徒歩で島に渡る!? 西表島から歩いて由布島に上陸 水牛車の写真撮り放題|2021 旅行記14

2021年→2022年 年末年始の旅

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今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その14をお届けします。

★参考:前回の記事★

石垣島から西表島に上陸

2021年12月30日、年末年始の旅の3日目は石垣島のゲストハウスからスタート。

夕方の飛行機で石垣島から中部国際空港へ移動しますが、それまでの時間は西表島へ渡ります。朝起きて、部屋のテレビを付けると、ちょうど西表島が紹介されていました。

ということで、3日連続でやって来たのは石垣港離島ターミナル。8時30分発の安栄観光の船で西表島・大原港へ向かいます。

★参考:安栄観光と八重山観光の違い★

石垣島から西表島・大原港までは約45分の船旅。

西表島に上陸しました!これにて八重山諸島の定期船がある島を制覇です。

14時の船で石垣島へ戻るので、西表島での滞在時間は約5時間しかありませんが、今回は西表島からさらに「由布島」という離島へ渡ります。

まずは大原港を9時36分に発車する西表島交通・白浜行き(日本最南端の路線バス)に乗車。

由布水牛車乗場まで移動します。所要時間は約20分、運賃は450円です。

路線バスの車窓から見る島の景色

周囲130kmの西表島。沖縄県では本島に次ぐ大きさの島ですが、約2400人しか住んでおらず、面積の9割が亜熱帯林(国有林)となっています。

バスの車窓からもうっそうとした木々の緑が見えました。

こちらは日本最大規模のマングローブ林が広がる仲間川。沖縄の離島にいるとは思えないような景色です。

それもそのはずで、西表島は地殻変動や海面変動によって、ユーラシア大陸から分裂して出来た島。つまり、多くの沖縄の島々とは異なり、サンゴの影響を受けていないのです。

★参考:サンゴで出来た沖縄の島々★

大陸の一部から島になると、もともといた動植物も変化に対応するため、独自の進化を遂げた後に固有種となりました。有名な固有種が「イリオモテヤマネコ」。日本に2種類しかいない野生ネコのひとつで、絶滅危惧種となっています

★参考:もうひとつの野生ネコ★

西表島観光の大型バスにもイリオモテヤマネコがいました

独自の生態系が評価され、2021年に奄美大島・徳之島・沖縄北部(やんばる)と並んで、西表島は世界自然遺産に登録されました。

今回の滞在では、西表島の自然に触れる時間が全くありませんでしたが、バスの車窓からそれらしい景色を見ることが出来ただけでも満足です。

「由布水牛車乗場」バス停に到着しました。

水牛車で渡る島・由布島へ

バス停の名前にもなっている通り、ここから由布島へは水牛車で渡るのが一般的です。

時刻表もあります。水牛車は9時から16時の間、30分おきに運行されており、個人の場合は予約も不要です。

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乗車券はバス停の前にある旅人の駅・由布島で購入します。料金は往復で2,000円(入園料を含む)。大きな荷物はここに無料で預けることが出来ました。

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そしてこちらが水牛。Wikipediaによると、主に東南アジアに生息し、肉や乳を得られるだけでなく、水田での労働力として活用されているそうです。肉は固いため日本では食されておらず、英語でも「牛肉・Beef」ではなく「水牛肉・Carabeef」と訳されます。

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家畜伝染病・口蹄疫を予防するため、水牛に触れることは出来ません。口蹄疫はヒトに感染する一方で、ヒトを通じて家畜に感染することもあるそうです。

由布島に歩いて上陸する!

水牛?それともヤギ?

水牛車で渡る島は日本でここだけ。そのため水牛車に乗ること自体が、西表島で人気の体験となっています。

この日も多くの観光客が訪れていました。

西表島と由布島の間はこんな感じ。潮が引いて海水はほとんどありません。

ということで、今回私は水牛車を利用せず、西表島から由布島まで徒歩で渡ります

この日私が到着した10時過ぎの潮の高さは70cmほど。

水牛のサイズはこんな感じ。大人の女性の足の長さと、水牛の足の長さは大して変わりません。

運休日は設定されていないので、満潮の時間でも、水牛の足より潮が高くなることはのないでしょう。

なお、潮の満ち引きによって、水牛車の営業時間も変わるようなので、事前に由布島のホームページでチェックが必要です。

徒歩で渡る人は少ない

由布島には十数人が住んでいるそうですが、一般的な離島と異なり、歩いて島へ渡る場合も入園料金700円を支払う必要があります

この時は旅人の駅で料金を支払いましたが、2022年1月からは旅人の駅が閉鎖され、水牛車の運賃も入園料も由布島上陸後に支払うようです。

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橋で繋がっていない有人島に歩いて上陸するというのは、初めての経験かもしれません。

こちらは帰り、由布島から西表島に歩いて渡った動画ですが、雰囲気は行きも帰りも変わりません。

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サンダルを持参していなかったので靴のままです。途中までは水たまりを避けて歩けましたが、途中で諦めて、くるぶしくらいまで水に浸かりました

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水牛車を利用して由布島に上陸している人はたくさんいますが、歩いている人が誰もいない理由はこれでしょう。

一方で、船で渡るには水深が浅すぎます。そのため由布島では、島の開拓当初から、島民の方の移動手段として水牛車を利用していたそうです。

由布島にて 昔の水牛車

現在の水牛車は屋根と窓が付いて、雨風を凌ぐことが出来るようになっただけでなく、大型化されていることが分かります。

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ちなみに西表島から由布島へ繋がっている電柱には「由布」と書かれていました。この電柱と電線は台風にも強いようです。

水牛車の写真撮り放題!サンダル持参がおすすめ

水牛車を利用すると、濡れる心配もなく、徒歩より若干早く島に渡ることが出来ます。

一方、歩いて由布島へ渡ると、こうした水牛車の写真をたくさん撮ることが出来ます。

サンダルを持参して、往復のどちらかだけでも、島と島の間を歩いてみるのがおすすめです。

西表島側には足を洗うためのホースも用意されています。

途中で休憩している水牛がいました。のどかで癒される光景です。

自動車のタイヤ痕がありました。車で渡ることも出来るのでしょうか。

出発から約15分、由布島に上陸しました。そしてやはり、軽自動車が停車しており、どうやら関係者の方は自動車で島に渡ることも出来るようです。

それではここから由布島を探検します。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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