空知地方が大雪になる理由~北海道&東日本パスで年末の北海道へ!|2023 旅行記1

北海道

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今回は「2023年→2024年 年末年始 北海道の旅」その1をお届けします。

北海道&東日本パスで年末の北海道へ

2023年12月29日、東京駅から宇都宮線に乗って宇都宮駅にやって来ました。

この日の目的地は北海道・旭川。宇都宮駅では9時12分発の黒磯行きに乗り換え。引き続き東北本線を乗り継いで、仙台空港へと向かいます。

黒磯駅で電車を乗り換えて、10時45分に福島県の新白河駅に到着。年末年始ということで、私と同じように、普通電車を乗り継いで東北を目指す人も大勢います。

11時31分、郡山駅に到着。今回私が利用しているのは「北海道&東日本パス」。JR北海道とJR東日本の普通列車が連続する7日間乗り降り自由になるフリーパスです。

■ 参考:2016年 北海道&東日本パスの旅

12時27分、福島駅に到着しました。2023年当時、北海道&東日本パスの料金は11,330円。北海道~東日本エリアを鉄道で旅する際は、青春18きっぷよりも使い勝手がいいです。

13時12分、宮城県の白石駅に到着。なお、私が鉄道で東北を北上しているのは、鉄道の旅を楽しみたいからではなく節約のため。年末年始はLCCでも運賃が跳ね上がるため、仙台空港から飛んだ方が安かったのです。それでも飛行機代は22,990円かかりました。

Peachで仙台空港から新千歳空港に移動

ということで、13時50分に名取駅に到着し、東北本線の旅はここまで。仙台空港アクセス線に乗り換えて…

14時17分、無事仙台空港に到着しました。もし途中で列車が遅れて飛行機に間に合わなければ、ここまでの努力は水の泡。むしろ出費が増える可能性が高いので、まずは一安心です。

搭乗する飛行機は16時発のPeach417便・新千歳空港行き。Peachは出発の25分前までに保安検査場を通過しなければいけないので、意外と時間がありません。

受験生向けにミニ太宰府天満宮が設置されていました。ここに奉納(願い事?)をすると、JALの方が現地に届けてくれるというサービスでしょう。

空港のデイリーヤマザキで遅めの昼食を調達し、あとは搭乗口で待つのみ。新千歳空港までは1時間20分のフライトです。

■ 参考:仙台空港から東北ドライブ旅

新千歳空港には定刻通り到着しました。ここから再び北海道&東日本パスを利用した鉄道の旅。17時42分発の快速エアポートで札幌駅へと向かいます。

空知地方が大雪になる理由

18時20分、札幌駅に到着。北海道といえばセイコーマート。しかし、新千歳空港にはセイコーマートが入っていません。ここで一旦改札を出て、駅のそばにあるセイコーマートで夕食を調達します。

大盛チキングラタンをゲット。このボリュームで税抜398円だから驚きです(もちろん底もちゃんとあります)。

駅構内のベンチで夕食を済ませ、19時36分発の函館本線「滝川行」に乗車。

21時05分、滝川駅に到着。雪の量がぐっと増えました。空知地方と呼ばれる岩見沢~滝川のエリアは、北海道でも屈指の豪雪地帯です。

駅にあった年表によると、「滝川」という地名の由来は「ソーラプチ」というアイヌ語。「ソー」は滝を表し、「ラプチ」は並んで懸る、上から落ちるという意味で、滝のかかる川、「滝川」と和訳されたそうです。

2021年に滝川駅を訪れた時も、この開業120年記念写真展は行われていました。滝川駅は砂川駅-旭川駅間を結ぶ北海道官設鉄道上川線の駅として、1898年に開業した駅です。

■ 参考:根室本線を乗り通す旅

降雪の深さ(1991年~2020年(30年間)における各月の平均値)

気象庁のデータによると、滝川は年間の積雪の平均値が8mを超え、滝川と旭川の間にある深川については9mを超えています。空知地方で雪が多くなる背景には、「村松バンド」と呼ばれる雪雲の影響があるようです。

国土地理院地図を加工

大陸にあるシホテアリニ山脈の谷から噴き出した寒気が、海上で水蒸気を補給しながら雪雲に発達。この細長い帯状の雪雲(村松バンド)がちょうど空知地方にかかるため、雪が多くなるとされています。

■ 参考:北海道の天気について

冬の日本海側で雪が多い理由

また、冬の新潟県で海沿いよりも内陸で豪雪になる仕組みと同じように、空知地方には東側に夕張山地などの山々があることも影響しているのでしょう。

■ 参考:冬の沖縄で曇りの日が多い理由

そんなわけで、滝川の駅前はこんな感じ。

長距離を走る特急列車は少し遅れていましたが、この積雪でも普通列車は通常通り運行しています。この最後に乗るのは、21時35分発の旭川行きです。

そして、22時16分に旭川駅に到着しました。

豪雪地帯を走ってきた列車の顔はこの通り、一面雪に覆われています。

この日は駅の近くで1泊。

そして翌朝、再び旭川駅にやって来ました。乗車するのは6時03分発の宗谷本線「稚内行」。旭川駅から稚内駅まで直通する普通列車は1日にこの1本だけです。

■ 参考:2021年 宗谷本線旅行記

宗谷本線で稚内へ

前日に続き、利用する切符は北海道&東日本パス

旭川駅から稚内駅までの片道運賃は6,270円(2025年7月現在)。旭川駅ー稚内駅を往復するだけで、北海道&東日本パスの元は取ることが出来ます

車内はこんな感じ。旅行者で座席はそこそこ埋まっており、ほとんど皆さん稚内までの乗車です。稚内駅までの所要時間は約6時間。座れなかったら大変なことになります。

旭川駅を出発してから約1時間、外が明るくなってきました。幸い座席を確保することが出来たので、寝たり起きたりを繰り返し…

7時半過ぎに名寄駅へ到着。ここまでは2両編成でしたが、名寄駅で後方1両を引き離し、この先は1両編成での運行です。

そして、宗谷本線は北海道の原野ともいえる、秘境エリアへと入っていきます。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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