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今回は「2019年→2020年 年末年始の旅」その14をお届けします。
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堀切港まで歩く
夜の京都を観光した後、東海道線の最終電車でやって来たのは、滋賀県・近江八幡駅です。

移動している間に日付は変わり、2020年1月4日、旅は8日目となりました。この日は琵琶湖に浮かぶ島・沖島に上陸します。
沖島へ渡る船が出る「堀切港」の最寄りは琵琶湖線の安土駅。しかし、安土駅から港までは約9kmも離れています。そのため、堀切港までは近江八幡駅から出ている路線バスを利用するのが一般的です。

こちらは沖島へ渡る船の時刻表。朝一番は7時から運航がありますが、近江八幡駅から堀切港へ向かうバスの始発は8時40分。朝一番の船で沖島へ上陸するためには、バス以外の方法で堀切港へ行く必要があります。

朝を迎え、時刻は5時半過ぎ。私は歩いて堀切港を目指すことにしました。

夜は「アットタイム 近江八幡店」で1泊。
近江八幡駅から1km、約15分ほど歩いたところにあるインターネットカフェです。シャワーを浴びることも出来ました。
近江八幡駅から堀切港までは約10km。GoogleMapの計算では2時間ほどかかるとされています。私は朝一で沖島に上陸したかったので、7時の船に乗るためには、遅くても5時には近江八幡駅を出発する必要があります。

しかし、5時はまだ、大阪・京都方面からの始発電車もまだ近江八幡駅に到着しない時間。そのため、前日のうちに近江八幡駅まで移動し、ネットカフェに泊まったのでした。気温は5度。歩いている人は誰もいません。
琵琶湖を爆走!船で沖島へ
途中にあったローソンで購入したパン(朝食)を食べながら歩きます。

道端に積み上げられた牧草ロール。近江八幡市を含む琵琶湖東部は「湖東平野」と呼ばれる平野が広がり、近江牛の生産が盛んです。近江牛は「松阪牛」「神戸牛」と並んで『日本三大和牛』のひとつに数えられています。

日本で最も歴史のある和牛とも言われ、琵琶湖の水を飲んで育った牛の肉は歴史上の偉人たちにも好まれたそうです。

ここには「日本一 水郷めぐり 船乗り場」という看板がありました。水郷とは自然に囲まれた低平な湿地が広がる景勝地のこと。福岡の柳川、茨城の潮来と並び、近江八幡は「日本三大水郷」のひとつとされています。船頭さんの手漕ぎ船で巡ることが出来て、この船が「日本一遅い乗り物」とも言われているそうです。

堀切港に着く直前、綺麗な朝焼けから一転、雨が降ってきました。

最後は傘を差しながら、琵琶湖沿いを歩きます。

ネットカフェから歩くこと約2時間、堀切港に到着しました。「関係者以外進入禁止」の看板がありますが、よく見ると「車輌」だけです。ここを入った先に、船の待合所があります。

「沖島」は、日本では唯一、世界でも4島しかない、淡水の湖に浮かぶ有人島。琵琶湖にはもうひとつ「竹生島」という島もあり、関西圏では知られた観光地のようですが、扱いは無人島となっています。

結局朝一番ではなく、7時45分発の船に乗船。私の他には釣り人と、島民と思われる方が数名乗っていました。

船内に券売機があるので、乗船券は船内で購入します。

往復分の乗船券を購入。料金は1000円です。

船内はこんな感じ。
沖島までは約10分の船旅。本土とは1.5kmしか離れていません。短い距離ですが、船は琵琶湖を爆走します。湖なのでうねりや波はほとんどありません。

沖島に上陸に上陸しました!
滞在時間は1時間しかない

近くに陸地が見えている様子は、まるで瀬戸内海の島を思わせます。もちろんこれは海ではなく琵琶湖です。ちなみに、琵琶湖は標高84mに位置しているため、沖島は日本で最も標高が高い有人島ということにもなります。

9時の船に乗って帰るので、滞在時間は1時間しかありませんが、沖島の周囲は約6.8kmと大きな島ではなく、島を1周する道路も無いので、歩いて行くことが出来る範囲は限られています。

港の前にバス停がありましたが、バスは走っていません。このバス停には、対岸にある堀切港バス停の時刻表が書かれています。また「神社」という看板もあるので、まずはそちらへ行ってみることに。
奥津嶋神社という神社があるようですが、なかなか見つからず…

道沿いには自転車が並んでいます。沖島には自家用車が1台もなく、信号もありません。島民の方は自転車を利用して、島内を移動することが多いようです。

自転車よりも三輪車が多いようです。荷物をたくさん運べる上に、安定性も高く、高齢の方が多い島では重宝されているとのこと。

どの三輪車にも、サドルに缶や鍋が被せられています。これは「雨に濡れないため」だそう。サドルにビニール袋を被せた自転車を目にすることがあるかもしれませんが、それと同じです。

途中で「ケンケン山」という看板を見つけたので、そちらへ行ってみることにしました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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