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今回は2018年「高知・鵜来島旅行記」最終回をお届けします。
★前回の記事★
高知・柏島に上陸
旅の5日目。
この日の夜、高知駅前から出る深夜バスに乗り、東京へ戻ります。

大月町のホテルから、朝早いバスに乗り、やってきたのは柏島です。
高知県の南西端に浮かぶ柏島。
周囲約4kmの島ですが、集落は1か所に集中しており、島を1周するような道路もありません。
そんな島に、今回やってきた理由は…

この海です!
柏島の周囲には、温暖な黒潮が流れ込む影響で、サンゴが広がり、1000種類の魚が棲息すると言われています。
日本の沿岸で確認されている魚種が約3500種ということで、日本にいる魚のおよそ3分の1を、柏島で見ることが出来てしまうのです。

島といっても、柏島新大橋で繋がっているので、バスでここまで来ることが出来ます。

ダイバーには有名な島で、私もダイビングをしてみようか悩みましたが、季節は11月。
寒そう、かつダイビングはやっぱり高いので、今回は断念しました。
沖縄のようなコバルトブルーの海
柏島周辺は、足摺宇和海国立公園に指定されています。

柏島は魚種が豊富であるだけでなく、透明度が高いことでも知られています。
検索すると、海に浮かぶ船が宙に浮かんでいるように見える画像が沢山出てきます。

沖縄で見られるような、コバルトブルーの海が広がります。

これでも十分綺麗ですが、海は高い所から見る方が綺麗です。
近くに「大堂山展望台」というスポットがあるので、そこを目指して歩くことにしました。
大堂山展望台を目指して歩く サル出現!

海沿いを歩いていたら、地元のおばあちゃんに話しかけられて飴をもらいました。
こうした交流が旅の楽しみのひとつです。

途中からは、海沿いの山道を歩き、その途中に展望台がありました。

そこからの景色はこんな感じ。
切り立った崖が並び、迫力ある景色です。

こちらの岩は、観音様に見えるということで、「観音岩」という名前が付けられています。
確かに大きな観音像の横顔にも見えます。
もちろん人工ではなく、自然の波や風で出来たものです。

歩いていると突如、道端に野生のサルが現れました。
いや、1匹ではありません。
道を塞ぐほどたくさんいます…どうしましょう。

野生のサルは、人を襲う可能性もあるので、少し緊張感が高まります。
展望台があるのはこの先なので、ここを避けては通れません。
サルたちをびっくりさせないよう静かに進んでいきます。

しかし、サルたちは私に見向きもしません。
どうやらここは『大堂お猿公園』というスポットで、約200匹の野生のサルに餌付けが行われており、人にも慣れているそうです。
きっと、私が餌をあげる気が無いのを感じて、興味を示さないのでしょう。
大堂山展望台からみる柏島の絶景
柏島から山道を歩くこと約1時間、大堂山展望台に到着しました。

標高は約250メートル。
周辺で最も高い場所にあるため、360度を見渡せる絶景スポットです。
島の右側が太平洋、左側が豊後水道になるそうです。

ここまで歩いてきた価値がある景色。
やはり、上から見ると海の色が全然違います。

こちらでは、クロマグロの養殖が行われているそうです。
柏島は全国で初めてクロマグロ養殖に挑戦し、現在では国内の養殖マグロで、最も高い評価を受けているそうです。

柏島の向こうに見えているのが沖ノ島です。

帰りは山道ではなく、コンクリートの道を歩きます。
展望台には駐車場もあり、そこまでの道もありますが、狭いうえに、崩落している場所もあるので、車で大堂山展望台を目指すのは厳しいです。
柏島から宿毛駅、高知駅、そして東京へ

14時過ぎに宿毛駅を出る列車で、高知駅方面を目指します。
宿毛駅までバスで行くことも出来ますが、時間に余裕があったので、バス代節約のため、出来る限り歩くことに。
途中、全長1923mの大堂トンネルも抜け、結局10km以上歩き、道の駅大月からバスに乗車しました。

宿毛駅からは、列車を乗り継いで高知駅に到着。
そして、高知駅からは深夜バスに乗り、翌朝、東京へ辿り着いたのでした。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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