収穫時期!果実から究極のコーヒー豆を選び抜く作業をお手伝い|沖縄コーヒー2022年

沖縄コーヒー

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今回は「安里おじぃのコーヒー農園」2022年1月編 をお届けします。

★コーヒー農園 2021年夏編★

沖縄コーヒーの収穫時期

2022年1月、沖縄ではコーヒーの収穫時期を迎えています。

こちらが2021年10月のコーヒーの様子。色付いている実もありますが、これから収穫時期という割には、まだ緑色の実が多いような気がしました。

実際、今シーズンは収穫開始が遅れていたようです。原因ははっきりと分からないそうで、やはり沖縄のコーヒー栽培は、まだまだ栽培技術が確立されておらず、難しい取り組みであることが分かります。

しかし、今回は木々にオレンジ色の果実(コーヒーチェリー)が付いていました。この果実の中にある種がコーヒー豆になります。

今回は収穫したコーヒーの果実から種(=コーヒー豆)を取り出し、焙煎出来る状態にするまでをお手伝いさせていただきました。

まずは安里おじぃ手作りのこちらのマシーンを使って、果実からコーヒー豆を取り出します。収穫時期は午前中に収穫をして、午後に豆を取り出すという1日の流れになるそうです。

コーヒーの果肉から種(豆)を取り出す

ということで、この日も午前中に収穫した果実をマシーンに投入していきます。

そうすると、マシーンによって潰され、割れた果実が出てきます。この果実をさらに数回マシーンに投入します。

今度は果実とコーヒー豆を分離させる作業です。割れた果実を底が網になっているトレーに移し、そこに振動を与えることで、種から果肉がはがれ、種だけが網を通過して下に落ちていきます。

こちらがコーヒーの果実の中に入っている種(コーヒー豆)。この中から優れたコーヒー豆を選別します。

究極の沖縄コーヒーを選別する

豆をバケツが入った水に入れると、水に浮く豆と沈む豆に分かれます。そして次の工程に残るのは沈んだ豆だけ。この時点で水に浮かんだ豆は捨ててしまいます。

さらにこの豆を、秘密の液体に入れて、浮かんだ豆を取り除きます。

もちろん、収穫からここまですべて安里おじいの手作業です。果実が実っていても、1日の作業量に限界があるので、ここまで選び抜かれた豆から作られたコーヒーは、究極の沖縄コーヒーといえるでしょう。

こちらは見ての通り、洗濯機です。

コーヒー豆は果実から取り出された時点で、果汁でぬるぬるしており、その後も水を浸しながら選別しているので、一度洗濯機の脱水機能を利用するのです。洗濯機で回しても、ここまで残った豆は割れません。

その後に、専用の乾燥機で一晩乾燥させます。

天日干しをしたら脱穀

乾燥機で乾燥させた後は天日干し。沖縄の太陽の日差しで、コーヒー豆に含まれる水分を一定値まで蒸発させます。

数日干した豆の水分を機械で測り、水分が十分抜けていたら最後の工程です。

こちらは脱穀機です。一般的にはお米で使用される機械で、きっと製造メーカーの方も、コーヒー豆の脱穀にも使われていることは知らないでしょう。

乾燥させた豆をここに入れると、焙煎をする直前の状態、いわゆる「生豆」となります。

今回は滞在時間約4時間で、この一連の流れをお手伝いさせていただきました。1人で作業をしていたら、もっと時間がかかるでしょう。また天候にも左右されます。美味しい沖縄コーヒーが出来るまでを、改めて知ることが出来ました。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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