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今回は「2022 雪を見に行く旅」その1をお届けします。
青春18きっぷで上野から新潟へ
2022年12月24日、この日の目的地は新潟県小出駅と福島県会津若松駅を結ぶ只見線。日帰りで雪景色を見に出かけます。
朝6時の上野駅から旅はスタート。この時点で計画していた行程は以下の通り。
青春18きっぷを利用しての旅なので、新幹線や特急列車には乗ることが出来ませんが、それでも上野→水上→小出→(只見線乗車)→会津若松→郡山→上野を、1日でぐるっと回ることが出来ます。
只見線は「日本一の豪雪を走る路線」と言われ、冬場は大雪で運休することが多いです。そして、この日の早朝時点での運行状況がこちら。3つのお知らせが表示されていおり、一番下を読むと「大白川駅13時57分発・会津若松行きから運行を予定しています」と書かれています。
■ 参考:2011年 只見線旅行記
つまり、小出駅から大白川駅までは現在も運行されており、午後からは全線で運行再開の予定ということです。まずは高崎線に乗車し、終点の高崎駅まで約2時間の移動。
その途中、さいたま新都心駅に止まっていた貨物列車のコンテナの上には雪が乗っており、さっそく雪を見ることが出来ました。しかし、ここで問題が発生。
水上駅(群馬県)と越後湯沢駅(群馬県)を走る上越線が、大雪の影響で終日運休となってしまいました。只見線はまだ午後から運行予定でしたが、この状況では青春18きっぷだけで只見線の始発・小出駅に行くことは出来ません。
高崎駅に到着すると、すでに写真に写るほどの勢いで雪が降っていました。通常はまだ雪景色を見ることは出来ず、渋川駅を過ぎた辺りから晴れていても粉雪が舞い、水上駅の直前で完全に雪景色となります。
この日は強い寒気が流れ込んだ影響で、一部地域で大雪となり、愛知県・名古屋でも積雪10cmを記録。これから向かうのは、まさにその「一部地域」です。
大雪で上越線が運休
高崎駅からは上越線・水上行きに乗車。
水上駅で越後湯沢行きの列車に乗り換えて、「国境の長いトンネル(群馬県と新潟県を繋ぐ清水トンネル)を抜けると雪国であった」を体験する予定でしたが、高崎駅を出発した時点で車窓は完全に雪景色となりました。
渋川駅に到着。写真を見ただけでも、強い雪が降っていると分かります。
ホームの積雪は10cmぐらいでしょうか。高崎駅の標高は約100m、渋川駅の標高は約185m、水上駅の標高は約490m、というように標高が上がっていくため、高崎駅から水上駅までの約1時間で気温や気候の変化が楽しめるのがこの路線の見所です。
今回は水上駅までは乗車せず、2つ手前の後閑駅で列車を降りました。引き続き越後湯沢駅、その先の小出駅を目指していますが、水上駅から先の普通列車は運休しているため、ここで上越新幹線に乗り換えます。
後閑駅から上毛高原駅までは歩いて約3km。上毛高原駅は上越新幹線しか止まらない駅で、在来線の最寄り駅が後閑駅となっています。上越新幹線に乗ることが出来れば、上毛高原駅の次が越後湯沢駅です。
後閑駅と上毛高原駅を結ぶ路線バスもありますが、今回の旅のメインテーマが「雪」なので、その雪を満喫するために歩いて移動します。
後閑駅から新幹線・上毛高原駅まで歩いて乗り換え
この川は流域面積日本一、全長は信濃川に次いで日本で2番に長い利根川です。利根川の源流・大水上山は新潟県と群馬県の県境にあり、ここは源流に近い上流にあたります。
後閑駅も上毛高原駅も大水上山もみなかみ町です。みなかみ町は群馬県で一番大きな市町村で、県面積の12%を占めています。
それにしても凄い雪です。普段から雪の多い地域であれば、街中は道路も歩道も綺麗に除雪されていますが、そうした状況ではありません。止まっている車もワイパーが立てられておらず、急な大雪だったことが伺えます。
こちらの坂道は水が撒かれ、雪が積もらないようになっており、坂を上った先にあるのは学校です。
しかし学校を過ぎたらこんな感じ。雪の積もった坂道を歩きます。写真をよく見ると、前方に歩いている人がいますが、この方も後閑駅から上毛高原駅までを歩いている同志でした。
もはやよく分からない写真です(笑)道路の両側にそびえる壁に雪が積もり、立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」のような景色となっています。
除雪車がやって来ました。普段は雪が積もらなくても、同じみなかみ町内にはスキー場もあったりするので、除雪車の手配は早いのでしょう。
これぞ日本の冬というような景色。
それに対し、南国を感じさせるような植物にも雪が積もっていました。
1時間ほどかかる予定で歩いていましたが、実際は40分ほどで上毛高原駅に到着。乾いた雪(パウダースノー)だったので、服や靴も濡れなかったのがよかったです。
青春18きっぷは使うことが出来ないので、別途切符を購入し、この新幹線でお隣の越後湯沢駅へ向かいます。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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