日帰り奥尻島!新幹線とフェリーで上陸 レンタカーで島を1周する|2018年旅行記 前編

奥尻島旅行記

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「奥尻島旅行記」前編をお届けします。

★こちらもおすすめ★

仕事終わりに新幹線で青森へ

私が奥尻島を訪れたのは2018年6月のことです。

奥尻島の場所はこちら。そう、北海道の離島です。北海道には梅雨がないため、 6月が観光のベストシーズンと言われています。社会人3カ月目の金曜日、大宮駅の近くで夕方まで研修があり土日は休み…

ということで、研修終わりのスーツのまま、大宮駅の新幹線ホームにやって来ました。研修の途中で「どうやら今日は早く帰れるらしい」と分かったので、急遽旅に出ることを決めました。

新幹線も予約していませんでしたが、16時46分発のはやぶさに飛び乗り、まずは新青森駅へ向かいます。

北海道新幹線の終点・新函館北斗駅まで新幹線で行くことも出来ますが、今回はあえて新青森駅で降ります。新青森駅までは片道17,000円です。

新青森駅に着いたのは20時前。当然研修でもらった資料なども手に持ったまま、ここまで来てしまいました。

新青森駅からは普通列車で青森駅へ。

青森駅から10分ほど歩いたところにあるスーパー銭湯「青森まちなかおんせん」で汗を流します。

そして日付が変わるころ、青森市街地から30分ほど歩いてやってきたのは青森港フェリーターミナルです。2時に青森を出港し、翌朝6時前に函館へ到着する青函フェリー・あさかぜ21がこの日の宿です。

青森から函館までの運賃は2000円程度。船を宿にすることで、【新青森→新函館北斗の交通費】【函館での宿代】の節約になります。これが新函館北斗まで行かず、青森で新幹線を降りた理由です。

北海道・奥尻島上陸!

枕だけがある、硬い床の上での雑魚寝ですが、しっかり寝ることが出来ました。

翌朝、外に出ると函館山が見えていましたが、山頂付近は雲に覆われ、天気はあまりよくありません。

早朝の函館(五稜郭)に上陸。ここから路線バスで約2時間、江差港フェリーターミナルへ向かいます。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_2385-1024x768.jpg です

江差港からは、2017年就航のハートランドフェリー・カランセ奥尻に乗船。奥尻島までは約2時間の船旅です。船内は綺麗で快適に過ごすことが出来ました。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_2386-1024x768.jpg です

出港からしばらくすると、空も晴れてきました。ちなみに、船の名前になっている「カランセ」は、奥尻島で育つ幻の植物「オクシリエビネ」の学名です。

今回私は江差港から乗船しましたが、船の看板には「せたな」という地名も書かれています。2018年当時、5月~10月の間、カランセ奥尻は【奥尻島→江差→奥尻島→せたな→奥尻島→江差→奥尻島】という1日の運航スケジュールが組まれていました。

1977年に運航を開始したせたな↔奥尻航路でしたが、私が奥尻島を訪れた2018年度で廃止。利用者の減少に加え、団体客を受け入れてきた奥尻島唯一のホテル・湯ノ浜温泉ホテル緑館の閉館が影響しているそうです。

奥尻島に上陸しました! 青森で身体を洗うことは出来ましたが、着替えはないので、スーツにローファーのままです。写真は奥尻島のマスコットキャラクター「うにまる」さん。たまにフェリーの発着時間に出現するようですが、この日は出会うことが出来ませんでした。

滞在時間は約4時間。レンタサイクルで港周辺をふらふらするつもりでしたが、お店の方に「風が強いから止めた方がいい」と言われ、レンタカーを借りることにしました。島の周囲は約84km。八丈島の2倍程度の大きさで、車ならば4時間で1周することが出来るはずです。

★参考:八丈島旅行記★

奥尻島のシンボル・なべつる岩

ということで、時計回りに奥尻島を1周します。

まずやってきたのは、港の近くにある「なべつる岩」。高さ19.5m、周囲約100mの自然の岩で、その形が鍋の取っ手(=つる)に似ていることが名前の由来。地味ですが、奥尻島のシンボルになっています。

こちらも島のシンボルでしょうか。続いてやって来たのはウニマル公園。このオブジェは、奥尻島を代表する海の幸「キタムラサキウニ」がモチーフになっており、夜になるとトゲが光るそうです(笑)

うにまる公園からは、海沿いを走り、島を1周する道路を南下。空は晴れていますが、海は白波が立っており、風の強い様子が写真からも分かります。さらに、6月の北海道はまだまだ寒かったです。

島の南端「青苗岬」に到着しました。こちらは「青苗岬徳洋記念碑」。1880年(明治時代)、イギリスの東洋艦隊が青苗岬で座礁。たまたまその船に乗っていた皇族・有栖川宮威仁親王が、島民や他国軍艦と協力し、人々の救助にあたったそうで、その出来事を後世に伝えるための記念碑です。

ポツンと止まっているのが、今回私が借りたレンタカー。時間が無いので見学することは出来ませんが、青苗岬周辺には他に、「南西沖地震慰霊碑」や「奥尻津波記念館」があります。

1993年7月に起きた北海道南西沖地震で、巨大津波が奥尻島を襲い、壊滅的な被害をもたらしました。

なべつる岩も揺れと津波で左側が大規模に崩落。さらに、1mほど沈降し、陸続きでもなくなってしまいました。修復工事が行われ、現在は補強され震災前の太さに直された姿、つまり完全に自然の岩ではないそうです。

.

今回はここまで。本日もありがとうございました。

★後編はこちら★

コメント

タイトルとURLをコピーしました