冬の能登半島を1日ドライブ!雪道を走る 最北端・禄剛崎から白米千枚田へ|2021 旅行記16

2020年→2021年 年末年始の旅

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今回は【2020年→2021年 年末年始の旅】旅行記16をお届けします。

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冬の能登半島をドライブ

2021年1月4日、新日本海フェリーで福井県敦賀に上陸。電車を乗り継いで、富山にある友人の家に到着しました。

翌日は朝6時過ぎに友人の家を出発。この日は友人の運転で、1日かけて能登半島をドライブします。

「ここへ行きたい!」というような場所もなかったので、とりあえず下道を走り、能登半島最北端・禄剛崎を目指すことに。

富山市内は雪が少なめでしたが、明るくなると、いつの間に周囲は一面の雪景色

車を運転する友人は埼玉生まれ埼玉育ち。そして、富山に住んでまだ1年。雪道の運転にはそれほど慣れていないようですが、道路は除雪されているため、何とか安全に車を走らせることが出来ています。

それでもカーブは所々で車が滑り、あらぬ方向へ行ってしまいそうになります。雪道には慣れていませんが、車の運転自体には慣れている友人なので、滑る車をうまくコントロールしていました。

目の前に除雪車が現れました。恐らくこの道を走る車の量はかなり少ないと思われますが、日中もこまめに除雪をしてくれているようです。

山を越え、北海道で見たような銀世界の中へ。私は雪道の運転が出来ないので、こうして車に乗せてもらい、電車やバスが無い地域の冬の景色が見られるのは、とてもありがたいことです。

富山市を出発してから約3時間。能登半島の最北端周辺までやってきました。

聖域の岬と青の洞窟に到着

私は以前も禄剛崎を訪れたことがあり、今回も同じ場所を目指していましたが、何だか雰囲気が違います。

「聖域の岬」と書かれた案内図がありました。

『聖域の岬はインドの聖地』と書かれていました。この案内によると、714年に天竺(インド)からやって来た仙人が、日本の天皇の息子の病を治したそう。その後仙人は、この岬でウルトラパワーを習得し、天へ昇って行ったと…

スピリチュアル要素強めな「聖域の岬」の正式名称は「金剛崎」。能登半島最北端・禄剛崎はもう少し先でした。

さらにここには、源義経が迷い込んだ「青の洞窟」もあるようです。入場料は大人1人1,500円というなかなかのお値段。調べてみると、「青くない」という口コミが多かったので今回はパスすることに。

■ 参考:沖縄の青の洞窟に行ってきた

ちなみに、青の洞窟とセットになっている空中展望台がこちら。今回は男2人、しかも寒いので、展望台に行ったとしても、滞在時間は10秒もいらないはずです。

冬の日本海を象徴するような景色。金剛崎の海沿いには、値段が少しお高めの「ランプの宿」が並びます。

能登半島最先端・禄剛崎は日本の中心だった

ということで、金剛崎から再び車を走らせ、ようやく能登半島最北端・禄剛崎に到着しました。

禄剛崎までは、かっこいい名前の道の駅 「道の駅狼煙(のろし)」に車を停めて少し歩きます。

海沿いのため雪はほとんどなく、歩くのに苦労することはありません。能登半島の最果てですが、それなりに人が訪れるようで、道沿いの木にWELCOMEと書かれていました。

明治時代に造られた禄剛崎灯台。ここが能登半島の【最北端】と思っていましたが、柱をよく見ると【最先端】と書かれていました。

もうひとつ、ここには「日本列島ここが中心」という碑も置かれています。能登半島を中心とした円が書かれていますが、どう見ても能登半島が日本の中心ではないことが分かります。「本州の中心である」としたら、正しいのかもしれません。

東京・上海・釜山までの距離が書かれた看板がありました。こういうのを見ると、確かに果てまで来た感じがします。天気が良いと立山連邦や佐渡島まで見えるそうです。

雪がない?冬の白米千枚田へ

時刻は10時。うっすらと青空も見えてきてました。もっと天気が良くなることを期待して、ここからは能登半島を南下します。

続いては、能登観光の定番スポット「白米千枚田」へ。

これが冬の日本海。次々と白波が打ち寄せています。

珠洲の海」という塩が作られている製塩所の横を通過。

白米千枚田に到着。荒々しい波が打ち寄せる日本海に向かって1004枚の棚田があるそうです。「日本の棚田百選」「国指定文化財」「世界農業遺産」などにも認定されている観光地ですが、海からの冷たい風が吹いているだけで観光客は誰もいません。

棚田に雪が降り積もっている景色を期待していましたが、雪は全くありません。沖合を流れる対馬暖流の影響で、この辺りは冬でもあまり雪が降らないようです。収穫も終わっているので、非常に地味な丘の景色となっていました…

白米千枚田の売店を見物。棚田で取れたお米のおにぎりを食べることも出来ます。

お土産にお米そのもの(確か500g)をゲット。後日、このお米で作ったおにぎりを食べましたが、なかなか美味しかったです。

その名の通り、揚げたうずら・ウインナー・フランクフルトが串に刺さった「かかし」。40年ほど前、輪島市内のお肉屋さんで作られたことをきっかけに、今では輪島のソウルフードになっています。

舳倉島の塩が売っていました!この塩が島の唯一のお土産だと思いますが、島で買うことは出来ません。

イルミネーションも行われている

冬の白米千枚田ではイルミネーションが行われています。

こちらが別の機会に訪れた白米千枚田のイルミネーションの様子。昼間とは全く様子が異なり、25,000個ものLEDライトが幻想的な光景を作り出しています。

イルミネーションの中を歩くことも出来ますが、日本海からの冷たい海風が吹き付け、しかも夜なので、なかなか厳しい寒さです。

皆さん滞在時間が短いようで、駐車場へ入るための長い渋滞もスムーズに流れていきます。美しい景色よりも「寒い」という感覚が優先されるのは、人間が生きていくための本能なのでしょう。

日没に合わせて自動的にLEDの明かりが点灯するようなので、事前にホームページでライトアップの時間を確認しておくのがおすすめです。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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