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今回は「初めての小笠原諸島旅行記」最終回です。
★前回の記事はこちら★
光通信でお見送り
私にとって初めての小笠原諸島の旅も、残すは父島から東京・竹芝桟橋までの24時間のみ。
見送りの船もいなくなり離れていく父島…
それでもまだ、島からの見送りは続いているのです。

この写真は別の時に撮影したもの。見えている島は父島です。
島の稜線をなぞっていくと白い小さな点があります。この小さな点は鏡の光です。
父島出港後、晴れている日にウェザーステーションの方面を見ていると確認することが出来ます。

一方こちらはウェザーステーションから見たおがさわら丸。手持ち鏡で太陽の光を反射させ、「いってらっしゃい」の想いを込めて、おがさわら丸に届けます。
おがさわら丸に乗っている人も、手鏡を持って甲板に出ているので、ウェザーステーションに光が帰ってきます。
これは「光通信」と言われる、小笠原ユースホステルのお別れのイベントです。

これだけ便利になった時代に、超アナログでロマンチックなお別れの挨拶。まあ大体、まだ電波が繋がるので、お互い電話をして「光が届いているか」確認したりしてます…笑
ここからは電波も繋がらなくなり、東京までの約24時間、およそ1000kmの船旅です。
水平線の先に夕陽が沈む
光通信の流れから、島で出会った人たちとの宴会が始まりました。

小笠原パッションフルーツサワーを片手に、皆さんと島での思い出を語り合います。

そうこうしているうちに太陽が沈む時間に…

水平線に沈む太陽。
お酒を片手にワイワイしながら、こんな絶景を眺めるという、とても贅沢な時間です。

太陽が沈んだ後はマジックアワー。時間を気にする必要もありません。
心ゆくまで目の前に広がる景色を楽しんでいると、あっという間に夜になってしまいます。
日本一賑やかな離島の定期船
海上が時化の場合を除いて、おがさわら丸のデッキは22時まで開放されています。

いつも思うのですが、父島から東京に帰るおがさわら丸は日本一賑やかな離島定期船です。
船内の至る所で宴会が行われています。
★参考:帰りだけじゃないです★
また、写真には残っていませんが、帰りのおがさわら丸は星空 も綺麗です。

最上階のデッキにあるベンチは、手すりや背もたれが無いタイプなので、そこで仰向けになってみると、文字通り、満点の星空に包まれる体験をすることが出来ます。
最終日の朝、寒さで現実に戻される
22時くらいになると、翌日また朝陽を見る約束をして、宴会はお開き。シャワーや歯磨きを済ませて寝ます。

5泊6日の小笠原諸島の旅。6日目の朝。朝陽を見るためにこの日も早起き。
ちなみに船内のシャワーやラウンジは、24時間無料で利用出来るのでありがたいです。

夜間はデッキに出ることが出来ないので、鍵がかけられています。
陽が昇る頃、鍵が開けられのと同時にデッキに出ると、寒い!

船の現在地を見ると、小笠原諸島はすでにはるか南。一気に現実へ引き戻されます。
何だか父島にいた時間が夢のようです。
小笠原の旅が終わる、そしてハマる

東京湾に入ると電波も復活します。海の色も変わり、見えてくるのは灰色のビル群。

行きはとてもワクワクする「レインボーブリッジの下を通過する」というイベントですが、帰りは到着直前を知らせる、切なくなる瞬間です。

15時30分。おがさわら丸は東京・竹芝桟橋に到着しました。最後に、同じ宿に泊まっていた他の方と一緒に集合写真を撮影。
「また会いましょう」
そんな約束をして皆さんと別れました。

初めての海外旅行で訪れた、ミクロネシア・ジープ島でおすすめされた小笠原諸島。
見事その魅力にはまり、はじめての小笠原諸島の旅から約4年半で、おがさわら丸には5年連続乗船して7往復。小笠原での泊数は66泊することとなりました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
☼上陸した島☼
No.12 父島(東京都)2016.9.8
No.13 南島(東京都)2016.9.11
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