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今回は「2023年 夏 青森・北海道旅行記」その2をお届けします。
★前回の記事は こちら ★
十二湖駅からタクシーで白神山地・青池へ
2023年8月11日、秋田駅から奥羽本線と五能線を乗り継いで、白神山地の玄関口・十二湖駅に到着しました。
時刻は正午過ぎ。十二湖駅からは青池に向かいます。駅から出ている路線バスはリゾートしらかみに接続しているため次のバスは13時20分。
駅から青池までの距離は5.3km。GoogleMap上は歩いても1時間半はかからない計算です。路線バスを利用しても歩いても、青池に到着する時間はそれほど変わらず、歩くとバス代(370円)の節約になります。
十二湖駅に併設された物産館は冷房も効いてベンチもあり、さらにWi-Fiも繋がるので、1時間以上バスを待つことも苦にはありません。また、有料ロッカーもあります。
歩きかバスか迷っていると、駅前に止まっていたタクシーの運転手さんに「今なら相乗りで1人500円」というお誘いを受けたので、今回はこちらを利用させていただくことに。
タクシーに乗っているのは私を含め4人。恐らく夏の観光シーズンだったので、こうしたサービスを受けることが出来ましたが、普段は駅前にタクシーはいないと思われます。タクシーを利用する場合は、事前に手配しておくのが確実です。
少し遠回りして日本キャニオンも見せていただき、約15分で【森の物産館キョロロ】に到着。バスの方も乗用車の方も、ここから青池までは皆さん歩いて行くことになります。
歩き始める前に帰りのことを考えなければなりません。この日の目的地は黄金崎不老ふ死温泉。海沿いに面する露天風呂が名物で、日帰り入浴の場合、露天風呂の最終受付は15時半。今回は諦めていましたが、運よくタクシーに乗ることが出来たので、最終受付時間に間に合う可能性があります。
というのも、夏季はキョロロ前のバス停「奥十二湖駐車場」から、14時・15時・16時に不老ふ死温泉行のバスが出ているのです。白神山地の散策を早々に切り上げて、14時のバスに乗ることが出来れば、露天風呂の受付に間に合います。
青池から不老ふ死温泉に行く?
時刻は12時半、不老ふ死温泉の露天風呂か白神山地を満喫するか迷いながらも、とりあえず歩き始めることに。
まずは青池。相変わらず青いですが、この日は落ち葉が多めでした。ちなみに『奥十二湖駐車場バス停から不老ふ死温泉まで』のバス運賃は810円。『奥十二湖駐車場(バス)十二湖駅(五能線)艫作駅(徒歩15分)不老不死温泉』と移動するよりも200円高いです。
不老ふ死温泉の露天風呂を諦める場合は、バスで十二湖駅まで向かい、17時49分発の五能線普通列車に乗車します。それにしても気持ちのいい散策日和です。日差しは暑いですが、ムワッとした蒸し暑さはありません。
沸壺の池に到着。「青池は確かに青いけど、綺麗なのはこっち!」と話している観光客の方がいましたが、私も全くその通りだと思います。
キョロロからここまで約30分。ここで引き返せば14時のバスには間に合いますが、今回は不老ふ死温泉の露天風呂を諦めて、白神山地を満喫することにしました。
沸壺の池から十二湖駅まで歩いて観光
ムワッとした暑さはない一方で、アブ?ハチ?は多く、ブーンという重低音が何度も耳元にやって来ました。夏の白神山地を歩くときは長袖・長ズボンがおすすめです。
■ 参考:紅葉の白神山地を散策
遊歩道を抜けて道路に出ました。この道路を上るとキョロロ、下ると十二湖駅方面。少し下った場所には沸壺の池の水を汲めるスポットがあります。
白神山地の水とビジターセンター
こちらが沸壺の池から流れてきた水。水が冷たいからか、周囲は夏を忘れさせる涼しさとなっています。
以前はここに水が溜まる桶のようなものがあり、水を汲むことが出来ましたが、どうやら大雨で設備が流されてしまったようです。桶を覆っていた屋根と柱しか残っていません。
空のペットボトルを持ってきたものの、水を汲まずに去ってしまう人もちらほら見かけましたが、私はタクシーの運転手さんから「水が噴き出すパイプ(写真)は残っている」と聞いていたので…
水を汲むことが出来ました。この水が美味しいのです。ペットボトルが結露していることからも、水の冷たさが分かります。
もう少し道路を下り、十二湖ビジターセンターに到着。大きな施設ではありませんが、十二湖全体のジオラマや周辺に生息する動植物に関する資料などが展示されており、無料で見学することが出来ます。
この日はブナの木の実が無料で配布されていました。
路線バスもある
時刻は15時半過ぎ。ビジターセンターの近くにあるバス停「王池前」から16時15分頃のバスに乗ると、17時49分発の列車には余裕で間に合います。
バスに乗ると余裕で間に合ってしまうので、歩くことにしました。ビジターセンターから十二湖駅までは約4km。ずっと下り坂なので、普通に歩けば1時間もかからず到着します。
■ 参考:以前も青池から十二湖駅まで歩きました
車やバスが普通に通る一方で、歩道の無い区間が長く、カーブも多いため、歩くときは注意が必要です。ちなみに途中のお手洗いは、十二湖駅・キョロロ・沸壺の池の水を汲める場所・ビジターセンターにあります。
ビジターセンターから約50分で十二湖駅に到着。駅の外には名物『青池ソフト』の旗がずらりと並び、暑い中たくさん歩いた後の「アイス食べたい欲」を刺激してきます(笑)
せっかくなので食べてみることに。ヨーグルト風味の青池アイスと濃厚バニラの白神アイス。どちらも200円。節約したバス代は一瞬にして無くなりましたが、美味しかったのOKです。
不老ふ死温泉の最寄り駅・艫作へ
十二湖駅へ約5時間半ぶりに深浦・弘前方面行き普通列車がやって来ました。
約15分で不老ふ死温泉の最寄り駅・艫作(へなし)に到着。難読地名としても有名な駅です。
そして夕暮れの不老ふ死温泉へ。露天風呂の受付は終わってしまっていますが、内風呂の受付は19時までなので、まだ間に合います。
水平線に太陽が沈みました。深浦町は夕陽の町としても知られています。さらに夜は、2000年に日本一に選ばれた満点の星空も見ることが出来ました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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