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今回は「路線バスで行く沖縄の旅」最終回をお届けします。
★前回の記事★
辺戸岬から那覇バスターミナルへ
ノープランのバス旅ながら、沖縄本島最北端・辺戸岬まで来てしまいました。帰りのバスまで約1時間、辺戸岬で時間を過ごします。

辺戸岬は、崖の上からでも、海中の岩礁(サンゴ?)が見えるほど海の透明度が高いことが分かります。

天気が良かったので、水平線の先には、22km先の与論島も見えています。コロナの影響で、すっかり近くて遠い島になってしまいまいました。

与論島から送られた友好の証「パナウル像」も、どこか寂しげです。

16時半、定刻通りやって来た国頭村のコミュニティバスに乗車。乗客は辺戸岬に来たときと同じ、私ともう1人、バスの旅をしていると思われる方だけです。
辺戸岬から那覇を目指して沖縄本島を南下。まずは辺士名バスターミナルヘ。

国道58号線は本島中部まで海沿いを走るので、ここからは夕陽の景色も楽しむことが出来る時間です。
辺士名集落を歩く
辺士名バスターミナルに到着しました。

村営バスのナンバーをよく見ると「917(クイナ)2」。クイナというのは、ヤンバルクイナに由来していると考えられます。きっと「9171」のナンバーを付けた車両もあるのでしょう、

ここからは『土日祝限定1日限定フリー乗車券』を利用し、路線バスを乗り継いでいきます。辺士名バスターミナルからは、17時30分発のバスで名護バスターミナルへ。20分ほど待ち時間があったので、バス停の周りを少し歩きます。

辺士名は役場や学校などがある、国頭村の中心地ですが、こちらのメインストリートに人の姿は見られず、閑散としています。

国道58号線・辺士名トンネル開通によって、こちらの大通りの通行量は激減してしまったそうです。

沖縄の古民家と言えば、「赤瓦」のイメージが強いですが、沖縄本島の北部では「セメント瓦」で出来た、黒瓦の古民家が多いです。赤瓦よりも安いため、戦後に名護市から県内全域へ普及したそうですが、現在残る工場は名護市内に1つだけ。製造者の高齢化に加えて、新たに建てられる家も鉄筋コンクリートのため、瓦屋根の需要は減少しています。セメント瓦の古民家も今後、貴重な存在になっていくと考えられます。
結局、バス停1つ分を歩きました。

「辺士名」からバスに乗ります。
辺士名から名護バスターミナルへ

名護バスターミナル行きのバスに乗車。早朝に那覇バスターミナルを出発してから、約12時間が経過しています。

窓から差す柔らかな陽光が眠気を誘い、車窓を眺めながら寝たり起きたり。

名護市内に戻ってきました。たまたま撮った写真ですが、時代を感じさせる建物とアーケードです。

次は終点・名護バスターミナル。ここでの乗り換え時間は2分ほど。バスを降り、急いで那覇行きのバスが出るバス停に移動します。

バスはまだ来ていませんでした。いや、もう行ってしまった…?沖縄のバスは遅れるだけでなく、早く行ってしまうこともたまにあります。

大丈夫でした。このバスに乗って、那覇バスターミナルまで向かいます。ここからあと約2時間のバス旅です。

そしてバスはまた海沿いを走ります。
元を取ることは出来たのか

改めて、今回は「土日祝1日限定フリー乗車券」を利用しましたが、気になるのは「元を取れたのか」ということです。

また今回はフリー乗車券が使えない、国頭村の村営バスも無料で乗ることが出来ました。総額、どれくらいお得な旅をしたのか…

さっそく計算してみましょう。
- 那覇→名護 2880円(往復)
- 名護→諸志 780円
- 今帰仁城跡入口→名護 800円
- 名護→辺士名 2140円(往復)
- 辺士名→辺戸岬 通常1000円(往復)
ということで、通常料金の合計運賃は7600円。5000円もお得な旅をすることが出来ました。

沖縄本島を南下するにつれて、少しずつ建物が増えてきますが、車窓はもう暗く、写真にその景色は写りません。

建物は増えてきても、車内はガラガラです。コロナの影響も少なからずあると思われますが、沖縄はもともと車社会。バスを利用する人は少ないのでしょう。
★参考:沖縄旅行もレンタカー中心★

夜の国際通りは閑散としていました。GoToキャンペーン×連休ということで、お土産屋さんなども開いていましたが、まだまだ厳しい様子が伺えます。

そして21時前、終点の那覇バスターミナルに到着しました。これにて沖縄路線バスの旅は終了です。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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