ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は「2024年 1泊2日 鳥取旅行記」前編をお届けします。
1泊2日?青春18きっぷで東京から鳥取へ
今回は青春18きっぷを利用し、1泊2日(土日)で鳥取を旅行します。

しかし、青春18きっぷのルールに則り、東京駅から普通列車を乗り継いで鳥取駅を目指す場合、早朝4時半過ぎの始発電車に乗車しても、鳥取駅に到着するのは20時。もちろん翌日の復路(鳥取→東京)も同じだけ時間がかかるので、これでは鳥取県を観光する時間がありません。
夜の新幹線で静岡に前泊

ということで、金曜日の夜から移動開始。2024年3月29日、まずは東海道線の普通列車で小田原駅にやって来ました。東京駅から小田原駅までの運賃は1,520円。

小田原駅からは新幹線に乗り換えて静岡駅へ。自由席を利用した場合、小田原駅→静岡駅の料金は3,450円。

22時19分発の「こだま811号 浜松行」に乗車。金曜日の夜かつ浜松駅まで行く最終列車ということもあり、自由席の車内は比較的混雑していましたが、座ることは出来ました。

23時01分、静岡駅に到着。東京駅から静岡駅まで新幹線(自由席)を利用した場合の料金は5,940円なので、970円の節約となりました。しかし、新幹線なら約1時間で着いたところを、約2時間40分かかっているので、時給に換算すると400円以下。あまり効率のいい移動とは言えないかもしれません。

この日は静岡駅の近くにあるスマイルホテルに宿泊。偶然付与されたじゃらんの期間限定ポイントも活用し、2人で1泊5,516円でした。なお、この「静岡前泊」を含めると、今回の旅行は1泊2日ではなく2泊3日となります。
東海道本線&山陽本線で静岡から上郡へ
2024年3月30日、この日は朝から青春18きっぷを利用しての旅です。

まずは静岡駅を5時53分に出発する東海道本線「浜松行」に乗車。

途中の菊川駅で各駅停車「岐阜行」に乗り換え。6時44分に菊川駅を出発し、岐阜駅に到着するのは10時17分というロングランの列車ですが、2025年春のダイヤ改正で廃止されました。

そして、岐阜までは乗車せず、豊橋駅で特別快速「米原行」に乗り換え。時刻は朝8時過ぎです。

豊橋駅で朝食を購入。豊橋にはブラックサンダーを製造するユーラクの工場があり、駅の売店にもブラックサンダー関連のお土産が充実しています。その中でも私のおすすめが『ブラックサンダーあん巻き』です。

10時過ぎ、米原駅に到着。ここからは新快速に揺られ、一気に姫路駅へ。青春18きっぷシーズンの東海道本線は、混雑して座れないことも少なくありません。しかし、この時間帯はまだ早朝に東京を出発した人たちが到着していないためか、車内は比較的空いていました。

京都・大阪。神戸といった関西の大都市を通過し、列車は瀬戸内海の海沿いを走ります。対岸に見えている島は淡路島、島に架かっている橋が明石海峡大橋です。
■参考:高速バスで淡路島へ

12時47分、姫路駅に到着。乗り換え時間が少しあるのでここで昼食とします。

この日の昼食は姫路駅のホームにある「えきそば」。1949年創業のお店で、ネットでは姫路名物のソウルフードとしても紹介されています。

お店の看板商品だという「天ぷら駅そば」を注文しましたが、出てきたのはそば粉を使った黒っぽいそばではありません。「えきそば」はいわゆる「蕎麦」ではなく、かんすいが入った黄色い中華麺と秘伝の和風だしを合わせたもの。いわば「沖縄そば」と同じです。
■参考:沖縄そばとは何か

立ち食い駅そばでサクッと昼食を済ませた後、13時05分発の山陽本線「播州赤穂行」で相生駅まで移動。

相生駅で列車を乗り換えて、兵庫県南西部に位置する上郡駅に到着しました。時刻は13時44分です。
智頭急行の特急で鳥取県上陸
東京から青春18きっぷのみで鳥取へ向かう場合、通常は京都駅から山陰本線を利用し、福知山駅や豊岡駅を経由するのが最短経路となります。

しかし、今回はここ上郡駅から智頭急行線の特急列車を利用して鳥取駅を目指します。なお、智頭急行は沿線自治体の出資によって設立された第三セクターの路線であるため、青春18きっぷを利用することは出来ません。

上郡駅から途中の智頭駅までの切符を購入し、料金は2,150円。支払いにはクレジットカードも利用することが出来ました。

なお、上郡駅には自動券売機が設置されていないので、こちらの窓口で切符を購入します。また、智頭急行の普通列車は、この先にあるホームから出ていますが、特急列車はJR線のホームから出ているので注意が必要です。

そして、14時16分発の「特急スーパーはくと7号 倉吉行」がやって来ました。智頭駅までの所要時間は約45分、また鳥取駅までの所要時間は1時間15分です。

この列車の始発は大阪駅で、途中三ノ宮駅・明石駅・姫路駅にも停車しているため、車内はすでにほぼ満席状態。智頭急行の特急列車は京阪神と山陰地方を結ぶ貴重な交通手段として重宝されているようです。智頭急行は「日本一稼ぐ第三セクター」として知られています。

座席のテーブルに「指定席のご予約はチケットレスサービスが便利!」という広告がありました。しかし、小さく書かれた『※』を読むと、「スーパーはくとを利用のチケットレスサービスはJR西日本の区間を含む場合に限ります」と書かれています。私の乗車している上郡駅ー智頭駅は全区間が智頭急行で、JR西日本を含まないので、窓口で切符を買うしかなかったのです。

車両前方の電光掲示には「次は作用」と表示されていますが、他にも沿線の情報がたくさん流れてきます。また、その右下の画面に映し出されているのは、最高速度130kmで走る列車の前面展望です。

少しずつ山が近づいてきました。中国山地を通過することもあり、上郡駅ー智頭駅間にあるトンネルの数は41。距離にすると20kmを超え、総距離の44%がトンネルとなっています。
■参考:1

その中で最も長いのが全長5.6kmの志戸坂トンネル。

このトンネルを抜けると、岡山県から鳥取県に入ります。

15時01分、智頭駅(鳥取県)に到着。ようやくここから鳥取観光のスタートです。次の列車の時間まで駅周辺を歩いて散策した後、夕方の鳥取砂丘へと向かいます。
.
今回はここまで。本日もありがとうございました。
.
コメント