ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は「2023年 夏 青森・北海道旅行記」その6をお届けします。
★前回の記事は こちら ★
なかよしきっぷで移動してみた
2023年8月14日、北海道・札幌駅へやって来ました。この日の宿は船!苫小牧西港から出ているシルバーフェリーの深夜便に乗船し、翌朝は青森県八戸港へ。八戸からはバスで盛岡へ移動した後、新幹線で東京へ帰ります。
札幌駅から盛岡駅までの移動に利用するのは、シルバーフェリーが予約制で発売している「なかよしきっぷ」。札幌~苫小牧のバス・シルバーフェリーの2等運賃・八戸~盛岡のバスがセットになって8,400円(2023年9月現在)というお得なきっぷです。
高速バスで札幌から苫小牧西港へ
まずは札幌駅前バスターミナルから高速とまこまい号に乗車。このバスはなかよしきっぷを持っていない人でも、予約不要で乗ることが出来ます。
なお、乗車は先着順。この便も混雑しており、恐らく満席でバスに乗ることが出来ない場合もあると思われます。早めにバス乗り場で並んで待つ方がいいかもしれません。
23時前、苫小牧西港へ到着。苫小牧西港からはシルバーフェリーだけでなく、深夜1時半出港のさんふらわあ(大洗行)もあるので、夜でもこのバスの利用者は多いのです。
運賃はネットできっぷ購入時にカードで支払い済み。バス降車時は、運転席横に設置されたQRコードを読み取るだけでOKです。
船の出港は23時59分。ターミナルではすでにシルバーフェリー八戸行きの乗船手続きが始まっていましたが(徒歩客の乗船手続き開始は23時から)、船は全席予約制なので焦る必要はありません。
乗船券はなかよしきっぷ購入時にメールで届くQRコードを、こちらの機械にかざすだけで発券すること出来ます。ここでも支払いは発生しません。
乗船券をゲットしたら、いよいよシルバーフェリーに乗船。なお、ターミナルにコンビニは無いので、軽食や水分は札幌でバス乗車前にゲットしておくのがおすすめです。
深夜のシルバーフェリーに乗船
こちらがこの日の宿、シルバーティアラ(2017年建造)。八戸までは約7時間半の船旅です。
2等客室はこのマットレス1枚が1人分の区画。つまりこの写真1枚で3人分の区画です。全ての区画に番号が割り振られており、全席指定席となっています。2等は事前の座席指定が出来ず、発券された乗船券に記載された区画を利用しなければなりません。
こうした2等の部屋がいくつかあり、各部屋にコンセントが付いています。
2等の備え付けはマットレスだけ。枕や毛布の備え付けはありません。そして、貸し毛布はなんと1枚400円。私はマイブランケットを持参していました。
なお、シルバーティアラは部屋の種類が豊富。なかよしきっぷを利用する場合でも、差額を支払うことで上位等級への変更も出来ます。
また、乗船直後から展望浴室や売店の利用可能です。船のダイヤや航路設定的にも、トラック輸送がメインのフェリーだと思いますが、旅客向けサービスも充実しています。
一方で、船内Wi-Fiも飛んでいましたが、この便が混雑していたこともあり、乗船から下船まで全く繋がりませんでした。Wi-Fiは期待しない方がいいかもしれません。
そして日付が変わる1分前、23時59分にシルバーティアラは静かに苫小牧西港を出港。『59分発』には、何か大人の事情がありそうですが、詳細は不明です。
高速バス 八盛号で八戸から盛岡へ
出港から1時間で船内は消灯。
台風接近の影響で海が荒れており、船も揺れたため、寝たり起きたりの繰り返し。翌朝は約30分遅れで八戸港へ到着しました。
下船後はタラップに横付けされたバスに乗り換えて、八戸港フェリーターミナルへ。
八戸港フェリーターミナルからは、盛岡駅行きの高速バス「八盛号」に乗り換え。30分遅れで八戸に到着しましたが、もともとここで30分の乗り換え時間があったので、船の遅れは取り戻すことが出来ました。
なお、八盛号の運行は1日1便。八戸港からいくつかバス停を経由しながら盛岡駅へ向かうため、船が1時間以上遅れた場合は、船の到着を待たずに出発してしまうはずです。
また、予約不要のバスなので、基本的に乗車は先着順。仮にシルバーフェリーの下船客全員が八盛号への乗車を希望した場合、どのような対応になるのでしょうか。
盛岡駅には10分ほど遅れて到着。下車時もまた運転席横のQRコードを読み取るだけです。
そして盛岡駅からは、11時24分発の新幹線(はやぶさ号東京行き)に乗り換え。通常料金では苫小牧から八戸まで5,600円、高速とまこまい号が1,450円、八盛号が2,500円なので、なかよしきっぷのおかげで通常よりも1,150円お得に移動することが出来ました。
.
今回はここまで。本日もありがとうございました。
★続きはこちら★
コメント