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今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その10をお届けします。
★参考:前回の記事は こちら ★
熱海から冬の初島へ
2022年1月2日の朝7時、東京駅から東海道線で熱海へ向かっています。
熱海の手前、根府川駅からは相模湾の向こうに伊豆大島が見えました。熱海からは伊豆大島ではなく、「初島」という離島へ渡ります。
9時20分、熱海駅に到着。
船が出る港までは約2km。10時出港の船に乗ることを目指して歩きます。
熱海駅前仲見世通り商店街を抜けて海沿いへ。
写真ではうまく写りませんでしたが、用水路脇のパイプからは湯気が出ていました。
さすがは温泉地。海沿いの道路にも「温泉運んでます」と書かれたタンクローリーが走っていました。
熱海の道路沿いにはヤシの木と旅館やホテルが並び、リゾートの雰囲気が感じられます。これから行く初島もまた、リゾートアイランドとして観光開発が進んでいる島です。
【初島・大島 乗船場 300M先】の案内がありました。「大島」というのは伊豆大島のこと。初島行きの船と伊豆大島へ渡る東海汽船のジェット船は、同じ場所から出港しています。
GoogleMapの計算通り、熱海駅から歩いて20分で初島へ渡る船の乗り場に到着しました。
待合室は思っていたよりも混雑しています。
東海汽船の受付は行われておらず、窓口付近には誰もいません。つまり、待合室にいる皆さん、初島へ渡るということです。
事前予約は出来ず、乗船は先着順。この混雑を見て、10時の船に乗ることが出来るか不安になりましたが、無事乗船券と富士急マリンリゾートの御船印をゲット。片道きっぷでの販売はなく、料金は往復で2,640円(2022.8現在)でした。
こちらの御船印は通常デザインの御船印ではなく、PINGU号限定のもの。PINGUはスイス発のアニメキャラクターで、世界で一番有名なペンギンと言われています。PINGUの40周年記念で、熱海-初島航路がコラボしており、売店にも様々な限定グッズが並んでいました。
そして10時、船は熱海港を出港。初島までは約30分の船旅です。船内は混雑していたので、デッキで過ごします。
30分の船旅の様子
初島航路のホームページに使用されているキャッチコピーは「首都圏から一番近い離島」。
東京から熱海までは新幹線で40分、駅から港まで歩いて20分とすると、東京都心から最速1時間半で行くことが出来ます。
横須賀の猿島など、初島よりも近い無人島はいくつかあるので、初島は「首都圏から一番近い有人島(離島振興法対象)」と言えるでしょう。
■ 参考:2018年 猿島旅行記
この写真には2つの島が写っていますが、左に見えているのが初島。右に見えているのは伊豆大島です。伊豆大島までの所要時間は、東京・竹芝桟橋から東海汽船のジェット船で1時間45分です。
こちらは伊豆大島のさらに沖に浮かぶ利島。
■ 参考:2018年 利島旅行記
熱海を出港してからしばらくすると、熱海の山々の向こうに富士山も見えました。
こちらは操舵室の様子。電車では運転席の様子を見ることが出来ますが、船の操舵室はあまり見ることが出来ないので、面白いポイントかもしれません。
ウミネコとユリカモメが舞う
船の後方にはたくさんの海鳥たちが付いて来ています。
船内には「ウミネコとユリカモメの見分け方」というは張り紙もありました。ユリカモメの特徴は以下の2つ
- くちばしが赤色
- 目の後ろに黒い斑がある
これ以外はウミネコと判断していいようです。
こちらの軍団は目の後ろに黒い斑があるのでユリカモメでしょうか。ユリカモメは渡り鳥の一種で、11月中旬から3月下旬によく見られるそうです。
鳥たちは船の後方から付いて来るだけでなく、デッキにいる人々のすぐ近くまで接近してきます。
その理由はこちら。餌付けをしている観光客がいるからです。餌付けに対する注意の案内はありませんが、「トンビ注意」の張り紙はありました。
この船にはファミリーも多く乗船しており、餌付けをしている様子を見ると、ちびっ子たちも「やりたい!」となります。もし餌付けをするちびっ子に向かってトンビがやってきたら大変です。また、海鳥たちがトンビに狙われる可能性もあります。
と、思いましたが、初島航路のホームページを見ると、海鳥への餌やりがおすすめの過ごし方として紹介されていました。その地域の魅力を維持するため、環境に対して配慮出来る旅行者でありたいものです。
首都圏から一番近い有人島に上陸
冬の伊豆諸島へ向かう船はかなり揺れますが、この船はほとんど揺れず、あっという間に初島へ到着。
この写真は初島に接岸した船のデッキから撮ったもの。熱海の街並みがまだはっきりと見えるような距離感です。
しかし、海の透明度はぐっと上がります。港の海でこれは凄い。初島に砂浜はありませんが、シュノーケルやダイビング、釣りなどを楽しむことが出来ます。
そんな日常に近い非日常を求めて、この日もこれだけ多くの人が初島を訪れていました。私が乗船した「イル ド バカンス 三世号」の定員は868名。座席はそこそこ埋まっていたので、この便だけで数百名が上陸していたことは間違いありません。
島も観光客に対応するため、全体的に綺麗に整備されています。
ただ今回は、初島の滞在時間が50分しかありません。大きな島ではないので、急い足で島を巡ります。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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