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今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その38をお届けします。
★参考:前回の記事★
豪華な雰囲気 フェリーきそに乗船!
仙台駅から電車と歩きで仙台港へやって来ました。

こちらは仙台港にある売店にて。「ずんだタルト」ということですが、どこかで見覚えのあるフォルムです(笑)

ここからは太平洋フェリー・きそに乗船し、名古屋へ移動します。所要時間は21時間40分。私が利用するのはもちろん2等室です。

乗船券をゲット!事前にインターネットで予約をしていたため、割引が適用されて運賃は8,600円でした。予約なしでも、当日空席のある等級に乗船することが出来ます。

時間になったので船内へ。この日は2022年1月3日。お正月らしく謹賀新年のご挨拶と、鏡餅が置かれていました。

太平洋フェリーは「きそ」「いしかり」「きたかみ」の3船体制で、北海道・苫小牧~仙台~名古屋間を運航しています。今回乗船した「きそ」も仙台発ではなく、前日の19時に苫小牧を出港した船で、私は寄港地・仙台から乗船したのでした。

こちらが船内の様子。2020年の年末にも、太平洋フェリー「いしかり」に乗船し、約40時間かけて名古屋から苫小牧まで移動しました。長い船旅でしたが、船内の雰囲気がとてもよかったので、今回も利用することとしました。
★参考:いしかりに乗船した時の様子★

1階から8階まであるという、まるでビルのエレベーターのようですが、こちらは船内エレベーター。1階から4階までが車両の運搬スペース、5階から7階が客室、8階は立ち入り禁止となっています。

7階から見下ろすとこんな感じ。車両や貨物の運搬をメインとする「フェリー」ですが、船内はまるで、豪華客船やホテルのような雰囲気です。

「いしかり」にも置かれていたグランドピアノが、「きそ」にもありました。誰でも弾いていいようですが、船内中に音が響くので、ここに座るのはなかなか勇気がいることだと思います。

こうした常人には分からない、芸術的な謎の置物もあります(いいホテルならでは?)。前回乗船した「いしかり」は【クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー】のフェリー部門で2011年からずっと1位の船ですが、2005年から2010年までは「きそ」が1位の船だったのです。

2005年就航の船なので、いしかり(2011年就航)より古さは感じられて、しかも2等室の利用でしたが、今回も大変優雅な船旅を楽しむことが出来ました。
昼食は船内レストランのバイキング
乗船開始が12時だったので、まずは昼食を食べるため、船内レストランへ。

船内レストランの名前はTAHITI。これは「南太平洋のしらべ」という、きそのテーマに由来しているものと思われます。

まずは入口で券売機を購入。時間無制限のバイキングで1100円という、お手頃なお値段となっています。

こちらが船内レストランの様子。船内を歩いている人の多さに対して、こちらは非常に空いていました。旅行でこの船に乗る人の多くは、荷物を置いてまずはぶらぶらと船内を散策、落ち着いてから食事という流れのようです。

カレーとラーメン、サラダにお惣菜。他にも種類は色々とあって、味も美味しいです。利用時間は無制限ですが、営業時間は12時から13時半と短め。そして、仙台港からの乗船開始時刻も12時なので、乗船後すぐに来ないと、食事を楽しむ時間が少なくなってしまいます。お昼に仙台から乗船したら、まずは船内レストランへ向かうのがおすすめです。

船内のテレビでは、お正月の風物詩「箱根駅伝」が映っていました。航行中はBSしか映らないと思われますが、本州に近い場所を航行するため、基本的にスマホの電波は入ります。

また、船内に公衆電話も設置されています。

食事をしていたら、何だか窓の外の景色が動いているような感じがしたので、確認するとやはり、きそは仙台港を出港したようです。

さすがは大きな船。揺れは全く感じられません。岸壁は氷と化した雪で覆われています。

時刻は12時50分、名古屋港に到着するのは翌日の10時半です。仙台港を出たら、船は東北の太平洋沿岸を南下し、房総半島の先端から進路を西へ変えます。

出港から45分、仙台市街地がだいぶ遠くに見えるようになりました。さらば東北地方。

デッキには雪が落ちていました。この日の仙台は朝からずっと晴れていたので、北海道から運ばれてきた雪でしょうか。
お風呂上りに船内散策

食事を終えてやってきたのはお風呂! 入港30分前までいつでも利用することが出来て、シャンプーやボディソープも完備なのでかなり便利。大浴場からは外の景色も楽しめます。さらにサウナもありますが、こちらはコロナの影響で利用することが出来ませんでした。

コロナの影響で利用することが出来なかった施設にはカラオケもありました。ホームページの案内によると、23時まで利用出来て、1時間1室1,100円の歌い放題とのこと。船内カラオケもいつか挑戦してみたいなと思います。

大浴場がある船には大体あるのがマッサージチェア。

そしてゲームセンター。しかし、私はどちらも利用せず、お風呂上りに向かった場所は…

デッキです!お風呂上がりで火照った身体に吹き付ける、冷たい海風。いわゆる「ととのう」と同じような感覚ですが、それに加えて景色が最高です。これを何セットでも繰り返すことが出来るのは、日中に青海原を長時間航行する船(珍しい)の特権でもあります。

続いてやって来たのはシアタールーム。時間ごとに上映される映画が決まっており、無料で見ることが出来ます。しかし、時間的にこの映画はもう終盤。上映中も出入りは自由ですが、お腹いっぱいでお風呂も入った午後の時間。絶対に寝落ちしてしまいます。

2等室の自分の区画に戻ってきました。隣の区画とは、カーテンで仕切られています。フェリーにしては敷布団も枕もふかふかで、よく眠ることが出来そうです。ということで、しばらく昼寝することにしました。
まさにこれが、長距離フェリーの贅沢な時間の過ごし方といえるでしょう。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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