平島上陸!全然平らじゃない島を歩く 港の海が美しかった|2022 トカラレントゲン便旅行記3

旅の思い出

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は「2022年 トカラ列島 レントゲン便旅行記」その3をお届けします。

★前回の記事★

全然平らじゃない 平島上陸

十島村村営船・フェリーとしま2のレントゲン便で行くトカラ列島の旅。諏訪之瀬島の次に寄港する平島までの所要時間は1時間です。

沖縄を出発してから口之島滞在中も含め、ここまでずっと曇り空でしたが、久しぶりに青空が見えてきました。

こちらが平島。島の周囲は7.23km。十島村で2番目に小さな面積の有人島です。

平島」という名前に反して、全然平らではありません。

ということで、鹿児島から数えて4つ目の島・平島の南之浜港に到着しました。

滞在時間は1時間10分。港から2.5kmほどの場所にある大浦展望台を目指して歩きます。

港からいきなり上り坂です。緑の中に電柱とガードレールが見えており、「あ、あそこまで登るんだな」ということが分かります。

平島の人口と産業

平島の「平」は平べったいという意味ではなく、平家が由来です。

平島の消防車

トカラ列島の各島に平家の落人が流れ着いたという伝説がありますが、最初に流れ着いたのが平島と言われています。

2020年の国勢調査によると島には107人が暮らしており、こちらが人口ピラミッド。年代別の内訳を見ると、60歳から64歳の数が多いのは他の島々と同じですが、10歳から14歳の数が多いのが特徴的です。

その要因は山海留学生。道路沿いには、島外からやって来た子供たちが暮らす「平島寮」がありました。

島の産業を見ても、やはり「教育、学習支援業」に従事している人の数が多いです。ただそれよりも、建設業従事者の方が多くなっています。

また、祭りなどの行事が全て旧暦であるなど、昔ながらの風俗が守り続けられていることも平島の特徴として紹介されています。元服の儀式(奈良時代以降の日本で成人を示すものとして行われた通過儀礼)も、今も昔と同じように行われているそうです。

展望台は集落へ向かう道とは別なので、今回の滞在で人々が暮らす集落を散策することは出来ませんでした。

港から大浦展望台まで歩く

ここまでの島では、大体レントゲン便の皆さんは行動パターンが同じでしたが、平島では皆さん集落を目指しており、展望台を目指していたのは私だけ。

船の出港時間を勘違いしていたら終わりです(ここまでの島では、誰かしらに確認することが出来た)。

ヘリポートがありましたが、こちらはもちろん緊急用。何としてもフェリーとしま2に乗船しなければなりません。

港から歩いて約30分、目指していた展望台が見えてきました。

そして到着!東向けに設置された展望台で、トカラ列島の各有人島だけでなく、遠くは100km以上離れている屋久島まで見えることもあるそうです。

この日見えていたのは諏訪之瀬島

悪石島も見えていましたが、他の島々も見えず。

眼下にあるのは東之浜港。海水浴を楽しむことが出来るそうです。風向きや波によっては、フェリーとしま2がこちらに接岸することもあるのでしょうか。

展望台の手前はキャンプ場のように整備されています。しっかりと確認はしませんでしたが、お手洗いや炊事場は利用することが出来なさそうです。

ここまで来るのに30分かかっているので、意外と時間がありません。しかも本当に誰も来ないので、不安になってきました。

港の海が美しかった

よかったです。フェリーとしま2はまだ港に停泊しています。展望台からの帰りは下り坂なので走りました。

無事港に到着。

そして平島で驚いたのはこの海の青さ!大浦展望台で見た景色よりも全然綺麗です(笑)

太陽の角度でしょうか。船を下りた時とは海の色が全く異なります。

トラックも載るような船が接岸する港で、この海の美しさは他ではなかなかありません。

沖縄や奄美とも違う海の色です。いよいよ温帯から亜熱帯の境界まで来ているんだなと実感します。

★参考:亜熱帯とは何か★

14時12分、フェリーとしま2は平島を出港しました。

船から見る海の青と山の緑も鮮やか。またワイルドさも感じられます。

次の寄港地は悪石島。およそ55分の船旅です。

.

今回はここまで。本日もありがとうございました。

★続きはこちら★

コメント

タイトルとURLをコピーしました