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今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その12をお届けします。
★前回の記事は こちら ★
シンフォニー 食事なしプランに乗船
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2022年1月2日の午後、竹芝桟橋から歩いて5分ほどの場所にある東京港・日の出客船ターミナルにやって来ました。
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ここから乗船するのは東京湾クルーズ・シンフォニー。東京湾をクルージングしながら、船内レストランでの食事を楽しむことを目的とする船です。
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運営はシーライン東京というはとバスグループの会社。シンフォニーのクルーズが組み込まれているバスツアーがあるようで、この日も駐車場には黄色いバスが並んでいました。
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そしてこちらが乗船するシンフォニー・モデルナ。2022年でちょうど就航30周年を迎える船です。2021年には、船上でGLAYの野外無観客ライブも行われました。
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もうひとつ「クラシカ」という船もあり、こちらモデルナよりも古い1989年の就航。どうやら配船はランダムのようで、公表もされていません。
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モデルナの船内は高級感ある雰囲気ですが、若いカップルなどの姿も見られました。計4コース(ランチ・アフタヌーン・サンセット・ディナー)の運航があり、それぞれ航路と乗船時間、料金は異なります。
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今回私が予約していたのは15時出港のアフタヌーンクルーズの食事なしプラン。これが最も安くシンフォニーに乗船する方法で、料金は1,800円です(2024年4月現在)。食事なし(乗船のみ)の乗客は、こちらのイステーブル席かデッキで過ごすこととなります。
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私は御船印をゲットするための乗船だったので、食事なしでも全く問題ありません。なお、乗船する際は基本的に予約が必要ですが、当日でも空席があれば乗船することが出来ます。
船内売店で御船印ゲット
シンフォニーの御船印は船内売店でゲットすることが出来ました。
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他にも船内売店にはシンフォニーオリジナルのキーホルダーやペンだけでなく…
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オリジナルワインや…
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ワインのお供になる白神山地産の生ハムも販売されていました。
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そして最も高価だったのがこちら。船のハンドル、いわゆる「舵輪」です。船内売店で注文すると後日自宅に届くそうで、料金は数万円かかります(正確な金額を忘れました)。
50分間の東京湾クルーズ
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15時、シンフォニー・モデルナは日の出桟橋を出港しました。ここから約50分間の東京湾クルーズです。
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こちらはモデルナのデッキからの景色。大自然の景色もいいですが、こうした都会のスタイリッシュな景観も見ごたえがあります。
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船は早速、東京の観光名所・レインボーブリッジの下を通過。しかし、出港直後は皆さん食事中なので、デッキに出ている人はほとんどいません。
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こちらは台場公園沖に浮かぶ第六台場跡。こちらはペリー来航に脅威を感じた江戸幕府が建設した海上砲台のひとつで、現在は実質放置されている状態です。
■ 参考:東京湾の防備が強化された理由
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フジテレビが見えました。真冬のデッキには冷たい海風が吹き付け、なかなかの寒さになるので、乗船の際には十分な防寒対策が必要です。
船自体が恋人の聖地
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最も乗船時間が長いディナークルーズの航路はハート型を描くことから、パンフレットでは「東京湾ハートライン」と紹介されているシンフォニークルーズ。
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レインボーブリッジやお台場海浜公園、東京ゲートブリッジなど、都心のデートスポットが見られることから、船自体も「恋人の聖地(サテライト)」に認定されています。
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救命用浮き輪には、恋人スポットでありがちな「南京錠」が括り付けられていました。もちろんスペースには限りがあるので、いつかはスタッフの方の手によって外されてしまうのでしょう。
船から東京を観光
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お台場を通過すると、品川ふ頭や大井ふ頭のキリン(ガントリークレーン)が見えてきます。
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沖にうっすらと見えている島らしき影は、千葉県の木更津や袖ケ浦のあたりです。
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位置関係としてはこんな感じ。アフタヌーンクルーズは航海時間が短いので、大井ふ頭の手前でUターンしてしまいます。
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ここでモデルナは船首を左に向けました。
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そして完全にUターン。ここからは同じ航路を通り、日の出桟橋へと戻ります。ちなみに、船の揺れは全くありません。
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大きな船と都会のビル群、その上空には羽田空港を離陸した飛行機が飛び、これぞ東京!というような景色です。
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レインボーブリッジと東京タワー、写真には写っていませんが、船の正面には東京スカイツリーも見えており、これだけでも十分に東京観光を楽しむことが出来ます。
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風はありましたが、船は全く揺れませんでした。時間的にも金額的にもお手軽に船旅と東京観光を楽しむことが出来るのがシンフォニーのアフタヌーンクルーズです。
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食事を終えられた方々が続々とデッキへ出てきましたが、もうすぐ船は日の出桟橋に接岸します。
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船内では生歌ライブも行われていました。どうやらシンフォニークルーズには、専属の歌手の方がいらっしゃるようです。
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時間調整のためか、日の出桟橋の手前でゆったりと航行するモデルナの横を、ちょうど東海汽船のジェット船・セブンアイランド愛が爆速で駆け抜けていきました。
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セブンアイランド愛が接岸しているあちらが東京港・竹芝桟橋。
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モデルナはぴったり50分で日の出桟橋に戻ってきました。
東京湾フェリーで夜の東京湾クルーズ
続いてやって来たのは、神奈川県の久里浜港。
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ここからは東京湾フェリーに乗船し、夜の東京湾クルーズ。対岸の金谷港(千葉県)まで移動します。なお、今回私は千葉県に用事があるわけではなく、東京湾フェリーの御船印をゲットすることが目的の乗船です。
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乗船する船は19時15分発のしらはま丸。この日最終の金谷行きです。なお、乗船は先着順で予約は出来ません。
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久里浜↔金谷間は「しらはま丸」「かなや丸」の2船体制で、朝6時から19時まで1時間に1本運航されています。旅客運賃は1,000円です。
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年明けの遅い時間なので、ターミナル内のお店は閉店し、人もおらず閑散としてしていました。
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しらはま丸に乗船し、まずやって来たのは船内売店。ここで御船印を買うことが出来るはずですが、乗船した時点でシャッターが閉まっていました。どうやら船内売店は18時の便を最後に、営業を終了してしまうようです。
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実は久里浜港で乗船券を買うとき、御船印目的の乗船であることを伝えていました。そこで特別対応をご提案していただき、無事にしらはま丸の御船印をゲット。御船印の料金(300円)は久里浜港で支払い、船内でスタッフの方から御船印を受け取ったのでした。
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金谷港からは約40分の船旅。乗客は私を含め数人しかいません。
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船は東京湾の出入り口にあたる「浦賀水道」を横断します。1960年に運航を開始した東京湾フェリー。国道16号線の海上区間としての役割を担っていますが、1997年に東京湾アクアラインが開通してからは、経営もなかなか厳しいようです。
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一応東京湾クルーズですが、東京都心から遠く離れているため、建物の明かりがほとんど見えない真っ暗な海を航海します。
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デッキは寒く、景色も全く楽しめないので、ずっと船内で過ごしていました。
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船が揺れることもなく、しらはま丸は定刻通り20時前に房総半島・金谷港へ到着。
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金谷港にも色々とお店はありましたが、こちらもやはり全てのお店が閉まっていました。
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こちらは「登山計画書」の提出箱。千葉県に標高の高い山はありませんが、登山者が多いため、恐らくそれだけ事故も多いということでしょう。
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金谷港の周辺はなかなか田舎です。振り返ると真っ暗な中で、東京湾フェリー・しらはま丸が煌々と輝いていました。この日の東京湾フェリーの営業は終了ですが、私はまだ移動しなければなりません。
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港から最寄りの浜金谷駅までは歩いて約10分。ここに停車する内房線の列車は基本的に1時間1本です。
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看板には「またずにのれる」と書かれていますが、東京湾フェリーとJRは接続していないので、待たされる可能性も十分あります。乗り換え時間は、少し余裕を見たほうが良さそうです。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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