひとつ「黒島」を半日歩いて1周します。

時代を感じる看板です。一方で、Youtuberとして働くのであれば、基本的に住む場所は関係がありません。「仕事がないから島を出る」という、これまでの当たり前が変わることはいいことです。

牛たちはたくさん見かけますが、歩いていても、人にはほとんど出会いません。

野生化した動物と目が合ってしまった場合、襲撃される危険もありますが、彼らはその場から一切動かず、通り過ぎる私を目で追ってきます。

こちらは子牛です。黒島をはじめ、沖縄や奄美の島々で生まれ育った牛の多くは全国各地に出荷され、その後、松阪牛や神戸牛など、ブランド牛になっていくそうです。

家々が並び、恐らく黒島の中心部と言われるようなエリアに入りました。

商店や郵便局もあります。交番はありません。きっと必要がないのでしょう。

商店には「CONVENIENCE STORE(コンビニ)」と書かれていました。1975年から続いている、歴史あるお店のようです。

ここでは、手作りのお弁当などを買うことが出来ます。

日本最南端の県道を歩く

小さな島なので、あっという間に集落を抜けました。

真っすぐ2車線の道路が伸びています。写真では非常に地味ですが、こちらは「県道213号黒島港線」といい、国土交通省が定める「日本の道100選」にも選ばれている道路なのです。

また、石垣島には日本最南端かつ最西端の国道390号線がありましたが、県道213号線は日本最南端の「県道」になるそうです。もちろん、この道路からも牛の姿を見ることが出来ます。

ちなみに、最西端の県道は「与那国島」に通っています。

日本最南端の県道には信号機がありません。つまり、黒島には信号機がありません。そして、日本最南端の信号機はまた別の島にあるのです。

それにしても、小さな離島にいることを忘れさせるような、広い草原が広がります。年間を通じて温暖なため、牧草が枯れることがなく、牛の生育に適した環境になっているそうです。

黒島展望台からの景色

黒島の中心部にある展望台に到着しました。パッと見では、ここが展望台であるとは思えない、独特な外観です。

今回私は伊古桟橋を経由してきましたが、港から歩いてくると、約20分ほどで着くことが出来ます。

展望台からは、高い建物や山がなく、緑が広がる黒島の景色が広がります。海からは少し離れているので、海の景色を楽しむ場所ではありません。

足元に八重山諸島の島々が書かれていました。残り2日で、この中からあと3つの島に上陸する計画です。

小さな島の景色と黒島研究所

黒島の展望台から歩いて港を目指します。時間はあるので、少し遠回り。

黒島小中学校。小学校と中学校がひとつになっているのは、小さな島ではあるあるのことです。

小学校については明治26(1893)年創立ということで、130年近くの歴史があります。現在はどれくらいの数の生徒が通っているのでしょうか。この島で生まれ育ったら、どんな人生を送ることになるのか、気になるところです。

少し冒険して、舗装されていない道へやってきました。

道の両側に広がるのは草原。遠くには山も見えており、ここが小さな島であることを忘れさせるような景色ですが、遠くに見えている山は「西表島」。海を挟んで対岸に浮かぶ島が見えているというのは、やっぱり小さな島だということです。

しばらく歩いて、「黒島研究所」という施設に到着しました。こちらではウミガメの調査・研究が行われており、施設の中を見学することも出来るため、黒島の観光スポットのようになっています。

入口に「サメ出没注意」の看板がありました。これはいったいどういうことでしょう。

庭の池に泳いでる魚といえば「鯉」が一般的ですが、ここでは「サメ」が泳いでいるのです。

草刈り役としてヤギも飼育されていました。

★参考:黒島研究所ホームページ★

黒島研究所
沖縄県竹富町の黒島にある研究所。主にウミガメの研究をしている。研究の成果を一般に伝えるための展示室がありサンゴの標本や民具、さらにウミガメをはじめとする黒島の動物たちを飼育展示している。小さな博物館&水族館的な施設で、観光スポットにもなっている。

ウミガメ研究所は入館料500円がかかるため、中には入りませんでした。再びサバンナの原野を思わせるような景色の中を歩きます。

牛がどこかへ行ってしまわないための対策だと思われる石の壁が設置されています。まるで古代遺跡を思わせる光景です。未来の人たちは、きっとこの石の壁を発掘して、「黒島に神殿があったのでは」といったような調査をすることでしょう。

森の中に入っていきます。道端におかれているピンク色の塊も、牛の牧草が入った「牧草ロール」です。

森を抜けると海が見えてきました。「抜けた先でどんな景色が広がるだろう」、これがなかなかワクワクするものです。

港からも近い場所にある「西の浜」に到着しました。沖縄では「西」と書いて「いり」と読み、「北」と書いて「にし」と読みます。夕方で曇ってしまい、少し暗いですが、海は綺麗です。

ビーチの全長は2kmにもなるそうで、ウミガメも産卵のために上陸します。この日はほとんど人がおらず、プライベートビーチ状態でした。島と島に挟まれた瀬戸になっているため、流れが速く、遊泳は禁止されています。

黒島の北半分を歩いて周りました

西の浜でしばしのんびりしてから、港へ戻ります。

こちらのプレハブ小屋には「牛の病院」と書かれています。人間の診療所もありますが、人口10万人あたりの牛の病院数は、黒島が日本一となるでしょう。

車がまるごと不法投棄されていました(笑)

レンタサイクルを借りることも出来ますが、今回は半日歩いて、黒島の北半分を周りました。噂には聞いていましたが、その噂の通り「牛の島」でした。リゾート感はありません。

もちろん海も綺麗なので、1日時間をかけて、素朴な雰囲気に癒されたいという方におすすめの島です。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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