弘前市りんご公園でりんご狩り収穫体験!青森がりんご生産量日本一の理由も知る|2023 旅行記4

青森県

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今回は「2023年 夏 青森・北海道旅行記」その4をお届けします。

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弘前市りんご公園へ

2023年8月12日、秋田駅から五能線に乗車し、津軽の中心地・弘前へ向かっています。

こちらはりんご畑。海沿いを離れ、五所川原を過ぎた辺りから見られるりんご畑の景色は、五能線の見どころのひとつと言えるでしょう。青森県のりんご生産量は日本一です。

全国のりんご生産量の約6割を占める青森りんご。その中でも弘前周辺は特にりんご生産が盛んな地域です。林崎駅では線路のすぐ横にりんごの木があり、まだ緑色の果実が見えています。青森りんごの収穫最盛期は10月から11月です。

五能線から見えた林檎冷蔵庫

収穫されたりんごは専用の冷蔵庫へ運ばれ、食べ頃になるまでここに置かれます。そのため、収穫時期と出荷時期にはずれがあり、青森りんごの出荷量が最も多いのは3月頃となるのです。

■ 参考:1

こちらはりんごを加工する倉庫。規格外品や落下した果実は主にりんごジュースに加工されます。

私もりんごジュースをゲット。コンビニやスーパーなど、津軽地方の様々な場所に果汁100%のりんごジュースが売っており、その種類も豊富です。

改札を出たところに置かれているりんごのオブジェ(とねぷた)

12時、弘前駅に到着しました。ここから少し弘前を観光。路線バスで弘前市りんご公園へ向かい、午後はりんご狩りを体験します。

弘前駅からりんご公園まで向かうバスは2路線。弘前駅前6番乗り場から出ている相馬/西目屋方面行きに乗車すると、所要時間20分で300円。4番乗り場から出ている「ためのぶ号」を利用すると、所要時間40分で200円です。どちらも支払いにはSuicaを利用することが出来ます。

今回は13時発のためのぶ号に乗車。弘前駅の改札前にはクーラーも効いて、Wi-Fiも繋がる待合室があるので、待ち時間はそちらで過ごすのがおすすめです。

りんご公園に到着。スタンスとしては「りんごの木がたくさんある公共の公園」のようで、入園料は無料で年中無休。お土産屋さんをはじめとした施設や駐車場には営業時間がありますが、公園自体の散策は24時間可能です。

マンホールもりんご、中心に描かれている卍は弘前市の市章。弘前市の「市の木」もりんごです。ちなみに「市の花」はさくら。弘前城の桜祭りも全国的に有名です。

園内はなかなか広く、約9.7haの敷地に80種、約2,300本のりんごが植えられています。

木々の間に散策路があり、全てを見て回ろうとすると結構な距離を歩かなければなりません。そのため、雪が降っていない期間はレンタサイクルの貸し出しもあります。

今回私は園内を1周はしていませんが、それでも丸2時間の滞在となりました。

青森がりんご生産量日本一の理由

そもそもなぜ、青森はここまでりんごの生産が盛んなのでしょうか。青森りんごの始まりは明治時代まで遡ります。

日本にりんごが持ち込まれたのは明治初期。政府から全国に苗木が配布され、青森県では1875年、3本の苗木が青森県庁に植樹されました。ちょうど江戸時代の特権階級であった「武士」が仕事を失い困窮していたため、雇用創出のためりんご栽培が奨励されたのでした。

■ 参考:2

■ 参考:3

全国に苗木が配られたにも関わらず、青森県が圧倒的なりんご産地になった背景には、気候や土壌が栽培に適していたことに加えて、元武士の県庁職員・菊池楯衛氏(弘前出身)の活躍があったと言われています。

公園内にある旧小山内家住宅(昔のりんご農家の家)

菊池氏は日本で初めて西洋りんごを栽培した北海道七飯町「七重官園」で栽培を学び、弘前の人々に伝えました。一方で、日本人にはりんごを食べる習慣が無かったため、りんごを仕入れた商人は函館や横浜など、外国人が多く暮らす地域で売り歩いたそうです。1899年からロシアや中国など、海外への輸出も始まりました。

こちらはりんご公園内にある「ケントの花」という種類のりんご。1600年代後半から1700年代前半に活躍した物理学者・ニュートンが、万有引力の法則を発見するきっかけとなったりんごの木です。

りんご狩り収穫体験

8月から11月上旬までは、りんご狩り(りんごもぎ)も行われています。

9時から16時まで30分おきに受付があり、収穫出来る品種はその日によって変わります。また生育状況や天候によっては実施していない場合もあり、当日の実施状況はTwitterを要チェックです。

この日収穫するのは「恋空」という品種。収穫出来るのはひとり3個までです。収穫体験自体は無料!その場でりんごを食べることは出来ず、100g37円換算で持ち帰りとなります。

私は14時からの回に参加。スタッフの方から簡単なレクチャーを受けてから、お気に入りのりんごを選んで、自分の手で収穫します。

ハサミなどの道具は使用しないので、小さな子どもでも安全。りんごのサイズも小さめで、簡単に収穫することが出来ました。

写真を撮ったりしながら、のんびりと所要時間は30分ほど。これで185円は破格。2回、3回と参加してもいいかもしれません。

他にもりんご公園にはお土産屋さんや資料館もあり、帰りのバスの時間までは『りんごの家 軽食喫茶コーナー』で過ごしていました。

注文したのはアップルパイ(462円)とりんごジュース5種飲み比べ(400円)。そして、15時40分のためのぶ号に乗車し、弘前駅へ戻りました。お得に楽しめるので、青森観光におすすめのスポットです。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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