コロナ禍の島旅へ!船内や島を歩いた雰囲気 食事の様子をご紹介|2020 与論島旅行記

島活in与論島

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今回は2020年9月「与論島旅行記」をお届けします。

★前回の与論島★

コロナ禍の島旅 与論島へ

2020年の8月は、コロナの影響でどこにも行くことが出来ませんでした。

2020年9月26日、久しぶりの旅先は鹿児島県・与論島です。いつも通り、早朝から原付で3時間近く走って、本部港へ向かいます。

★参考:本部港から船に乗る理由★

本部港の手前には、名護市・辺野古の米軍基地建設現場へ土砂を運ぶための船が数多く停泊しており、コロナ禍でも抗議活動が行われていました。

本部港に到着。コロナ警戒の看板が立ち並び、物々しい雰囲気です。ここから奄美群島の島々と、伊江島へ行くことが出来るのに加えて、米軍関係者の出入りもあるので、警戒が強められていると思われます。

2020年7月から8月にかけて、与論島ではコロナの集団感染が発生し、全国的に大きなニュースとなりました。その後は収束し、9月のシルバーウィークには観光客が戻ってきたということで、私も久しぶりに足を運ぶことにしたのです。

検温と消毒を済ませてチケット売り場へ。事前に役場のホームページも確認しましたが、コロナについての情報は、あまり出ていらず。 観光協会のホームページには、「順次受け入れを再開」と出ており、コロナ禍における島旅のしおりなども掲載されていました。

チケット売り場では、これから船に乗る人に向けたアンケート調査が行われていました。もちろん、「旅行」に丸を付けても、乗船を拒否されるというようなことはありません

本部港には、与論島内で使える「地域商品券」の案内も置かれていたので、観光客を歓迎している様子が伺えます。

フェリー波之上の船内の様子

この日乗船するのはマルエーフェリー・波之上。定刻の9時半前に本部港を出港しました。

【船旅】フェリー波之上~沖縄北部・本部港出港~

船内の雰囲気は、皆さんマスクをしているという点以外、コロナ前とそれほど変わりません。船内に備え付きのシャワーやドライヤーも、通常通り使うことが出来ました。

二等和室は、1つ席を空けての利用になっていたので、定員は通常よりも少なくなっていると思われます。また、食堂のテーブルにも仕切りが置かれていました。

スタッフの方もマスクを着用しているという張り紙がありました。「従業員の顔が見えず不快に感じられる」とありますが、文句を言う人もいるのでしょうか。

今までは本部港を出港すると、船内売店を利用することが出来ましたが、この日は与論島到着まで、営業がありませんでした。

お腹が空いた、でも売店が開いていない… そんな時でも、船内には自動販売機やHOT MENUがあります。

【船旅】フェリー波之上~与論島入港~

マルエーフェリーはWi-Fiが繋がるので、与論島に着くまではパソコン作業。船の揺れもなく、海は穏やかな感じがしましたが、定刻よりも若干遅れての与論島到着となりました。

振り返ると沖縄本島も見えています。沖縄本島と与論島は約20kmしか離れていませんが、コロナが始まってからは、随分と遠い島になっていました。

★参考:辺戸岬からみる与論島★

半年ぶりに与論島を歩く

ということで、半年ぶり6度目の与論島上陸。今回は1泊2日、約26時間の滞在です。

2020年2月に与論島へ移住した中田さんが、港へお迎えに来てくれていました。

★参考:中田さんの与論島生活Vlogルーティン★

朝日を眺める!与論島で過ごすモーニングルーティーンVlog

まずは『蒼い珊瑚礁』で、与論島名物・もずくそばを食べながら近況報告。7月には「」もMVの撮影で訪れるなど、すでに島外の方が多く訪れており、観光も再開されている印象を受けました。

■与論島で撮影された嵐のMVは こちら

一度中田さんの家に荷物を置いて、集落を目指し島を散歩することに。それほど大きな島ではないので、島の中央を横断しても、4kmほどしかありません

また、県道623号線には「与論島循環線」という名前が付いており、この道路を辿ると、与論島を1周することが出来ます。海沿いの道ではないので、1周しても約10kmです。

まずはヨロンブルーへ。周囲をサンゴ礁の壁(リーフ)に囲まれていますが、潮が高い時間だからか、波がリーフを超え、少し荒れているようにも見えます。

トートゥガナシ」とは与論島の方言で「ありがとう」。漢字で書くと「尊尊我無」。他にも、与論島には様々な方言(ユンヌフトゥバ)があります。

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無人販売所には冬瓜とへちまがポツンと置かれており、ここにも「とーとぅがなし」と書かれています。

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冬瓜もへちまも、沖縄ではどちらもよく食べられている野菜で、冬瓜はシブイ、へちまはナーベラーと呼ばれています。与論島でも同じように呼ばれているのでしょうか。

翌日に運動会があるようで、土曜日でしたが準備が行われていました。そこで聞こえてきたのはエイサー太鼓の音。エイサーは、沖縄で行われる伝統芸能ですが、与論島でも行われているようです。

そしてこちらはちょっと気になった1枚。「拓魂」と書かれた石碑の前に『心をこめて一礼』という看板が置かれています。今の時代、公立の学校でこれは…

バナナの木々とトラクター。異国を思わせる景色です。

中心にある紫色の部分を「苞(ほう)」といい、苞が1枚ずつ外側にめくれると、小さなバナナの実と、その先端の白い花が顔を出します。ちなみに、島バナナの旬は9月から10月。台風の時期と重なるため、なかなか市場に流通しない、貴重な産品となっています。

パパイヤもたわわに実っています。実が緑色の状態で収穫されたパパイヤは野菜として、熟して黄色っぽくなったら果物として食されます。生育が早く、年中栽培が可能なため、沖縄でも野生化したパパイヤを道端でよく見かけます

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小さなゴーヤを発見しました。熟しすぎてオレンジ色になっています。沖縄に近く、似ている景色も多いですが、久しぶりに島をゆっくり歩くと、色々な発見を楽しむことが出来るものです

夕食はやぐらのおつまみバイキング

与論島の銀座通りに到着しました。こちらで夕食を探します。

まずはやって来たのはスーパー。離島にしては、お肉がなかなか安いので、買ったものを料理しようかとも考えましたが…

★参考:与論島のスーパー★

やぐら」というお店へ入ることにしました。しばらく休業していましたが、ちょうどこの前日くらいに営業を再開したそうです。

テーブルにはしっかりと飛沫感染防止対策がされています。

そして、このお店の魅力と言えば、800円で楽しむことが出来るおつまみバイキングです!カードや地域商品券が使えないお店なので、このためにスーパーのATMで1000円札を下ろしました。

チャーハンやチキン南蛮、サラダなど、おつまみというよりも、がっつりおかずが10種類以上並びます。これらが全部食べ放題。時間制限もありません。

もちろんお料理の味も美味しいです。ただし、お店はそれほど大きくはないので、すぐに席が埋まってしまいます。入ることが出来たらラッキーと言えるでしょう。

アクリル板越しに乾杯。与論島には与論献奉という、お酒の回し飲み文化があります。これによって、コロナのクラスター感染が発生した説が濃厚で、現在は与論献奉禁止令が出されています。果たして、今後この文化が復活することはあるのでしょうか。

ビールもいただきました。グラスにはオリオンビールと書かれていますが、このビールがオリオンであるかは不明です。

島の観光は再開されている!

やぐらでお腹いっぱいになった後は、夜の島をまた歩いて、中田さんの家に戻りました。

与論島滞在2日目は朝から雨だったので、午前中はパソコン作業。お昼前に晴れてきたので、寄り道しながら、中田さんの車で港まで送ってもらいました。

海の向こうには沖縄本島も見えています。

「お腹を触るといいことがある」と言われている黄金牛。しかし、残念ながら「触らないようお願いします」という看板がありました。幸せはそう簡単に手に入らないということでしょうか。

こちらは初めてやって来た海岸・NACASAKI。与論島や沖縄はサンゴ礁で出来た島なので、本州で見られるような、黒い岩で作られた海岸は珍しいです。

沖縄行きの船の入港は13時40分、出港は14時10分なので、「14時に港へ着けば大丈夫だろう」と思っていたら、13時半頃には船が来ていました。急いで乗船手続きを済ませます。

無事に乗船の手続きも済ませ、港で待っていると、旅行会社の団体ツアーが降りてきました。団体旅行も来ているならば、与論島に観光で訪れるのは、全く問題ないと言えるでしょう。

14時10分、船は沖縄へ向けて与論島出港しました。コロナでクラスターが発生し、メディアで大々的に取り上げられた一方で、島内はいつもと変わらなかったという話も聞けて少し安心しました。今回の旅はこれにて終了です。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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