船で往復 沖縄から日帰り与論島の旅!滞在2時間 ビドウ遊歩道を歩く|2022旅行記3

南国日記~沖縄移住の記録~

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「沖縄から日帰り与論島の旅」その3をお届けします。

★前回の記事★

ビドウ遊歩道を歩く

沖縄から鹿児島県・与論島にやって来ました。

時刻は12時半。14時過ぎの船で沖縄に帰ります。与論島には何度も足を運んでいますが、日帰りは初めて。滞在時間は約2時間しかありませんが、ノープランです。

とりあえず港から歩き始めると、偶然「ビドウ遊歩道」という、今まで行ったことがない場所を見つけたので、こちらへ行ってみることに。

白い砂浜の向こうに階段があり、その先に道が続いているようです。

与論島はサンゴ礁が隆起して出来た島。この白い砂も、サンゴ死骸や貝殻が粉々になって出来たものです。そのため砂をよく見ると、写真のように、サンゴの原型を留めた欠片も転がっています。

こうした砂が堆積していくと、長い年月をかけて岩のようになり、サンゴ礁という地形が作り出されます。つまり、かつてこれらの岩は海の底にあったのです。

ビドウ遊歩道はサンゴ礁の岩々の間に敷かれており、ワイルドな景観を間近に見ることが出来ます。

★参考:サンゴとサンゴ礁の違いについて★

ここも遊歩道の一部。パンフレットやネットの観光情報でも紹介されていない穴場です。私も与論島にこんな場所があるとは知りませんでした。

GoogleMapを見ると、与論島に島内中に道が張り巡らされていることが分かります。しかし、ビドウ遊歩道は名前だけで、道は表示されていません。

ピンボケしてます

海沿いにある断崖絶壁の道。両側に柵は無く、迫力満点です。アップダウンはありますが、サンダルなどでも普通に歩けると思います。

与論島は最高地点でも94mしかありません。遊歩道から見た島の内陸側を見ても、平べったい島であることが分かります。

一方こちらは海側の景色。海面には未だ、小笠原諸島の海底火山・福徳丘ノ場から流れてきた「軽石」が浮かんでいます。

遊歩道から海を見下ろすと、海中のサンゴ礁もよく見えています。

そしてここにも海上集会の案内板がありました。沖縄が米軍の統治下だった時代、与論島は日本最南端の島。「日本最南端の碑」なども置かれていたのでしょうか。

ヨロン駅から愛の鐘へ 遊歩道を歩く

港から20分ほど歩いて、天の川銀河鉄道本線・ヨロン駅に到着しました。

もちろんここに列車が来ることは無く、他に特別な何かがあるわけでもありませんが、有名スポットとして、多くの観光客がとりあえず足を運ぶような場所になっています。

こちらの案内板によると、鹿児島と沖縄を結ぶ国道58号線を「海上鉄道」と考え、1979年に設置されたそうです。また、かつては記念切符が販売され、「鹿児島駅で使用することが出来た」とありますが、どのように使用することが出来たのかは気になるところです。

ヨロン駅の前後の駅は鹿児島と沖縄。沖永良部駅や徳之島駅、奄美大島駅などはないことから、他の島々は天の川銀河鉄道本線の誘致に、あまり積極的ではない様子が伺えます。

ちょうど私が乗ってきたフェリー波之上が与論島を出港していきました。実際にはこの船の航路が、海上国道の役割を果たしています

遊歩道はヨロン駅から先にも延びており、まだ時間はあるので行ってみます。階段も綺麗で、どうやら新しく作られた道のようです。

展望台の案内がありました。

到着したのは『愛の鐘』と呼ばれるスポット。よくある「カップルで一緒に鳴らすと幸せになれる」という類のやつでしょう。

しかし、肝心の綱が切れており、鐘を鳴らすことは出来ない状態となっていました(笑)

愛の鐘(展望台)からは、沖縄の島々や夕陽、星空が綺麗に見えるそうで、案内板も設置されていました。

こちらも遊歩道からの景色。GoogleMapによると、フバマと呼ばれるビーチのようです。

そして、出発からちょうど30分で、ゴールの「蒼い珊瑚礁」に到着しました。

日帰り 2時間でも楽しめた

1泊2日で滞在するときは、いつもこのお店でもずくそばを食べますが、今回は港へ戻ります。

帰りは遊歩道ではなく、普通の道を歩きます。蒼い珊瑚礁から港までは約1km程度です。

道端にあった、随分と年季の入った看板。島の周囲に描かれている白い線もまたサンゴ礁です。サンゴ礁が造る地形には裾礁・堡礁・環礁があり、与論島の地形は裾礁に当たります。

「星の浜」と書かれた、駅名票のようなものを見つけました。路線名は不明ですが、次はヨロン駅となっているので、ヨロン駅には2つの路線が乗り入れていることが分かります。

こちらにはJR九州ヨロン駅という看板がありました。ヨロン駅がJR九州の駅ならば、JRで日本最南端の駅は、西大山駅ではなく、ヨロン駅となります。

ここにもヨロン駅の看板がありました。港だけでなく、空港からも近いので、与論島に上陸した人が、まず訪れるような場所になっているのでしょう。

無事、船の出港までに港へ戻ってきました。偶然ビドウ遊歩道を見つけたおかげで、短い時間でも、与論島を満喫することが出来ました

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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