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今回は「2018年 冬 小笠原諸島旅行記」その5をお届けします。
★前回の記事★
穴場スポット・コペペ砲台から見る夕陽
父島滞在2日目は原付を借りて、午前中は釣浜と製氷海岸でシュノーケル、午後は島を1周しました。
続いては、夕焼けを見るため「コペペ砲台」へやって来ました 。GoogleMapで調べても出てこなければ、看板も無いので、知る人ぞ知る穴場スポットです。
★参考:コペペって誰?★

コペペ海岸の駐車場の手前の道路沿いに、山へ入っていく舗装されていない道(かつての軍道)があるので、そこを5分ほど歩くと、太平洋戦争中に作られた壕があります。

この壕のことを、ロシア語で「点・地点」を意味する【トーチカ】といい、壁は鉄筋コンクリートで固められています。

そしてここには、立派な大砲がひとつ、そのままの姿で残されています。戦争が近づくと、小笠原諸島では全島民が島外へ疎開することとなり、その代わり、本土防衛の最前線として、多くの日本兵が送り込まれました。

戦時中、米軍が父島に上陸することはありませんでしたが、空襲や艦砲射撃は行われ、犠牲になった人もいます。

きっと、ここで夕陽を眺めていた兵隊さんもいたはずです。いつ攻撃がやってくるか分からないというような緊張がなく、のんびりと心行くまでこの絶景を楽しむことが出来る幸せを噛みしめます。
グリーンフラッシュを見ることは出来るか
この日は天気がよかったので、私は「グリーンフラッシュ」を期待していました。

グリーンフラッシュは、太陽が水平線に沈む直前に、太陽の縁で見られる緑色の光のこと。

空気が澄んでいることなど、観測には様々な条件があり、ハワイでは「見た人に幸せが訪れる」と言われています。

小笠原には何度も訪れていますが、私はまだ一度もグリーンフラッシュを見たことがありません。

そもそも、太陽が水平線に沈むことも、あまり多くありません。水平線に雲がある場合が多く、沈む途中で、太陽が雲の中へと入ってしまうことがほとんどです。

この日は水平線に雲が無いようで、太陽が水平線に接する様子が見えています。いよいよここからです。果たしてグリーンフラッシュを見ることは出来るのか…

しかし、グリーンフラッシュがどのような光なのか、事前に動画などで調べることはしていなかったので、あまりイメージが湧きません。また、ここで夕陽を見ているのは私1人なので、教えてくれる人もいません。

数秒間じわじわ光るのか、それとも一瞬の光なのか…

そろそろ緑色に光るのでしょうか。

あら、沈みました。結局この日、グリーンフラッシュは見られませんでしたが、美しい夕焼けを楽しむことが出来てよかったです。

ちなみにこの時、太陽が水平線に接してから沈むまでの時間は3分ほど。この場所にいたのは計30分くらい。夕焼けの時間は、刻一刻と景色が変化していくのです。父島滞在2日目は、これにて終了。
中央山から見る日の出
前日に続き、父島滞在3日目も朝陽を見るため、早朝から動き始めます。

前日の朝は「長崎展望台」でしたが、この日はレンタルしていた原付があったので、「中央山」までやってきました。

海に面した展望台ではありませんが、父島で最も標高が高いポイントになるため、海まで見渡すことが出来ます。周囲には霧がかかり、幻想的な光景が広がっています。

日の出直前の時間、周囲360度が赤紫色に染まりました。マジックアワーです。こんな景色を見る機会はなかなかありません。

霧の中から太陽が出てきました。霧の影響で、日差しが弱く、肉眼でも太陽の形を見ることが出来ます。

この日は朝から、海のツアーに参加するので、いい天気になりそうでよかったです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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