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今回は、2018年12月「能登半島ドライブ」旅行記その4をお届けします。
★前回の記事★
千里浜なぎさドライブウェイから能登半島を北上
この日は、朝一番に白川郷・五箇山を巡り、続いてやって来たのは能登半島です。
深い山間から、一気に海沿いへ出ましたが、下道でも1時間半程度と、それほど遠い距離ではありません。
この日は、ドライブがてら海沿いを北上し、輪島市に宿泊です。
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能登半島ドライブで、欠かせないスポットといえば「千里浜なぎさドライブウェイ」。
冬だからか、打ち寄せる日本海の波は、ずいぶんと荒くなっています。

なんとここは、全長約8kmのビーチが、「のと里山海道」という、自動車専用道路の一部となっています。
そのため砂浜には、写真の通り、道路標識も建てられています。
夏は海水浴も楽しめるという砂浜を、車が走るというのは、何とも不思議なことです。
車だけでなく、バイクや観光バスも走ることが出来ます。
砂がきめ細かいため、上から踏みつぶされると、引き締まって固くなるそうです。
実際走っていても、ハンドルを取られるようなことはなく、普通の道路を走っている感覚と変わりません。
この面白い体験が出来るにも関わらず、通行料は全線無料というも、おすすめのポイントです。
宿泊は輪島ですが、せっかくなので、能登半島最北端・禄剛崎を目指すことにしました。
そのため、途中、どこかで観光するような時間はありません。

休憩がてら、増穂浦海岸にある「世界一長いベンチ」を見学。
ギネスにも認定されているそうですが、いかんせん画が地味です(笑)
夕陽スポットとしても人気の他、「さくら貝」という、綺麗な貝が打ち寄せる、日本でも珍しい海岸ということですが、私はその貝を見つけられませんでした。
能登半島最北端・禄剛崎到着
輪島市街をお昼過ぎに通過。飛行機で東京からやってきた知り合いと合流し、ここからは、奥能登と呼ばれるエリアに入っていきます。
奥能登で一番の観光スポットといえば、「白米千枚田」でしょう。
「日本の棚田百選」「国指定文化財」「世界農業遺産」などにも認定されており、日本の絶景を紹介するような記事でも、よく出てくる場所です。

道路沿いにあるので、寄り道してみましたが、曇っていて、収穫も終わっているので、非常に地味な丘の景色となっていました…
これを知ってか知らずか、私たち以外観光客もいませんでした。

荒々しい波が打ち寄せる日本海に向かって、1004枚の棚田があるそうです。
やはり、田んぼの苗が海風に揺れ、水に太陽が反射する、夏や秋がベストシーズン。
ただ最近は、観光地としての整備も進んでおり、冬場はイルミネーションが行われているということで、また暗くなってから来てみることに。
白米千枚田から、さらに車を1時間ほど走らせ、能登半島の最北端・禄剛崎に到着しました。

近くにある「道の駅狼煙」の駐車場に車を停めて、最後は歩いてやっと到達。
広い公園のようになっており、明治16年に作られたという、小さな灯台がポツンと立っています。
ちなみに、標柱をよく見ると、最北端ではなく「最先端」(笑)

「日本列島ここが中心」と書かれた石碑もあります。
石碑には、日本を囲む円が書かれていますが、沖縄はもちろん、九州や北海道も、その一部にしか円がかかっていません。
「日本列島」や「中心」についての考え方が、とても斬新だなと思いました。

ここが中心ということで、各地までの距離が書かれた標識。東京の下は、上海までの距離が書かれています。
こうした看板は、何だかロマンが感じられます。
晴れた日には、立山連邦や佐渡島まで見えるそうです。
あぜのきらめき!寒さ対策が重要
禄剛崎に到達した後、暗くなるまでは、途中にあった「ねぶた温泉」で時間をつぶしていました。

そしてこちらが、白米千枚田で冬の間に行われる、イルミネーションの様子。
昼間とは全く様子が異なります。
日没に合わせて、自動的にLEDの明かりが点灯するようで、ライトアップの時間は、事前にホームページで確認しておくのがおすすめです。

25,000個ものLEDライトが、幻想的な光景を作り出しています。

昼間と様子が異なるのは景色だけでなく、駐車場に入るまでも、長い渋滞が出来ていました。
しかし、どういうわけか、待っていると、どんどんスムーズに進んでいきます。皆さん、イルミネーションに酔いしれているのでは…

その理由はすぐに分かりました。
寒いのです!
上から見下ろすだけでなく、田んぼの中を歩くことも出来ますが、日本海からの冷たい海風が吹き付け、しかも夜なので、なかなか厳しい寒さです。

皆さん、上から写真を撮ったらOK!というような感じ。
駐車場にある小さな売店は、寒さから避難した多くの人で賑わっていました。
美しい景色よりも、寒いという感覚が優先されるのは、人間が生きていくための本能なのでしょう。

私は知り合いと男2人でイルミネーションを満喫。
輪島に戻って、夜は専門店でふぐを食べました。
刺身の他にも、さまざまな食べ方があり、どれも美味しかったことを覚えています。

2011年から2015年の5年間、輪島は天然ふぐの漁獲量が日本一。
ふぐと言えば、山口県・下関の印象が強いですが、下関はふぐの水揚げ量が特別多いわけではありません。
大正時代から資格を持った専門業者が多いため、全国のフグが一度下関の集まり、そこからまた、全国に行き渡るという仕組みになっているのです。
★参考:下関旅行記★
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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