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今回は「万座毛に行ったきた」ので、その様子をお届けします。
★前回の記事★
沖縄旅行の定番スポット・万座毛
那覇から原付で約2時間かけて、沖縄旅行の定番スポット「万座毛」にやって来ました。

万座毛の景色を見るため100円のチケットを購入し、整備された遊歩道を歩きます。

万座毛の由来は『万人を座するに足る毛』。「毛」とは、沖縄の方言で「原っぱ」のこと。つまり、現代語訳すると「万人が座れる広い原っぱ」となります。18世紀(1700年代)前半、この地を訪れた琉球王朝・尚敬王が、そう称賛したと言われています。

写真右奥の石には、尚敬王の時代に活躍した琉歌詩人・恩納ナベ(ナビー)が詠んだ歌、その左にある石には、昭和時代に【恩納ナベ歌碑】を訪れた童話作家、巌谷小波氏が詠んだ歌が刻まれています。

そしてこの先に、有名な絶景が広がるはず…

こちらが万座毛を代表する景色!琉球石灰岩の絶壁の先にある岩が、「象の鼻」に見えると言われていますが、像の鼻…? 見えなくもありませんが、いや見えたとしても、正直微妙な景色です。
万座毛が定番スポットになっている理由
万座毛一帯は国立公園に指定され、自然が守られています。

沖縄県公文書館「沖縄観光のあゆみ」によると、1879年の琉球処分以降、沖縄と日本本土の間で人やモノの往来が盛んになり、その当時から万座毛は観光地だったそうです。ナビーの碑が建立されたのも1928年です。

1963年には、琉球新報社創立70周年記念事業で新沖縄観光名所にも選ばれています。昔から有名だからという理由で、今も人気の観光地となっているのでしょう。例えば、沖縄本島では「果報バンタ」や「ザネー浜」の方が、綺麗な海を見ることが出来ます。
★参考:果報バンタ★
★参考:ザネー浜★

そもそも地名の由来を考えると、海ではなく、本来はこの「原っぱの景色」が万座毛の醍醐味であるはず。完全に忘れ去られてしまっています。

水平線の向こうには、伊江島の尖った山・タッチューが見えていました。

岬の上に建つのは「ANAインターコンチネンタル万座」。1983年6月17日に開業した、全客室オーシャンビューを楽しめるリゾートホテルです。

ダイビングの船でしょうか。冬でも沖縄の海に入ることは出来ますが、それなりに寒いです。
★参考:沖縄は寒い★
万座毛周辺活性化施設が綺麗だった
万座毛の滞在時間は10分くらい。

万座毛の景色はいまいちでしたが、併設されている万座毛周辺活性化施設は綺麗なので、少し見物していくことに。というよりも、万座毛の景色までは一方通行で、必ずこの施設を通る仕組みになっています。

サーターアンダギーや沖縄そば、海ぶどうなど、沖縄らしいグルメは一通り揃っています。

沖縄旅行の定番土産が揃ったようなお店もあります。

沖縄の共同売店巡りを楽しんでいる人もいますが、ここに共同売店があることはあまり知られていないはず。恩納共同売店では、軽食などが販売されています。

自動販売機には「やさ水」という、恩納村のオリジナル商品がありました。沖縄の水とサンゴの化石を使った製法で作られているそうです。

そして、今回私が万座毛周辺で一番綺麗だと思ったのがトイレ(笑)新しいこともあり、とにかく綺麗でした。

個室トイレの利用状況まで分かるトイレに、沖縄で初めて出会いました。
ついでに御菓子御殿もおすすめ

という感じで、万座毛にもお土産は揃っていますが、近くには沖縄で一番知られたお土産・紅いもタルトの、工場直売店「御菓子御殿」もあります。
車だと10分もかかりません。せっかくなので、そちらにも行ってみたいと思います。

短い距離ですが、道路沿いからはこの美しい海を見ることが出来ます。

御菓子御殿恩納店に到着。入口は首里城の守礼門のような形になっています。

店舗は首里城の正殿を模して造られています。

店内はこんな感じ。御菓子御殿の商品が揃っています。本店は読谷村にあり、そちらは「第40回プロが選ぶ観光・食事・土産物施設100選」の土産物施設部門で、全国1位にも選ばれています。

工場が併設されており、製造ラインを見ることが出来ます。通常であれば、1日10万個の紅いもタルトが製造されるようですが、コロナで旅行者が減り、お土産も売れないので、ラインは動いていませんでした。

こうした「生タルト」を食べることが出来るのも、御菓子御殿を訪れる楽しみのひとつ。

紅いもタルトは、北海道の「白い恋人」的なポジションです。全国各地のお土産で、紅いもタルトに似たようなタルトも見られます。また、沖縄県内でも、空港や国際通りに行くと「紅芋たると」「べにいもタルト」など、漢字やカタカナの組み合わせを変えて、元祖を模した商品が並んでいるので注意が必要です。

万座毛と御菓子御殿は、セットで訪れるのがおすすめです。沖縄のド定番観光を楽しむことが出来ます。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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