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今回は「2023年→2024年 年末年始 北海道の旅」その5をお届けします。
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10時28分発 宗谷本線の普通列車で稚内から名寄へ
2024年1月1日、この日は稚内駅から普通列車を乗り継いで、東室蘭駅まで移動します。利用する切符は「北海道&東日本パス」です。

まずは10時28分発、宗谷本線の名寄行きに乗車。

なんと稚内駅はこの混雑。都会の列車とは異なり、発車時刻に合わせて改札が行われるため、行列が出来ていました。

この混雑に対し、名寄行の普通列車は1両編成。

やはり満員電車の状態となり、座ることは出来ず、運転席のすぐ後ろに立つこととなりました。
■参考:2021年 宗谷本線の旅
満員電車?4時間立ちっぱなし
名寄駅までの所要時間は約4時間。このままずっと立ちっぱなしでしょうか。

10時33分、列車は稚内駅のお隣・南稚内駅に到着。乗客の乗り降りはありませんでした。

10時41分、列車は稚内市の郊外へ。

GoogleMapを見ても、この沿線には何もありません。

同じく10時41分、海が見えました。この辺りは宗谷本線で唯一海が見える区間です。

その1分後、線路上に鹿が現れましたが、すぐに姿を消していきました。

10時47分、抜海駅で多くの方が下車。どうやらクラブツーリズムのツアー団体が乗車していたようです。抜海駅前には大型バスも停まっていました。

ツアー内容の詳細は分かりませんが、旧国鉄時代の風情が残る抜海駅の木造駅舎は映画やドラマのロケにも使われたことがあり、観光スポットのひとつになっていたようです。そんな抜海駅も2025年3月に廃止されました。
■ 参考:抜海駅から歩いてアザラシを見る

ツアーの皆さんが下車しても座ることは出来ず。古い車両なので、運転席とその後ろの空間には暖房が効いていません。

10時57分、勇知駅に到着。

結局、終点の名寄駅まで立ちっぱなしとなりましたが、その代わりに列車前方の雪景色は大変美しく、これはこれで非常にいい体験となりました。
全停車駅をご紹介
せっかくなので、ここからは2024年1月1日に存在した、宗谷本線の名寄駅までの停車駅を全てご紹介していきます。

列車は銀世界の中を走ります。少し雪が強くなってきました。

11時04分、兜沼駅。

11時18分、豊富駅では旭川やって来た普通列車「稚内行」とすれ違いました。

11時27分、下沼駅。現在ではすっかり少なくなった、国鉄時代の貨車が使用された駅舎です。

11時35分、幌延駅に到着。

特急列車とのすれ違いのため、しばらく停車。その間もドアは開いたままで、冷たい空気が車内に流れ込んできます。
ここまでの様子を動画にするとこんな感じ。

12時、ようやく稚内行きの特急列車がやって来ました。鹿と衝突した影響で遅れていたようです。

また、日本の鉄道は左側通行が一般的なので、対向の列車を右側で待つのも珍しい気がします。

12時08分、南幌延駅。この駅は抜海駅と同様、2025年3月のダイヤ改正で廃止となりました。

12時12分、列車は針葉樹林の間に敷かれた線路を走ります。

12時16分、雄信内(おのっぷない)駅。この駅もまた、2025年3月のダイヤ改正で廃止となり、現在は信号場となっています。

12時20分、線路は天塩川の流れに沿って大きくカーブ。この場所の制限速度は45kmとなっています。

12時23分、糠南(ぬかなん)駅。秘境駅として鉄道ファンには人気があるようです。この日もホームには撮り鉄の方がいました。

12時26分、問寒別(といかんべつ)駅。稚内駅を出発してから約2時間が経ちました。時間的には名寄駅まで残り半分です。
ここでまた線路上に鹿さんたちが登場。例によって、線路の横にはなかなか逃げないので、列車が鹿を追いかけるような形で走らざるを得ません。

そんなわけで12時40分、列車は約10分遅れで天塩中川駅に到着。降りる人はいませんが、乗って来る人はちょくちょくといます。

12時45分、天気は晴れたり曇ったり。日差しが差し込むと、白銀の世界はいっそう美しく輝きます。

12時48分、佐久駅。

12時59分、またまた鹿さんが登場。運転手さんも慣れているので、私が鹿の存在に気が付くよりも圧倒的に早く、列車にブレーキをかけています。

遅れはさらに拡大し13時10分、筬島(おさしま)駅に到着。

13時18分、音威子府(おといねっぷ)駅。後方には音威富士スキー場が見えています。

音威子府駅ではしばらく停車する予定でしたが、すぐに出発。これで遅れはだいぶ回復しました。

13時27分、咲来(さっくる)駅。

13時32分、天塩川温泉駅。
ワシと衝突
13時36分、列車はかつて豊清水駅があった場所(現在は信号場)に差し掛かると…

線路上に大きな鳥たちが数羽と、雪の上に横たわっている獣?がいました。しかし、列車は減速せず、そのまま通過するようです。

私は獣ばかりに気を取られていましたが、飛び立った大きな鳥の1羽が列車と衝突しました。

13時38分、それでも列車は止まらずに次の駅へ。大きな音もしましたが、窓ガラスの破損も無さそうなので問題ないのでしょう。衝突した鳥は恐らくオジロワシかオオワシと思われます。
■参考:ワシ類のレールキルも課題となっている

13時42分、恩根内駅に到着。この駅は2024年3月のダイヤ改正で廃止となりました。

13時51分、初野駅。この駅も恩根内駅と同じタイミングで廃止されました。

13時55分、美深駅。秘境と言える区間はここまででしょう。駅舎の佇まいからも文明が感じられます。

14時01分、この辺りも動物は出るのかもしれませんが、先ほどまでとは車窓の雰囲気が全く異なります。

14時02分、智北駅。この駅から名寄市です。

14時05分、智恵文駅。

14時15分、日進駅。

そして14時22分、定刻よりも数分遅れて名寄駅に到着しました。
普通列車で名寄から東室蘭へ
運転席後ろのドア付近でずっと立っていたため、名寄駅では真っ先に下りることが出来ました。

名寄駅から先は「快速なよろ8号」に乗車。JR北海道の最新車両で旭川駅まで約1時間15分かけて移動します。

車内は都心の満員電車と変わらない混雑ぶり。座ることが出来て良かったです。

16時頃、終点の旭川駅に到着しました。右側が私の乗ってきた宗谷本線。左側がこれから乗車する函館本線の普通列車「岩見沢行」です。

18時前、岩見沢駅に到着。

岩見沢駅から先も引き続き函館本線の旅。18時05分発の「札幌・ほしみ行」に乗り換えです。

18時半過ぎ、札幌駅の2つ手前にある白石駅で下車。函館本線の旅はここで一旦終了です。

1時間以上列車を待ち、19時41分に千歳線の普通列車「苫小牧行」に乗車。

20時16分、苫小牧駅に到着。雪の量がぐっと少なりました。

この日最後に乗るのは、20時58分発の室蘭本線「室蘭行」。

22時前、東室蘭駅に到着しました。この日は駅近くにあるビジネスホテルで1泊。翌日は特急列車や新幹線も利用しながら、岩手県まで移動する予定です。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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