新幹線も特急も乗り放題!JR東日本パスの旅 夏の東北を1日で1周してきた|2011 旅行記

秋田県

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「2011年 JR東日本パスの旅」の様子をご紹介します。

JR東日本パスの旅

2011年、私は高校2年生でした。3月に東日本大震災が発生し、自粛ムードがある中で販売されたのが【JR東日本パス】です。

この切符のキャッチコピーは「今こそ、東北へ、東日本へ」。新幹線や特急を含む、JR東日本全線が1日乗り降り自由で1万円という特別な切符でした。

まずは大宮駅から上越新幹線に乗り、新潟駅までやって来ました。新幹線は満席で、新潟までずっと景色が見えない通路に立っていたのを覚えています。

新潟駅からは秋田行きの特急「いなほ」に乗り換え、日本海側を北上。村上駅を過ぎると、車窓には日本海の絶景が広がりました。

この辺りは「笹川流れ」と呼ばれ、国の名勝および天然記念物に指定されている地域です。海の透明度が高いだけでなく、浸食で出来た奇岩が並び、さらに海の向こうにはうっすらと粟島が見えています。

「秋田の湘南」象潟で海水浴を楽しむ

秋田県の象潟駅で列車を降りました。

象潟は松尾芭蕉が歩いた『奥の細道』の最北の地。1689年の夏、太平洋側から奥羽山脈を越えて山形県・酒田に到着した芭蕉さんは、象潟まで足を運んで酒田へ引き返し、日本海沿いを南下していきました。

駅のお手洗いで海パンに着替え、やって来たのは象潟海岸!ここは日本海側では珍しい遠浅のロングビーチで、「秋田の湘南」とも言われているそうです。駅からは歩いて約10分で来ることが出来ます。

「日本の渚百選」だけでなく、「日本の夕陽百選」「快水浴場百選」にも選ばれているスポットで、少しだけ海水浴を楽しんでから、駅へと戻りました。

新幹線も特急も乗り放題

今回の切符の有効期間は1日のみ。この日のうちに埼玉に戻らなければなりません。

象潟駅から羽越本線に揺られて秋田駅に到着。そして、特急「つがる」に乗り換えて青森駅へ。早起きをして、ここまで移動を続け、さらに海にも入っているので、疲れ果てていたのだと思います。この辺の写真は全く残っていません

青森駅に到着。

青森駅のホームには、今はなき上野行き寝台特急「あけぼの」が入線していました。

駅の周辺を少しだけ散策。青函連絡船・八甲田丸と一緒に写っているのは私の友人です。

夏の東北を1日で1周!

時刻は18時半。この日の朝に埼玉を出発し、この時間に青森にいて、これから埼玉に帰ります。

青森駅から新青森駅へ移動。新青森駅まで東北新幹線が延伸されたのは2010年12月。まだ開業してから1年も経っていない時期で、駅もその周りも「何もない」という印象でした。

さすがは青森。何もないといいながらも、駅にはねぶたが飾られています。新青森駅から大宮駅までの新幹線は立席特急券。「〇号車と〇号車の間」のような場所を事前に指定されていました。

夜でしたが、宮城県を走っているときにドアの小さな窓から見えた、家々の屋根にブルーシートや土のうが乗っていた景色は、今でも覚えています。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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