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今回は「御船印をゲットする旅 2021年10月」その6をお届けします。
★前回の記事★
名門大洋フェリー・新門司港到着
前日17時に大阪南港を出港してから12時間半、まだ外は暗い中、名門大洋フェリーきょうとⅡは新門司港に接岸しました。
朝晩は冷える頃かと思いましたが、まだそれほど寒くはありません。

テレビでは青森県で強い地震があったというニュースが流れていました。
船に乗っているときに大地震が起きたらどうなるのでしょう…
これだけ旅をしていたら、いつか遭遇することになるでしょう。
★参考:トカラ列島で群発地震に遭遇しました★
新門司港は北九州の市街地から遠く、周辺は何もありません。

そのため、同じく新門司港に接岸する阪九フェリーと同様、門司駅経由小倉駅行きの無料バスがあります。
福岡空港から沖縄へ戻る飛行機は夕方。
この日は1日時間があるので、今回はまず、このバスで門司駅まで向かいます。
関門トンネルを通過 門司から下関へ

朝焼けの門司駅に到着。
学生時代、学校へ行く前に駅でバイトをしていたので、朝の街が動き出す、そんな雰囲気に包まれた駅に、少し懐かしさを感じました。

門司からは関門海峡を渡り、山口県・下関へ向かいます。

門司(九州)から下関(本州)までは230円しかかかりません。

これまでも何度か関門海峡は通過していますが、列車で通過するのは初めてです。
★参考:前回の関門海峡通過★

この貨物列車はどこからやってきたのでしょうか。
門司は九州の玄関口。
ここから鹿児島まで運ばれ、船に乗せられ、沖縄まで運ばれる貨物もあるのでしょうか。
★参考:那覇にあるJR貨物のコンテナ★

電車に乗りました。
門司出発後間もなく、電流が交流から直流に切り替わるため、車内の電気が一度消えます。

車内の停電はほんの少しです。
電気が付いたら、いよいよ関門トンネルに入ります。

そして約3分で山口県へ。
これといった大きな変化もないので、何も知らなければ、海の下を通過したとは思えないでしょう。

海のあるまちに、太陽が昇ってきました。
車内は朝の通勤でそれなりに混雑しており、門司↔下関の間は、人々の移動も盛んなようです。

下関駅に到着しました。

この長いホームは寝台特急が走っていた頃の名残で、一昔前の雰囲気が漂っています。
ここでは、SNS有名な、ホームの屋根から吊るされた国鉄時代の駅標を探していました。
しかし、見つからず。
調べると、それがあるのは門司港駅でした(笑)
フグのまちを歩く
列車はここで降りて、この日は下関・門司港を観光することにしました。

駅のコンビニにもフグ提灯が並んでいます。
下関といえばフグ!ですが、漁獲量が全国1位というわけではありません。
豊臣秀吉の時代に出された「河豚食禁止の令」が、明治時代になって解禁され、その解禁のきっかけとなったのが、下関の宿だったのです。

マンホールにもフグが描かれています。
とある下関の宿が、当時の首相・伊藤博文氏にフグを提供。その美味しさに感動した総理が、山口県内に限り、フグ食をOKしたのでした。

途中で入ったファミリーマートにもフグの商品が並んでいます。

下関駅を訪れるのは初めてですが、駅前は思っていた以上に都会でした。
ただ、平日の7時前にも関わらず、歩いている人がまばらな様子は、地方都市ならではのことです。

こちらは「海峡ゆめタワー」。
展望打は高さ143mにもなるそうで、関門海峡はもちろん、瀬戸内海や日本海、九州の山々を見ることが出来るそうです。
もちろんこの時間は営業しておらず。
高い所からの眺望は飛行機で十分なので、今回は関門海峡をもっと間近で楽しめる場所に行きます。

市街地から少し歩くだけで、道路沿いに船が並び、横断歩道を渡ったら船に乗ることが出来るような景色になります。
下関駅から唐戸フェリーターミナルへ
下関は古くから、海運・貿易、金融に関連した産業で栄えたそうです。

そしてもちろん水産業も盛んです。市のホームページにも「水産都市・下関」という表記があります。
フグだけでなく、「くじら」「うに」「あんこう」「いか」のブランド化を進めているそうで、特にくじらに関しては、近代捕鯨発祥の地とされています。
★参考:くじらといえばホエールウォッチング★

道端に錨が置かれていました。
こちらは下関と韓国・釜山を結ぶ連絡船として活躍した「興安丸」という船のもの。
第二次世界大戦後、海外邦人の引き揚げや在日朝鮮人の帰国輸送などに充てられ、その後、東京湾遊覧船、インドネシアのイスラム教徒の巡礼船にも転用されたそうです。

下関警察署海峡交番。
てっきり関門海峡の警備などに当たっているものかと思いましたが、「海峡」という名前が付いた、普通の交番のようです。

こちらは捕鯨船第二十五利丸モニュメントです。
捕鯨砲・錨・風向風速計・プロペラが置かれています。
捕鯨船では、捕鯨砲を撃って鯨を仕留め、船に引き上げて鯨を解体するそうです。

こちらも船の錨…と思いましたが、ただのモニュメントのようで、調べても情報が出てきません。
周辺は「アンカー(錨)広場」という名前が付けられています。
お土産もフグ一色!
ということで、到着したのは唐戸フェリーターミナル。

ここでもフグが出迎えてくれます。

こちらには、フグ提灯がずらっと並んでいます。

フグのオブジェも並んでいます。

近くには、下関随一の観光名所「唐戸市場」があります。
地方卸売市場としては全国的にも珍しく、生産者の方が軒を並べ、訪れる人に直販しているので、色々と話を聞きながら買い物を楽しむことが出来ます。

が、この日はたまたまお休みでした(笑)

近くにあるお土産屋さんにやってきました。
ここでもフグの直売が行われています。

テレビなどでよく見るやつです。
フグの刺身を楽しめるセットになっています。

加工品も並んでいました。

まさにフグ一色!
お土産の種類がとにかく豊富です。

ここからは巌流島へ渡り、関門海峡を間近に体験したいと思います。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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