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今回は「2019年→2020年 年末年始の旅」旅行記その2をお届けします。
★前回の記事★
石巻駅からフェリー乗り場へ
青春18きっぷを利用して電車を乗り継ぎ、石巻駅に到着しました。
田代島へ向かうため、駅から船が出ている中央港まで、1kmほど歩きます。石巻市役所のホームページを確認すると、田代島へ行くには「門脇港」から船に乗る必要があるかのように案内されています。中央港からも門脇港からも、田代島までの料金は同じ。個人的には石巻駅からも近い、中央港がおすすめだと思います。

街を歩いていると、こんなオブジェが点在しています。

仮面ライダーやサイボーグ009などで知られるマンガ家・石ノ森章太郎氏(登米市)と縁があるそうで、石巻では「漫画によるまちづくり」が進められています。

まちかどにある小さな三越。こちらは超有名な百貨店ですが…

近くには、石巻市の有形文化財に指定されている百貨店「観慶丸商店」もあります。現在は石巻の歴史・文化についての展示施設と、文化交流のための貸スペースを併設した、文化発信拠点になっているそうです。

船乗り場に到着。この船に乗船し田代島へ渡ります。ちなみに、奥に建っているドームは石ノ森萬画館です。

乗船券を購入しました。田代島までは往復2,500円。船の出港は12時30分。少し時間があったので、港のそばにあるいしのまき元気いちばで昼食を探すことに。

ここには魚・農産物・特産品など、石巻や宮城の品が揃っており、2階はフードコートにもなっています。

300円前後のお手頃な商品がなかったので、ここで昼食は諦めました。そして近くにコンビニもなかったので、この日は昼食そのものを諦めました。
田代島上陸!島を歩く
時間になったので、いよいよ船に乗り、田代島へと渡ります。

船は2階建てで、1階が床席、2階が写真のような椅子席になっています。

たまたま私が座った席にだけ、コンセントがありました。

快晴の下、田代島に向けて出港。およそ1時間の船旅です。田代島は「猫の島」として知られており、この日も船内はそこそこ混んでいました。

見えているのは牡鹿半島。さすがに風が冷たいので、写真だけ撮って船内へ。

船はほとんど揺れることなく進み、しばらくすると田代島が見えてきました。

そして、田代島に上陸!

田代島の滞在時間は約2時間。私が船を降りたのは、島の北にある大泊港。ここから島の南にある仁斗田港まで、約2kmを歩いて、帰りは仁斗田港から船に乗船します。

歩き始める前に、港の目の前にあった神社へ。急な階段を登ると、真っ赤な鳥居が現れました。

鹿嶋神社。大泊浜に悪いことが起こると、神霊が鹿の鳴き声を発して知らせたそうです。
猫神社に到着!
ということで、仁斗田港を目指して歩き始めます。

港を少し離れると、竹林がありました。沖縄に竹林はないので久しぶりの光景です。

ちなみに、まだ私の前に猫は姿を現していません。似たような例で、「ウサギの島」と呼ばれる大久野島(広島県)の場合、上陸直後から多くのウサギを見ることが出来ます。田代島は、単純に猫の数が多いことが理由で「猫の島」と呼ばれているわけではなさそうです。
★参考:大久野島旅行記★

どうやら集落は仁斗田港にあるようで、大泊港周辺には家々が少ないです。そして猫もいないので、木々に囲まれた道を黙々と歩きます。夏の期間はレンタサイクルもあるようですが、この冬の時期は歩くしか、観光の方法はありません。

港からは2つの道が伸びており、ここが2つの道の合流地点。船を降りた人のほとんどが、同じ道へ行ったので、私はもう一方の道を歩いて、ここまで来ました。
私の他の皆さんが行った道沿いには、古民家カフェや民宿、お寺などがあったようです。

港から歩くこと約20分、猫神社に到着しました。GoogleMapでは「美與利大明神」と表記されているので、恐らくそちらが正式名称であると思われます。

そしてついに、田代島に上陸して初めて猫の姿を見ることが出来ました!しかし、日本の離島はどこもネコが多く、最近はPRとして「猫の島」を謳う島が増加しています。

田代島もそうした島のひとつで、「野良猫」がたくさんいるのだろうと思っていましたが、猫神社の雰囲気は、観光客向けの安っぽいものではありません。

猫への餌やりを禁止する看板が置かれていました。島民の方によって、島の猫はご飯は与えられているので、観光客が次々とおやつなどをあげてしまうと、食べ過ぎの状態になってしまうとのこと。

仁斗田港にはネコごはんおあずかりBOXがあります。本当にネコのことを思う人は、持参したネコのおやつやご飯を、ここに預けるべきでしょう。そうでない場合は、ネコのためでなく、自分が楽しむための餌やりでしかありません。

田代島の猫には予防接種も施されているようです。田代島は猫がたくさん見られるわけではなく、大切に守られているから「猫の島」なのです。
この理由については、次回詳しくご紹介します。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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