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今回は「沖縄から北海道・新千歳空港へ行く」旅行記をお届けします。
北海道・新千歳空港の過ごし方をご紹介
2022年4月13日、沖縄・那覇空港から成田空港へ飛んできました。今回の目的地は北海道・新千歳空港です。Peachには沖縄から北海道へ行く直行便もありますが、関西空港や成田空港で乗り換えた方が安い場合が多いです。なお、帰りは直行便を利用します。
成田空港にはANAが保有する成田ーホノルル線の専用機「フライングホヌ(空飛ぶウミガメ)」がいました。エアバスA380は世界最大の旅客機で、こちらはハワイの「海」をイメージしたカラーリングの2号機。
その隣には、ハワイの「夕陽」をイメージした3号機も置かれていました。1号機の姿はありませんでしたが、2022年7月の運航再開に向けて、何らかの準備が行われていたと思われます。
都内で用事を済ませ、18時半頃に成田空港へ戻ってきました。搭乗する便は20時10分発。Peachのチェックイン締め切りは30分前なので、19時半頃までに成田空港へ着くことが出来れば、仕事終わりにふらっと北海道へ行くことが出来てしまうのです。今回は飛行機代も安かったので、都内から成田空港までの電車賃を合わせても、片道6,000円程度しかかっていません。
こちらが成田空港第1ターミナルにあるPeach専用の待合室。コンセント付きの作業机もありますが、数が少ないので争奪戦となっていることが多いです。
お土産屋さん兼軽食を販売しているレストランもあります。夜のフライトということで、食事をしている方も多いですが、私は北海道まで我慢することに。
平日でしたが機内は混雑していました。成田空港から新千歳空港まではおよそ1時間半のフライトです。
そして22時前、北海道・新千歳空港に到着しました。
こちらが22時を過ぎた新千歳空港の様子。お店はもう閉まっており、歩いている人も全くいません。
夕食も我慢していましたが、なんとローソンも21時までということで、シャッターが下りていました。どうやら国内線ターミナルビル1F北側の店舗は24時間営業しているようです。
新千歳空港から札幌駅へ向かうJRの快速エアポートの終電は23時21分。札幌駅まで行くことも出来ますが、今回は新千歳空港で一晩を明かします。
新千歳空港温泉1泊!
成田空港や関西空港で夜明かしをする場合、寝る場所はベンチか床ですが、新千歳空港には新千歳空港温泉があります。
ここでは温泉&露天風呂&サウナ入り放題、フルフラットチェアで睡眠し放題、お茶&水&コーヒー飲み放題、朝食食べ放題。超お得に過ごすことが出来るのです。
■ 参考:成田空港で夜明かしをしてみた
館内では荷物を鍵付きロッカーに入れて、こちらの作務衣で過ごします。
髪くしやカミソリ、歯ブラシも無料です。
こちらが休憩スペース。営業時間は午前10時から翌日の午前9時。日中でも利用することが出来て、どれだけ長く滞在しても料金は変わりません。なお、深夜1時以降は深夜料金が加算され、この時は朝まで過ごして4,600円でした。
ずらっと並んだマッサージチェアは自由席。無事コンセント付きの席を確保することが出来ました(全ての席にコンセントが付いているわけではありません)。
休憩スペースには漫画がずらり。Wi-Fiもサクサクです。
こちらでお茶と水とコーヒーを無料で頂くことが出来ます。
売店には北海道牛乳やガラナなど、北海道らしい飲み物も販売されていました。
そしてビールはやっぱりサッポロ・クラシック。施設内での飲酒もOKです。
売店にはおつまみやお菓子、カップ麺もありますが、お値段は少々お高めに設定されています。
夕食を食べていなかったので、売店でビールとお菓子を購入し空腹を紛らわすことに。作業が出来るテーブルの数は少ないので、日中の待ち時間で何か作業をしたいという時は、カフェなどを利用した方がいいでしょう。
0時を過ぎたのでそろそろ寝ます。各席にモニターが付いており、飛行機の出発・到着情報や地上波のテレビを見ることが出来ます。
イスを倒してみるとこんな感じ。タオルケットは無料で借りることが出来ます。なお、休憩スペースは深夜でもフラッシュを使わず、こうした写真を撮ることが出来るくらいには明るいです。
テレビでは「水曜どうでしょう Classic」が流れていました(笑)このモニターは音を出すことが出来てしまうので、運悪くうるさい夜に遭遇する可能性もゼロではありません。耳栓があるとベストですが、防犯的に完璧な睡眠は求めない方がいいでしょう。
朝食はパンとスープが食べ放題
パッと目が覚めたのは朝5時半過ぎ。深夜バスや快活クラブよりも、こちらのフルフラットチェアの方が、遥かによく眠れました。
この日の国際線出発便には、オーロラ航空・ユジノサハリンスク行、つまりロシアへ向かう便が表示されていました。この時すでにロシアによるウクライナへの攻撃が始まっていましたが、どうやら新千歳空港からロシアに行くことが出来たようです。
空港の案内表示にも日本語・英語・ハングル・中国語・台湾語、そしてロシア語が書かれています。
さっそく朝風呂を浴びて、そのまま朝食会場へ。追加料金はかかりません。
なんとこれらのパン(5種類くらい)が食べ放題でした。
さらに3種のスープも飲み放題。
パンも普通に美味しく、朝からお腹いっぱいになりました。
北海道は天気がいいようですが、私は11時の飛行機で沖縄へ帰ります。
外は天気予報の通り、雲一つない青空が広がり、遠くには雄大な雪山が見えています。新千歳空港温泉でもうひと眠りしたり、サウナで整ったりも出来ましたが、せっかくのいい天気なので、観光がてら南千歳駅までの約5kmを歩いてみることにしました。
空港周辺を歩いて観光
1926年、地域住民らが鋸や鍬を使って手作りした飛行場が、現在の新千歳空港の始まりです。
太平洋戦争の前には旧日本海軍の基地が置かれ、戦後は米軍に接収され、新千歳空港が日本に返還されたのは1959年。1961年にはANA東京便が就航し、1963年にターミナルビルが完成しました。
ちなみに、開業時からの正式名称は「千歳空港」。しばらく千歳空港では、自衛隊機と民間機が同じ滑走路(ターミナルの西)を使用していましたが、 1988年に民間機専用の滑走路がターミナルの東に完成すると、「新千歳空港」と呼ばれるようになりました。
新千歳空港から南千歳駅へと向かう道の歩道は、滑走路の下を通るトンネルへと向かっていきます。
滑走路の下を通るトンネルの長さは330m。ちなみに、空港の半径1km圏内には、レンタカー屋さん以外何もないので、わざわざ歩く人はほとんどいないと思います。実際、南千歳駅まで歩く間にすれ違った人はゼロでした。
現在もターミナルの西側は航空自衛隊の千歳基地となっており、こちらには2本の滑走路があります。新千歳空港は羽田・成田・関空に次いで、日本で4番目に大きな空港ですが、千歳基地の面積を合わせると、その面積は羽田空港よりも広くなるそうです。
この日は政府専用機がいました。日本政府が所有・運航する機体ですが、運航を担当しているのは千歳基地に所属する特別航空輸送隊で、普段からこの場所に置かれているそうです。
空港から続いていた1本道はここで札幌方面と江別方面に分岐。私は南千歳駅を目指しているので江別方面の道へ。
こちらが南千歳駅。しかし、この高架橋から駅の入口までは大きく遠回りする道しかないので、もう少し歩きます。
高架橋を下りる坂道の横には白樺の木々が並びます。
異国を感じさせる雰囲気の道を歩いた先に、南千歳駅の入口はあるようです。
白樺の木々の裏には雪も多く残っていました。
この静寂の雰囲気を切り裂いたのは自衛隊の戦闘機。スクランブル発進なのか、その訓練なのか、戦闘機は轟音とともにどこかへ飛び立っていきました。
ということで、南千歳駅に到着。新千歳空港駅から南千歳駅間の収支状況は公表されていませんが、1駅220円でも赤字だとしたら、JR北海道の経営状況の厳しさが伺えます。
こちは南千歳駅の時刻表。札幌方面の運行本数は大都会を思わせる多さですが、終電は22時台というところが大都会との違いです。
約1時間かけて歩いて来た道も電車だと5分。新千歳空港駅に戻ってきました。こちらは駅にある北海道と本州の大きさを比較して示したマップ。
琵琶湖も小さく収まってしまい、全く目立たない存在となっています。
お土産選びも楽しい
沖縄行きの飛行機まで、まだ少し時間があるので、空港の近くにある映画館にやって来まし…ではなく、【4F オアシスパーク 映画館・温浴施設】という看板は、新千歳空港内にあるものです。
こちらが新千歳空港シアター。空港での待ち時間に映画鑑賞を楽しむことが出来ます。
ロイズのチョコレート工場も空港内にあり、お菓子を製造している様子を見ることも出来るのです。
個人的に新千歳空港は『日本一待ち時間に退屈しない空港』だと思っています。
ちょうど無料のスタンプラリーが開催されていたので、こちらに参加してみることにしました。
空港内に設置された12か所のスタンプ台を探して、空港内をさまよいます。4階建てで国際線ターミナルもあり、さらに様々な商業施設もあるので、広い空港を行ったり来たりするのはなかなか大変です(笑)
スタンプを全て集めて、指定された場所へ持っていくと景品が貰えます。本当はオリジナルデザインのノートが欲しかったのですが、在庫切れということで、こちらのクリアファイルと大雪の水を頂きました。
無事、今回の北海道旅行のお土産はゲットしましたが、最後にお土産屋さんも物色します。
こちらはカルビーのアンテナショップ。北海道産じゃがいも「インカのめざめ」と、沖縄・石垣島の塩を使ったお菓子が販売されていました。
沖縄・那覇空港にも海ぶどうやもずくなどの海産物がお土産として販売されていますが、北海道・新千歳空港はカニ!北の大地強し。
じゃがいもやアスパラガスも買うことが出来ます。
筋子やいくらなど、北海道らしいおにぎりもありますが、北海道を代表するコンビニ「セイコーマート」空港内にないのは少々残念なポイントです。
こちらも流石は北海道!水曜どうでしょうの聖地ということで、サイコロキャラメルのラインナップがかなり充実しています。水曜どうでしょうのグッズは、空港内ある北海道キャラクタースポットというお店に揃っています。
こちらも刺さる人には刺さるお土産。JR北海道の駅名標マグネットです。何がいいのか説明するのは難しいですが、欲しくなる気持ちは分からなくもありません。
マニアックなお土産ばかりを紹介していると、「エゾ鹿カルパス」や「エゾ鹿ジャーキー」のインパクトがだいぶ弱くなってしまいますが、この辺をお土産に選ぶとネタとして面白いでしょう。個人的には毛ガニ1匹も面白いのでおすすめです。
今回は新千歳空港と空港周辺を散策するだけで、十分に北海道を満喫することが出来ました。帰りは沖縄・那覇空港に向かうPeachの直行便を利用します!
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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