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今回は「沖縄コーヒー 2021年2月編」をお届けします。
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コーヒー農園で野宿
今回のコーヒー農園お手伝いは、いつもと少し違います。

荷物はこんな感じ。
背中に背負うリュックにはブランケット、お尻の下には枕と寝袋を入れ、原付の横にテントとカッパをひっかけて行きます。
ちなみに、普段乗っている赤い原付は故障・修理中で、このバイクはその代車です。

今回はコーヒー農園で野宿をします(笑)
しかし、やんばるの山には雲がかかっており、天気はあまり良くなさそうです。

海は茶色く染まっていました。
これがいわゆる「赤土の流出」というものです。
大雨の後で山の土が海に流れ、それが海底に積もることで、サンゴの生育をはじめ、様々な影響があるとされています。

到着しました。
天気は悪いですが、コーヒー農園には屋根があるので、雨が降っていても大丈夫です。
また、自然の中ですが、コンセントもお手洗いも使うことが出来ます。
安里おじいと乾杯

コーヒー農園へ通うようになってから1年半が経ちましたが、私は普段原付なので、安里おじいと一緒にお酒を飲むのは初めてです。

天気も回復してきて、木々の向こうに太陽が沈み、きれいな夕焼けが見えています。

夕食はカップ麺とチンのご飯です。

そして泡盛。
夜は楽しみにしていた「満点の星空」も見ることが出来てよかったです。

6時45分、太陽が昇ってきて、空が明るくなってきました。
周囲は高い木々に囲まれているので、太陽は直接見えませんが、静かないい雰囲気です。
朝食は持参していた菓子パンで済ませました。
コーヒーの木を植樹する

8時半から作業開始です。
安里おじいはユンボに乗り、コーヒー農園沿いの雑草たちを、根こそぎ取り除いていきます。
私は道路に散らかった草たちを、手で除けていきます。

そして、そこからさらに入念に草刈り。

草を刈った土に穴を掘っていきます。

その深さは約1m。
地味に大変な作業です。

その穴に、安里さん自家製の肥料が混ざった土を入れます。

ここでコーヒーの苗の登場です。
この日の作業はコーヒーの木の植樹。
一般にコーヒーの木は、果実(果実の中にある種がコーヒー豆となります)が付くまでに4年~5年かかるといわれていますが、最近、安里さんは新たな生育方法を発見したそうです。

植樹完了。
今回植えた苗たちは、早めに果実が実るかもしれません。
「早め」といっても、苗がこの大きさになるまで2年ほどかかっているそうです。
種から苗になる段階の生育方法についても、より早く育つように、安里おじいは実験中です。

コーヒーの木と木の間には「アロエ」を植えました。
これは、コーヒー農園に遊びに来た人たちが、コーヒー以外にも楽しめるようにと植えました。

合計10本のコーヒーの木を植樹しました。
コーヒーもアロエも、今後の成長が楽しみです。
コーヒーのテイスティング「カッピング」を体験
作業に夢中になっていると、あっという間に午前中は終了。

昼食は白米と安里さんお手製の野菜スープ。
しょうがが効いていて、美味しかったです。

この日は私ともう1人、お手伝いで遊びに来ている方がいらっしゃいました。
なんとこの方は、もともと東京や湘南で、コーヒー専門のカフェを営んでいたというプロの方。
そして、その方のご指導で「カッピング」を体験させていただけることになりました。

カッピングとはコーヒーのテイスティング、いわば試飲のことです。
コーヒーは通常、海外で収穫されたものを商社が買い取り、それをロースター(焙煎士・焙煎業者)が仕入れ、ロースターが焙煎した豆が、カフェや飲食店などに流通するという仕組みになっています。
ロースターが焙煎した豆で淹れたコーヒーを、プロがカッピングし、「今年はこのコーヒーが美味しい」というような情報を流すそうです。

今回は中国のコーヒーと、安里おじいのコーヒーを飲み比べてみました。
淹れ方からこだわっているものなので、安里コーヒーも普段と味が全然違います。
改めてコーヒーの奥の深さと、こだわりを持った消費者が多いということを学びました。

今回はこれにて終了です。
写真は簡易ハンモックでくつろぐ安里おじい。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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