紅葉の青森・白神山地を観光!車で深浦町・黄金崎不老ふ死温泉へ 混浴も体験|2020 旅行記

沖縄から東北

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今回は「紅葉の白神山地に乗ってきた」時の様子をお届けします。

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紅葉の青森・白神山地を観光

2020年10月26日、前日の夜に仙台空港で借りたレンタカーを1日走らせて、青森県・白神山地へやって来ました。

白神山地は広大な山地帯の総称で、その範囲は約13万haにも及びます。朝から車を走らせ、目指すのは有名な観光スポット「青池」。山道に入ると、少しずつ木々が色付いてきました。

青池に最も近い駐車場は有料なので、少し離れた無料駐車場に車を停めて歩きます。

こちらは青池に向かう途中で撮った写真。生憎の曇り空ですが、湖面に紅葉した木々が映り、美しい光景が広がっています。白神山地の紅葉の見頃は10月中旬から11月上旬。赤黄色に色付いたブナやカエデ、ヤマモミジなどを見ることが出来ます。

2021年度の月別観光客数を見ても、観光客が最も多いのは10月ですが、この日は平日(かつコロナ禍)ということもあり、観光客の姿はほとんど見られませんでした。

色付くカエデ

青池がある深浦町の10月の平均気温は13.6度。さらに青池の標高は約250mあり、地上よりも寒いので、防寒対策は欠かせないと思います。

車を停めてから約30分、この階段を上った先にある展望スペースから青池を見下ろすことが出来ます。

晴れている日よりも青さは劣りますが、この日も確かに青い青池。それほど大きな池ではないので、周囲の紅葉した木々と青池を1枚の写真に収めることは難しいです。

■参考:晴れている日の青池

また、紅葉した葉は間もなく散ってしまいます。自然の池なので、水面に落ちた葉を片付ける人はいません。運が悪いと、青池の一面が落ち葉に覆われてしまう時期でもあります。

青池を見て引き返してしまう人が多いですが、青池の先にも遊歩道は続いています。あまり知られていませんが、この道を歩いた先にある「沸壺の池」が、青池に負けないくらい美しいのです。

遊歩道周辺に「クマに注意」の看板はありませんが、秋はクマの活動が活発になる時期です。周囲に人がいないので、念のため注意しながら歩きます。

青池から10分ほど歩いて「沸壺の池」に到着。

青池とは異なり、流れがあるため、湖面に浮かぶ落ち葉が無いことも、池が美しく見える要因だと思います。

そして、沸壺の池から流れてくる水がこちら。青池とビジターセンターの間の道路沿いにあります。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_2644-1024x768.jpg です

この水は飲んだり、汲んだりすることが出来るように整備されています。キンキンに冷えて美味しいので、白神山地を訪れたお土産におすすめです。

深浦町の中心部へ車で移動

白神山地を散策した後は、昼食を探しがてら深浦町の中心部へ移動。

海の家ふかうら・まるごと市場にやって来ました。ここでは深浦町の魚介類や野菜、お土産などが販売されています。

捌かれる前の状態の魚たちがそのまま並んでいます。ちなみに、青森のマグロと言えば大間が有名ですが、漁獲量は深浦町が青森県トップ。日本海側を回遊するマグロが、大間へ向かう途中で、深浦に立ち寄るそうです。

こちらは鮭や鱒の卵・イクラ。お寿司の軍艦巻きとしても定番のネタなので、これと白米だけでも十分ご馳走です。

一方こちらはすじこ。東北や北海道では、コンビニおにぎりの具にもなっていますが、他の地域ではあまり見られません。いくらと同じ鮭や鱒の卵ですが、粒が小さく、卵巣膜で粒が筋状に繋がっているのが特徴。また保存性を高めるため、塩辛くなっています。

りんごもありました。3玉で250円というのは、ご当地ならではのお値段です。りんごをかじる昼食もよかったのですが…

結局やって来たのは、町で唯一のスーパー・マックスバリュ(全国チェーン)。こうしたお店にもローカルな商品があり、また方言交じりの会話を聞くことも出来るので面白いです。

日本海の荒波が打ち寄せる大岩

マックスバリュの道路を挟んで向かいに、海へと続く遊歩道がありました。せっかくなので行ってみることに。

こちらは「大岩」と呼ばれるスポット。岩がくり抜かれた所に整備された階段を上ると、岩の上に行くことが出来ます。

岩の向こうに広がるのは「これぞ日本海の冬」というような荒々しい景色。

そんな海へ出ていく漁船を発見しました。心配になるほど波に揺られていたので、しばらく船の様子を見ていると、間もなく港の方へ引き返していきました。

そしてこちらが大岩の上から見た深浦の街並み。岩の上は広く、ベンチも設置されています。

天気が良いと岩木山(通称:津軽富士)も見えるそうです。この時はちょうど、深浦駅に五能線の列車が止まっている様子も見えました。

黄金崎不老ふ死温泉で混浴を体験

それにしても風が強く寒い… ということで、次は温泉で温まることに。

やって来たのは、同じく深浦町内にある黄金崎不老ふ死温泉。日本海に面した露天風呂が人気で、宿泊することも出来ます。今回は日帰りでの利用なので、露天風呂の最終受付は15時半。16時までに温泉を出なければなりません。

この日は10月26日。毎月26日は「風呂の日」ということで、普段であれば600円かかる入浴料が無料となっていました。なお、本館内風呂は20時まで入ることが出来ます(最終受付19時)。

竹の柵で囲まれた内側に温泉がある

露天風呂に向かう前に、まずは内風呂のシャワーで身体を洗い、着替えてから露天風呂へ。ここで少し衝撃的な出来事がありました。

不老ふ死温泉の露天風呂は、通常混浴と女湯に分かれていますすが、なんとこの日利用出来たのは混浴だけ。女性は専用の着用着(湯浴み着)が、有料で用意されていましたが、男性は特にありません。

深浦の海 その1

しかも『水着やタオルを付けて温泉に入るのはNG』という注意書きまで書かれています。温泉に入っていたのは10名くらい、男女比はおよそ半々。女性は全員着用着を着ている一方、男性は全員すっぽんぽんでした。これは何が正解なのか…

深浦の海 その2

不老ふ死温泉のホームページによると、「冬季は気温や強風の影響で湯温があがらない場合、入浴できる湯温にする為、混浴のみのご利用になる場合がございます」という注意書きがあるので、そういうことなのでしょう。

露天風呂に更衣室はなく、傍らにかごが置かれているだけ。私は意を決して服を脱ぎ、すっぽんぽんの1人になりました。泉質は『含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉』。空気に触れると酸化する性質があるようで、お湯は赤褐色。温泉に入ってしまえば、身体が見えることはありません。

ウミネコ

しかし、タオル無しで足だけお湯に入れ、海に背を向けて(=こっちを向いて)座っているおっちゃんもいました。海の方を眺めると、おっちゃんのブツが見える状況です。また、温泉から出た後も大変です。

日本海に沈む夕陽

入る時はさっと服を脱いで、お湯に入ればいいのですが、出た後は身体を拭く時間があります。しかしここは割り切って、堂々とその場を乗り切ることに成功。ここで養生すると老いたり弱ったりしないというのが、不老ふ死温泉の名前の由来。ある意味強くなれたような気がします。

ウェスパ椿山でお土産を購入

不老ふ死温泉には1時間ほど滞在し、この日最後にやって来たのはウェスパ椿山

不老ふ死温泉から歩いて30分ほどの場所にある観光施設で、今回はお土産を探しに来ました。

この時は知りませんでしたが、私が訪れた5日後にウェスパ椿山は閉館となり、25年間の歴史に幕を下ろしました。現在は、物産館コロボックルだけが、観光協会の運営で事業を継続しているようです。

また、併設されている五能線の駅も「ウェスパ椿山」という名前のまま残っており、引き続きリゾートしらかみの停車駅となっています。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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