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今回は【初めての小笠原諸島旅行記 その4】をお届けします。
★前回の記事★
小笠原海洋センターでアオウミガメに出会う
小笠原諸島・父島上陸初日。
特にやることもなく、港の周辺をふらふら歩いていました。
港からゆっくり歩いて約30分。
小笠原海洋センターまでやってきました。
港からも見えるオレンジ色の屋根が目印です。

ここでは飼育されているウミガメを、無料で見学することが出来ます。

小笠原諸島は日本一のアオウミガメの繁殖地。
毎年5月下旬から7月上旬にかけて、多くのウミガメが産卵のため島に上陸します。

小笠原海洋センターでは、島で生まれたウミガメを保護し、海に放流するまでを行っています。
そしてこの日の夜、卵から孵化して数か月経った子ガメを、海に放流する体験が行われると知り、早速その場で申し込みました。
体験料金は1500円と、なかなかお得です。
原付で夕焼けのウェザーステーションへ
子ガメの放流体験を行うビーチは日によって変わるそうで、この日は19時にコペペ海岸集合でした。
集落から離れたビーチなので、小笠原観光さんで原付を借りました。
レンタル時間は17時からの24時間。
これによりノープランだった翌日も「原付で島を一周する」ことに決まりました。

もう夕方ですが、さっそく原付を走らせ、やってきたのは「ウェザーステーション展望台」。
父島随一の夕陽スポットで、島民も観光客も、夕方になると多くの人が集まると紹介されているスポットです。

しかし、不運なことに雨が降ってきました(笑)
そのため、この日のウェザーには2、3人しかおらず。

しばらくすると、遠くの空が焼けてきました。

水平線の彼方は晴れていたようで、雨の中で夕陽を見ることが出来ました。
なかなか幻想的な景色で、いいものを見ることが出来ました。

引き続き雨は降っており、雨具もありませんが、ここから原付で、子ガメの放流が行われるコペペ海岸へ向かいます。
写真は道端から見えた父島の夜景です。
感動の体験!アオウミガメの放流体験
コペペ海岸の駐車場に到着しましたが、周囲には街頭もなく、真っ暗です(この環境がカメにとって重要)。
しかも相変わらず雨が降っています。
そんな中で、ひとり待っていましたが、時間が近づくとぼちぼち人が集まってきました。

バケツに入っているのは父島で生まれたアオウミガメの子供たち。
アオウミガメは絶滅危惧種に指定されています。
小笠原では、ウミガメが生んだ卵を人工で孵化させ、丁寧に育てることで、 5000分の1ともいわれる、子ガメの生存確率を上げる取り組みが行われています。
★参考:元旦もウミガメを放流しています★
アオウミガメが産卵できるようになるまでは約40年。
そして、自分が生まれた浜周辺に帰ってきて卵を産むと言われています。
地球の海岸線には、各地点に固有の磁気特性があり、ウミガメの身体には、これが刷り込まれているため、自分が生まれた場所が分かるそうです。

この日は体験に参加する人に対して、カメの数が多かったので、1人2匹のカメを手に持ちます。
そして、写真撮影が出来るのはここまで。ここからは明かりを完全に消して、子ガメを海へ放流します。
明かりを消す理由は、子ガメが「明るい方向」を目指して進むから。

砂浜で生まれた子ガメが周囲を見回したとき、自然の状態であれば、 一番明るいのは「海」です。
しかし、もし人工の明かりがあると、その明かりに向かっていってしまいます。実際に父島でも、メインストリートのそばにある前浜海岸で生まれた子ガメが、集落の中に入ってきてしまうことがあります。
放流体験には、こうしたことを防ぐ目的もあるのです。
子ガメは、私の手を離れると、あっという間に海へ行ってしまいました。どうかお互い強く生きて、またどこかで会おうと願うのでした。
★参考:ウミガメ観察のルール★
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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