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今回は「2018年 新島・式根島旅行記」その2をお届けします。
★前回の記事★
新島にはあちこちにモヤイ像が置かれている
原付を借りて、12月の伊豆諸島・新島を旅しています。

これは… モアイ像? 新島の道端には、至る所にこのモアイ像?が置かれています。デザインも様々。また、顔だけで胴体がありません。島内にどれだけ置かれているのか、正確な数についての情報は出てきませんが、50~150基近くはあるようです。

これらは、本家・イースター島のモアイ像をモデルに、新島の「コーガ石」を使って作られています。きっかけは1970年代の離島ブーム。新島にも多くの観光客が訪れるようになると、お土産の「コーガ石のこけし人形」をもとに、 たくさんのモアイ像が作られたそうです。

新島に置かれているのは、「モアイ像」ではなく「モヤイ像」。島民が力を合わせるとき、「舫う(もやう:船と船をつなぎあわせること)」にちなんで「モヤイ」という言葉が使われるそうで、これが由来となっています。

ちなみに、新島だけでなく、竹芝桟橋や渋谷駅前にもモヤイ像は置かれています。ただ、モアイ像を見るためにイースター島を訪れる人はいるかもしれませんが、モヤイ像を見るために新島を訪れる人は少ないでしょう。

恐らく多くの人が楽しみにしているのは「美しい海」です。
新島といえば海!世界中のサーファーが集まる
ネットでは「日本のハワイ」とも紹介されている新島。

この道を抜けた先に、海の景色が広がります。

こちらが新島の海です。青空が広がり、奄美や沖縄などで見られるような海の色を見ることが出来ました。

海が水色に見える理由は以下の3点。
- 海の透明度が高いこと
- 水深が浅いこと
- 海底の砂が白いこと
肉眼では見ることが出来ませんが、太陽光は虹色をしています。この光が水に入ると、肉眼で見ることが出来る色が青色だけとなり、これが海の色となります。

沖縄の海の海底にあるのは、サンゴや貝殻の死骸が細かく砕けて出来た白い砂。新島の場合は、コーガ石が砕けて出来た石英の白い砂です。
続いては、新東京百景にも選ばれた新島を代表するスポット「羽伏浦海岸」にやって来ました。

こちらは波がいいらしく、サーフスポットとして世界的に有名なようで、国内外からサーファーが訪れます。

12月なので、流石にサーフィンをしている人はいませんでした。海に入っている人どころか、ここまで誰ともすれ違っていません。日本の離島は冬が完全にオフシーズンとなります。
★参考:冬は島を出る人もいる★
日本一長いトンネルを通過する
ここまで新島の南部を巡っていましたが、島の北部にも行ってみます。
地図を見ると、島の中央にまっすぐ伸びる道路があります。こちらは全長約3kmの「平成新島トンネル」。国内の離島にあるトンネルで日本一の長さです。徒歩や自転車では通行することが出来ないため、車やバイクがない場合、新島村のコミュニティバスを利用するしかありません。

渡浮根展望台に到着。日本でも数少ない、車でしか訪れることが出来ない集落・若郷を眺めます。海の向こうに見えているのは利島です。原付でサクッと集落を巡って、また島の南へ戻ります。

こちらは淡井神社。女性の神様が祀られており、男女一緒に参拝すると、焼きもちを焼かれてしまうとか。

最後にやってきたのは富士見峠展望台。新島の中心市街地と、海の向こうには式根島と神津島が見えています。夕焼けを見ることは難しそうです。原付を返して、この日は終了。夕食は持参していたカップ麺を宿で食べました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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