クイーンコーラルクロス 那覇から本部港まで乗船!ビューシートがおすすめ|2021 旅行記3

御船印の旅

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回はマリックスラインの新造船「クイーンコーラルクロス」の就航初日に乗船した時の様子その3をご紹介します。

★前回の記事★

クイーンコーラルクロス 那覇出港

マリックスラインの新造船・クイーンコーラルクロスの就航初日に乗船しました。

船の現在地を示す地図には、しっかり「クイーンコーラルクロス」と表示されています。鹿児島到着が8時30分となっていますが、これは誤表示ではなく翌日の8時30分。沖縄から鹿児島まで25時間半かかるのです。

今回は那覇から本部港までの利用なので、2時間ほどの乗船です。

こちらは4階デッキの様子。11月も下旬になる頃ですが、皆さん薄着で出港の時を待っています。

4階から3階のデッキへ移動することは出来ますが、屋上へ出る階段は立ち入り禁止となっていました。

朝7時、太陽が昇る一方で、月もまだ出ている中、クイーンコーラルクロスは鹿児島に向け那覇港を出港しました。

セレモニーなどはなく、お見送りの方も皆無。地元メディアの方もいませんでした。観光を重視している沖縄県ということもあり、この塩対応には少し驚きました。

船内にも、鹿児島県観光連盟による就航を祝う旗が掲出されている一方で、沖縄県側からは特に無く… これから20年近く活躍するであろう定期船の就航初日にも関わらず、全く注目されていなかったようです。

ビューシートからの景色がおすすめ

新造船が初めて那覇を出港する、記念すべき瞬間を見届けた後は船内へ。

2等室を予約していましたが、本部港に到着するまで部屋にはほとんどおらず、こちらの「ビューシート」という空間で過ごしていました。

場所も分かりにくく、雰囲気的にも「秘密の部屋感」があるここからの景色が素晴らしかったのです。

窓の外には船首と青海原が広がります。

コンセントもあるので、船旅ならではの景色を楽しみながら作業することが出来ます。しかし、窓には「注意」というシールが張られており、何かに注意が必要なようです。

船の前方は、波しぶきを受けて窓が割れる可能性があるのです。窓は二重になっているので、大きな波1発では恐らく問題ありませんが、もし外の窓が割れてしまっているときは、危険ということです。

この日は本部港から先、与論島と沖永良部島が海上荒天により「条件付き運航」となっていました。

穏やかな海を眺めるのもいいですが、荒れた海を進む、船の雄姿を見届けるのも面白そうです。

途中では、大阪から2日間かけてやってきたマルエーフェリー「琉球エキスプレス6」とすれ違いました。

この尖がった形の島といえば伊江島です。

やんばるの山々や本部半島が近づいてきました。

海面に茶色い帯があります。これが軽石です。本島と周辺の離島を結ぶフェリーなどは、軽石の影響で欠航となっていましたが、この船は何事もないかのように軽石の帯を通過していきました。

★参考:沖縄の軽石について★

ビューシートには私の他に、就航初日のクイーンコーラルクロスに乗るために、沖縄へやってきたと思われる方が2名。会話を聞いていると、お二方は初対面のようでしたが、なかなかマニアックな船トークを展開されていました。

本部港で下船 鹿児島行きの船を見送る!

本部港が近づいてくると、お二方は船の接岸が「右舷か左舷か」の予想をされていましたが… どうやら左舷のようです。

基本的に、接岸時の船の向きは港ごとに決まっています。

船を固定するためのロープを港へ投げるための銃?も新品でピカピカです。

船が接岸する様子を前方で撮影してみました。恐らくこの部屋の真上が操舵室なので、船長さんと同じような景色を見ながら、接岸の様子を見届けることが出来ます。

定刻通り9時に本部港へ到着しました。青空に水色の船体が映えます。

そしてお見送り。きっとこの船もこれから20年近く活躍するはず。その最初に乗ることが出来たのは、本当によかったなと思います。

船の方からも、スタッフの方が手を振っていました。やはり那覇で見送りが誰もいなかったのは、異例の光景だったといえるでしょう。

私も旗を頂いて、鹿児島へ向かう船をお見送り。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_0717-1024x768.jpg です

きっといつか「この船を見送ったときは若かったな」と、しみじみ思い出す時が来るはず(笑)おがさわら丸と並んで、私にとって思い入れのある船になりそうです。

.

今回はここまで。本日もありがとうございました。

★こちらもおすすめ★

コメント

タイトルとURLをコピーしました