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今回は【初めての小笠原諸島旅行記】その14をお届けします。
★前回の記事★
ドルフィンスイム・南島上陸 半日ツア ー
父島滞在4日目。この日の午後、東京へ戻るおがさわら丸に乗船します。

朝陽を見るため、集落の中心にある「大神山神社の展望台」へやって来ました。

朝焼けに染まる二見湾。

船の出港は15時半なので、午前中はドルフィンスイム・南島上陸ツアーを予約していました。料金は5000円。果たしてイルカと泳ぐことは出来るでしょうか。
★参考:小笠原の海のツアーについて★

朝陽を見た後は、宿へ戻り準備。
集合は8時だったので、バタバタしながらツアーの船に乗り込み、二見港を出港しました。

快晴の下、沖へ向かっていきます。

運がいいと、二見湾内でもイルカに出会えるということで、船に乗っている皆さんで、海面から出ているイルカの背びれを探します。

ちなみに、ドルフィンスイムには、ダイビングなどの免許は不要。足が付かない場所で、泳ぐ(浮かぶ)ことが出来ればOKです。

二見湾を出ると、水平線の先に「母島」も見えました。
野生のイルカと泳ぐ!
この日のツアーは満員!と言っても、小笠原ではエコツーリズムの観点から、定員は多くても30人程度と、少なめに設定されています。

年間を通じて、野生のイルカと泳ぐことが出来るのは、日本では小笠原だけ。
ツアーに参加して、青海原で泳ぐイルカを見る、そして一緒に泳ぐことは、小笠原旅行で欠かせない体験のひとつと言えるでしょう。

とはいえ、相手は野生の生き物。
ツアーに参加したからと言って、必ずイルカに出会えるわけではありません。

繁忙期には、ウェザーステーションからも、ツアー業者のスタッフがイルカ(やクジラ)を探しており、船と携帯で連絡を取り合っています。

こちらもウェザーステーションで撮った写真。海の真ん中が白くなっていますが、これはクジラがジャンプした後の波しぶきです。
ここからツアー中の船に連絡が入り、イルカやクジラがいる場所まで急いで移動します。

ツアーを出している業者同士も無線で連絡を取り合っているので、ツアーに参加すると、イルカやクジラを見ることが出来る可能性は高いです。
イルカ発見!

イルカの背びれを見つけたら、船で一気に近づいて、その間に参加者はシュノーケルをセット。

船長さんの『はい、入って右 !!! 』の合図で、船尾から海へ飛び込みます。

海に入った直後は、泡だらけで水中の様子は全く分かりませんでしたが、数秒のうちに視界はクリアになり、イルカの姿を確認することが出来ました。

イルカはゆったりと泳いでいますが、これがなかなかのスピードなので、一緒に泳ぐのはかなりハード。

シンプルに、海の透明度の高さも凄いですが、イルカと一緒に泳いでいる時は、そんなことを気にしている余裕もありません。
一方で、運がいいと(泳ぎが上手だと)、イルカの方から人間に近寄ってきてくれます。
普通の野生動物は、人間を警戒して逃げるか、クマのように攻撃をしてくるので、イルカならではの習性といえるでしょう。

そして、そのイルカの人懐っこさとつぶらな瞳に、心を奪われる人が多いのです。
★参考:イルカを食べました

イルカの姿が見えなくなったら、船に戻ります。
小笠原諸島では、1つのイルカ(の群れ)に対して、5回までエントリー(一緒に泳ぐ)OKという、自主ルールの下でツアーが行われています。
イルカを探して、見つけたら海に飛び込むというのを、何回か繰り返すので、1日ツアーだとくたくたになります。
半日ツアーで十分かなというのが、個人的な感想です。
ただこれは、私の運がよく、半日ツアーでも、何回かイルカと一緒に泳ぐことが出来たからこその感想かもしれません。
野生のマンタとも泳ぐ
イルカと泳ぎ、船でまったりしていると、突如「マンタ!入りたい人準備!」という、船長さんの声が響きました。
急いで準備して海の中へ。

そこには、ゆったりと泳ぐマンタがいました。
石垣島でも、マンタシュノーケルを楽しむことが出来ますが、小笠原の海のツアーは、マンタがメインではありません。

ミクロネシアで、世界中の海に潜っているダイバーの方たちから話を聞いた時も、皆さん「マンタと泳ぐ」ことに憧れていました。
今回は、イルカを探していて、たまたまマンタがいたのです。

恐るべし、小笠原の海。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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