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今回は「原付沖縄本島1周2021」旅行記その4をお届けします。
★前回の記事★
沖縄で砂漠を見つけました
宜野座村から沖縄本島北部へ向けて、引き続き国道329号線を原付で走ります。

道の駅ぎのざから少し走ると、道の先に砂漠のような景色が広がりました。

近くで見ても砂漠のように見えますが、ここは砂漠ではなく海!
潮が引いて、茶褐色の砂で覆われた海底が露出している状態です。

少年がいました。
これだけ見たら、完全に砂漠や砂丘。しかも、範囲がかなり広く、実際に歩くと、鳥取砂丘にも勝るスケール感を味わえます。

全く知られていないスポットなので、勝手に「沖縄砂漠」と名付けたいと思います(笑)
名護市に到達!

13時45分、喜屋武岬を出発してから約5時間、ついに名護市へ入りました。

しかし、ここからが踏ん張りどころ。
辺戸岬までは64km。
国道58号線で、那覇から名護まで行くのと同じくらいの距離が、まだ残っているのです。

道端の畑で「ウコン」が育てられていました。
ウコンは、二日酔い予防のサプリメントなど、健康食品に用いられていますが、沖縄はウコンの生産量が日本一となっています。

米軍基地の移設工事が行われており、その地名が有名な「辺野古」を通過。

警備の方々による「人間の壁」が作られています。
炎天下でマスクをして、ただただ立ちっぱなしという、これほど辛い仕事はありません。
この日は、抗議活動をする人々がほとんどいませんでしたが、これはメディアが来ないから。テレビなどが入る時には、多くの人(サクラを含む)が集まるようです。

辺野古を通過し、そのまま国道329号線を進むと、西海岸を通る、国道58号線の方へと向かってしまうので、今回はここを右折し、東海岸から辺戸岬を目指します。

このトンネルを越えた先から、本格的な山道(秘境)エリアに入り、お店なども無くなってしまいます。

トンネルを抜けたら、そこはやんばるでした。
民家は少なくなり、途中の東村は、沖縄本島で唯一、コンビニが1軒もない市町村でもあります。

先に言ってしまうと、辺戸岬までの間、8割以上、こうした単調な景色が続きます。
辺野古の景色から見える基地問題
海沿いに出ました。

沖に船が集まっているのが見えますが、こちらが辺野古の米軍基地「キャンプ・シュワブ」です。

船とダンプカーで運び込まれた土砂によって海が埋め立てられて、基地の拡張が行われています。
拡張工事が完了すると、宜野湾市の住宅地にある、米軍の普天間飛行場が、こちらに移設される計画です。普天間から辺野古へ基地(飛行場)を移しても、結局沖縄に米軍基地が多く置かれていることに変わりないというのが、移設反対派の主な主張。

確かに、75年以上前の沖縄戦では、日本軍が沖縄に作った飛行場を確保することが、米軍の沖縄上陸理由となりました。
一方で、最近だとアフガニスタンのように、米軍がいることで、沖縄周辺の地域に対して、一定の抑止力が働いているという面もあります。

また、日本の離島あるあるですが、公共工事は脆弱な島の経済に、外部の資金(税金)を流すきっかけとなります。
辺野古の工事も、いつ終わるか分からないとされています。工事をしている間、土砂を運ぶダンプカーは、沖縄を走り続けるのです。

反対の人は、行動しないと工事は止まらないので目立ちますが、「別にいいんじゃない」という場合は、何もしなくても工事は進みます。
そのため、あまり意見が見られない(沖縄県民全員が反対ではない)という点も忘れてはいけません。

道路沿いにはあちこちに『求む軍用地』の看板があります。沖縄の米軍基地は、日本政府が地主から民有地を借り上げ、日本とアメリカが管理している場合が多いです。例えば、そうした土地の運用をしている人たちは、米軍基地がなくなっては困る人たちです。
★参考:軍用地ビジネス★


様々な知識を入れたうえで、沖縄の景色を眺めると、いろいろなことが見えてきます。
時刻はもうすぐ14時半です。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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