原付で乗船!本部港から那覇へ 待ち時間は瀬底大橋がおすすめ|原付 ラストランその5

南国日記~沖縄移住の記録~

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「原付 沖縄ラストラン」その5をお届けします。

★前回の記事★

3年通ったコーヒー農園へ

壊れかけの原付を走らせ、何とか那覇から名護までやってきました。

目的地は名護からさらにその先、やんばるの森の中にある、安里おじいのコーヒー農園です。

これまでは休憩なしで走り、農園で数時間過ごし、その日のうちに那覇まで帰っていましたが、今回は原付を休ませるため、名護に1泊

この休憩が、どれだけ原付の負担を減らすことが出来たのかは不明ですが、この日も原付のエンジンは快調。

天気も良く、すがすがしい空気のやんばる路を走ります。

名護市街地を抜けると、国道58号線は海のすぐそばを走ります。

海の向こうに見えているのは「古宇利島」です。

ハブと思われる大きな蛇が道路に潰れていました。

春はハブの交尾期とのことで、活動が活発になっているものと思われます。

ということで、やんばるの山の中にある、安里おじいのコーヒー農園に到着しました。

2019年の夏から3年近く通わせてもらいましたが、この原付でここまで来るのは、これが最後です。

本部港から原付を船に乗せる

やんばるの森の中にある、おじいのコーヒー農園から、原付で那覇へ帰ります。

その距離は約80km

今までは4時間近く走り、その日のうちに帰宅することが出来ていましたが、もう私の原付はボロボロ。

エンジンがいつ動かなくなってしまうか分からない状況でした。

ということで、今回は本部港から、原付を船に乗せて那覇へ向かいます。

ゆっくり走って約2時間、途中で原付が壊れることもなく、本部港に到着しました。

鹿児島からやって来る船が、本部港に入港するのは16時40分

本部港の待合所は広々としており、ベンチも多くWi-Fiもサクサク。

長い待ち時間でも、なかなか快適に過ごすことが出来ます

待ち時間に瀬底大橋へ

ただ、この日は天気がよかったので、本部港から10分ほど原付を走らせ、瀬底大橋にやってきました。

多くの人が車で素通りしてしまう場所ですが、瀬底大橋の上からは、この美しい海を見ることが出来ます。

★参考:瀬底大橋から見るアンチ浜★

海の透明度が高いので、砂浜から徐々に海が深くなっていく様子まで分かります。

一旦橋を渡り切って、瀬底島に上陸。そこですぐに折り返して反対車線へ。

こちらの景色がまた綺麗なのです。

沖縄本島屈指の絶景ビーチ「アンチ浜」を見下ろすことが出来ます。

アンチ浜はネット記事をはじめ、様々なメディアで紹介されているので、この日も多くの人で賑わっていましたが、歩いて瀬底大橋を渡っている人はゼロ

古宇利大橋が有名な一方で、こちらの絶景は、ほとんど知られていないと思われます。

原付のミラーにも、スカイブルーの海が映ります。

日差しが強く、日焼けは必須ですが、原付で海沿いをのんびり走ることもまた、知られざる沖縄の楽しみ方です。

こちらも瀬底大橋からの景色。本部町の集落が見えています。

サンゴの上に建物が建てられ、沖縄が「うるま(沖縄方言:サンゴ)島」と言われる理由がよく分かる景色です。

マルエーフェリー入港!いざ原付で船内へ

瀬底大橋から本部港に戻ってきました。

鹿児島~那覇航路はマルエーフェリーとマリックスラインが、毎日交互に運航していますが、この日はマルエーフェリーです。

基本的に、原付や徒歩の乗船は予約不要

乗船券販売時間に合わせて、港へ行けばOKですが、繁忙期は事前に問い合わせが必要かもしれません。

乗船券をゲットしました。

一緒に渡されたのは原付の待機場所についての案内。「8:50までに」と書かれていますが、こちらは沖縄から鹿児島へ向かう時の時間。

那覇へ向かう場合は、16時40分までに、指定の場所へ向かう必要があります。

そして、原付にはこちらのシールを装着。

車や自転車とは異なる、原付だけの料金設定がされています。

■ 原付の料金は こちら

船は時間通り、本部港に入港しました。

まずは、港に待機していたフォークリフトたちが、続々と船内に乗り込んでいきます。

コンテナを積み下ろしたら、今度は車たちが下船。

車の下船とコンテナの積み下ろしは、同時並行で行われています。

この日はタンクローリーも載っていました。

こちらのコンテナは冷蔵用。生鮮食品やパンなどが、このコンテナで運ばれます。

私は原付にまたがって、荷役の様子を眺めていましたが、周囲は車両の往来が激しいので、なかなか危険です。

そのため、徒歩のお客さんは、港の待合室から、こちらのバスで乗り場まで移動します。

もちろん、このバスに乗るために、追加で費用が発生することはありません。

那覇まで約2時間の船旅

一通り荷役が落ち着いたら、私の原付は最後に乗船

車両が乗るスペースは2階建てになっており、私の原付はその2階へ。

タイヤが滑らないようにするためか、船内の坂道はボコボコになっており、タイヤがパンクするのではないかと、かなり心配しましたが、何とか耐えてくれました。

こちらが原付を預けている控えです。

ちなみにこの日、原付で乗船しているのは私だけでした。

原付を止めてからの案内はなかったので、少し車両甲板を彷徨いましたが、この場所から客室へ移動することが出来ます。

さらば本部港、那覇までは約2時間の船旅です。

二等和室で横になってくつろいだり、無料でシャワーを浴びたりすることも出来ますが、このときは、那覇へ着くまでずっと、デッキに出て過ごしていました。

海の向こうに太陽が沈みました。

沖縄に移住してから約3年半で、この航路にはなんだかんだで10回以上乗船しています。

今後も、思い出の航路となりそうです。

無事、那覇に帰ってくることが出来ました。

これにて原付のラストランも終了

3年半、沖縄本島を駆け巡り、その走行距離は約3万キロ

原付にとっては、かなり過酷だったと思いますが、おかげでたくさんの思い出とネタを作ることが出来ました。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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