感動のお見送り!帰りのおがさわら丸 24時間の過ごし方|初めての小笠原諸島 旅行記最終回

初めての小笠原諸島

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は【初めての小笠原諸島旅行記】最終回をお届けします。

★前回の記事★

さらば小笠原諸島 行ってきます!

午前中の半日ツアーに参加して、父島へ戻ってきました。おがさわら丸の出港までは、残り約3時間です。

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微妙な空き時間なので、集落をぶらぶらして過ごします。

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こちらは集落の目の前にある前浜。海面にヤシの木が映っていますが、思えば「行きたくない」から始まった今回の旅でしたが、結果として最高に楽しむことが出来ました。

★参考:今回の旅のはじまり★

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こちらは、お土産屋さんに並んでいた小笠原名物「亀カレー」。

亀というのはアオウミガメのこと。

小笠原では、貴重なたんぱく源として、昔からウミガメを食べる文化があり、現在でも年間135頭の捕獲が認められています。その一方で、ウミガメの保護・観察・調査により、その数を増やすことにも成功しています。

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15時、いよいよ出港の時がやってきました。

港には多くの人たちが集まり、安全航海を祈る、小笠原太鼓の勇壮な調べが響きます。他の離島では見られないような活気です。

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15時30分、多くのお客さんを乗せたおがさわら丸は、ゆっくりと動き出しました。

港から届くのは「さようなら」ではなく、「いってらっしゃい!!」の声。それに対して、船からも「行ってきます!!」という声が響きます。

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おがさわら丸を降りて、父島に上陸した人は皆「おかえりなさい」 と声を掛けられます。それは小笠原の旅が「行ってきます」で終わるからなのです。

日本一盛大で感動的な見送り

父島から東京・竹芝桟橋へ向かうおがさわら丸の見送りは、日本一盛大で感動的だと思います。

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ツアー業者の船が、おがさわら丸に並走してお見送りをしてくれるのです。

おがさわら丸・父島出港 ~ 日本一盛大で感動的お見送り~

まるで自分が映画のワンシーンのようですが、これが基本的に毎便で行われています。

おがさわら丸、父島出港 ~見送り船からの景色~

こちらは別の時に撮った『見送る側』の景色。いわゆる「見送り船」は、出港のタイミングで声を掛けると、誰でも乗ることが出来ます。乗船料などはかかりません。

なお、おがさわら丸は基本的に6日に1便。1度見送ってしまうと、次の船が来るまで帰ることは出来ません。見送り船を体験出来るのは長期滞在の特権です。

【船旅】時化の小笠原諸島・父島でおがさわら丸を見送る

おがさわら丸に乗る人が少なくても、動画のような天気の時でも、見送り船は出ます(船の数の多い少ないはあります)。

小笠原に住んでいるのは、島で生まれ育った人よりも、その魅力に惹かれて移住した人がほとんど。こうした光景を見て、また島に帰りたくなる気持ちが分かってるからこそ、船の燃料費が赤字でも、未来への投資として、見送り文化は続いているのでしょう。

光通信でお見送り

見送りの船もいなくなり、少しずつ父島が離れていきます。それでもまだ、島からの見送りは続いているのです。

小笠原諸島 おがさわら丸見送りの光通信

父島出港後、晴れている日のおがさわら丸からウェザーステーションの方面を見ていると、何かがキラッと光る様子を見ることが出来ます。

これは「光通信」と呼ばれる、小笠原ユースホステルならではのお見送りです。

一方、こちらはウェザーステーションから見たおがさわら丸。鏡を使って太陽の光を反射させ、「いってらっしゃい」の想いを込めて、おがさわら丸に届けます。

おがさわら丸に乗っている人も、手鏡を持って甲板に出ているので、ウェザーステーションに光が帰ってきます。

これだけ便利になった時代に、超アナログでロマンチックなお別れの挨拶。

ここからは電波も繋がらなくなり、東京までの約24時間、およそ1000kmの船旅です。

★参考:東京でもお見送りがある★

現実に戻る時間 思い出を熟成させる時間

光通信の流れから、島で出会った人たちとの宴会が始まりました。

小笠原パッションフルーツサワーを片手に、皆さんと島での思い出を語り合います。

父島へ向かうおがさわら丸では、1人船酔いと戦っていましたが、帰りは1人旅であることを忘れるくらい、賑やかで楽しい時間でした。

船内あちこちで宴会が催されており、これほど賑やかな定期船も、他ではあまり見たことがありません。

水平線に太陽が沈みました。しかし、時間を気にする必要は全くありません。

帰りのおがさわら丸で過ごす24時間は、現実に戻るために必要な時間、かつ、思い出を熟成させるための時間と言えるでしょう。

海上時化の場合を除いて、おがさわら丸のデッキは22時まで開放されています。

夕陽が沈んだ後、帰りのおがさわら丸は星空も綺麗です。

夜のおがさわら丸のデッキにて

夕食はカップ麺。あとはお酒を飲みながら、他の方からおつまみをいただき、話をしたり星を見たり。船内の消灯とともに、翌朝、日の出を見る約束を皆さんとして宴会はお開き。シャワーと歯磨きを済ませて寝ました。

ちなみに、船内のシャワーやラウンジは、24時間無料で開放されています。

寒さで現実に戻される

5泊6日の小笠原諸島の旅、最終日の朝。

朝陽を見るため、4時過ぎに起床。

船の現在地を見ると、すでに小笠原諸島ははるか南に。それでもまだ、竹芝桟橋までは400km以上あります。

夜間はデッキへ出る扉に鍵がかけられているため、外へ出ることは出来ません。日の出に合わせて鍵が外されたので、さっそく外に出ると寒い!

父島との気温差で、一気に現実へ引き戻されたような気がしました。

空は雲が多いため、淡く焼けています。

結局そのままヌルッと明るくなりました。

その後日中はどのように過ごしていたのか、記憶も無ければ写真もありません(笑)恐らく、疲れ果ててずっと寝ていたのでしょう。

小笠原の旅が終わる、そしてハマる

朝焼けの次に残っていた写真がこちら。

東京湾アクアラインの換気口「風の塔」と船と飛行機。

ここまで来ると電波も復活し、海の色も変わり、見えてくるのは灰色のビル群。

行きはとてもワクワクするレインボーブリッジの通過ですが、帰りは現実に突入する門として、船に乗る人々に旅の終わりを告げる役割を果たしています。

15時30分、おがさわら丸は東京・竹芝桟橋に到着しました。最後にユースに泊まっていた皆さんで記念撮影。

「また会いましょう」

そんな約束をして皆さんと別れました。

初めての海外旅行で訪れた、ミクロネシア・ジープ島でおすすめされた小笠原諸島。

すっかりその魅力にはまってしまい、初めての小笠原諸島の旅から約4年半で、おがさわら丸には5年連続乗船、合計66泊もすることとなりました。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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