母島で小笠原の固有種・メグロを発見!日帰りで小剣先山登山&集落を散策|2025 旅行記7

島旅

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今回は「2025年 小笠原諸島に育休移住してみた」その7をお届けします。

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日帰り 小笠原諸島・母島を歩いて観光

2025年4月22日、育休移住9日目は小笠原諸島・母島を日帰りで観光しています。

時刻は正午になりました。14時の船で父島に帰るため、都道最南端の地から沖港を目指して歩きます。

急患の搬送など、母島で緊急事態が発生した際に重要な役割を担うのがヘリコプターです。母島には新旧二つのヘリポートがあり、旧ヘリポートは集落に比較的近く、周囲を森や畑に囲まれているため、現在は星空観察広場として利用されています

ここで寝そべって星空を眺めてみたかった…。かつて父島の「コペペ海岸」と「小港海岸」が【日本一星空が綺麗な場所】に選ばれましたが、その2か所よりも「旧ヘリ」の方が綺麗だという人も多いです。ちなみに、現在使用されているヘリポートは都道最南端の近くにあります。

母島の固有種「メグロ」を発見

道路沿いの茂みで母島名物の小鳥を発見しました。

こちらのメグロという鳥は、母島・向島・妹島の3島のみに生息する、小笠原諸島固有の陸鳥であり、絶滅危惧種です。目の周りに三角形をした黒色斑があることから、その名が付けられています。

母島・向島・妹島は数キロほどしか離れていませんが、メグロは島の間をほとんど移動しないそうです。飛翔力を持つ鳥が、これほど近い島どうしで交流を行わない例は非常に珍しく、各島のメグロはそれぞれ異なる進化の道を歩み始めている可能性も指摘されています。

母島のマスコットキャラクターも、メグローをモチーフにした「メグロン」。小さくてすばしっこい鳥ですが、母島を訪れた記念に見つけることが出来て良かったです。

また、メジロも見つけました。名前の通り、目の周りは白いです。日本各地に生息していますが、父島や母島には本来分布しておらず、現在見られる個体は人為的に持ち込まれたものとされています。

■参考:1

13時、無事に沖港へ到着。港ではカツオドリでしょうか。1羽の海鳥が餌となる魚を探していました。

小剣先山に登ってみた

ははじま丸が出港まで1時間あるので、小剣先山に登ることにしました。

島の南端に近い南崎や、島の最高峰である乳房山など、母島にはいくつか景色を楽しめる場所があります。その中で、港から最も手軽に登れる山が小剣先山です。登山口までは港から徒歩5分ほど。山頂までも15分ほどで登れると紹介されています。

ここから山へ入っていくようです。小剣先山について調べても、ネット上にはあまり情報が見つかりません。

ただ、道は整備されているので安心です。南国らしい濃い緑の森に包まれた登山道を歩きます。

しばらく進むと階段が現れました。

そのまま登っていくと、途中で道が二手に分かれています。ひとつは整備された階段ルート、もうひとつは岩場を登るルートです。もちろん私が選んだのは岩場の方。

岩の斜面は意外と急です。抱っこひもで0歳の赤ちゃんを抱えながら、足場を確かめつつゆっくり登っていきました。

そして数分後、標高103.5mの小剣先山の頂上に到着。山頂からは、港を中心に家々がコンパクトにまとまっている様子が分かります。

こちらがははじま丸。

北側には北港方面へ続く山並み。南側には太平洋の広い海。周囲に高い山がないため、視界はほぼ360度に開けており、港、集落、山、そして外洋が一度に見渡せます。

このスケール感はなかなか伝わりません。母島に上陸したら訪れるべきスポットだと思います。

ただし、岩場のルートは見た目以上に滑りやすく、サンダルではかなり危険。靴であっても、雨の日は足元が不安定になりそうです。

また、山頂には錆びた金属のようなものも放置されていました。これが戦時中のものなのか、それとも別の用途の残骸なの分からないのは、小笠原のあるあると言えるでしょう。

日本一遠い島の集落を散策

残りの時間は集落を散策しながら港へと戻ります。

電線が張り巡らされていることからも分かる通り、日本で一番遠い島ではありますが、生活そのものは意外と現代的。インターネットも普通に利用できます。島民の多くは移住者で、わざわざこの島を選んで暮らしている人たちなので、日常の暮らしは、私たちが想像するほど不便ではなさそうです。

沖村旧町名 剣下町(けんかまち)」と書かれた柱が立っていました。案内によると、戦前の沖村には8つの町があり、それぞれの町内の結びつきは非常に強かったそうです。冠婚葬祭や家屋の棟上げなどは、住民同士が協力して行っていたとのこと。

母島の歴史を考えると、昔から移住者が多く、出自の異なる人々が集まって暮らしてきた土地です。そうした人々が、日本の伝統的な風習や共同作業を通じて、地域の結束を強めていったのかもしれません。こちらは小笠原村役場の母島支所です。

こちらは恐らく母島で唯一の商店「前田商店」。飲料や食品、日用雑貨まで幅広く揃った、島民の生活を支えるお店です。観光客にとっても、飲み物や軽食を買ったりできるコンビニのような存在。店内ではオリジナルブランドのお土産も販売されています。

ちなみに、お店の前にある自動販売機はいかにも離島らしい品揃えです。さらに近くには酒の自動販売機もあり、夜になるとリピーターたちがその前に集まり、自然と宴会が始まることもあるのだとか。

農協では、母島で採れた野菜や果物が販売されていました。

入口には「ただ今の島野菜」と書かれた掲示もあり、その日の入荷状況が紹介されています。直売所のような雰囲気で、日によって並ぶ品物も変わるのでしょう。

人気なのは母島のミニトマト。一般的にトマトは夏野菜のイメージですが、小笠原では冬に旬を迎えます。前田商店でビールを買い、トマトをつまみに海を眺めながら、夏気分でのんびり過ごすのもよさそうです。

店内にはお米の料金表も掲示されていました。やはり離島だけあって物価は高め。お米が冷蔵で保管されているのも、南の島らしい光景です。

さらに、母島名物のギョサン(通称:ハハギョ)も販売されていました。父島で売られているものとは少し異なり、足裏全体に細かな突起が付いたタイプ。一般的な【Pearl】印ではなく、【VIC】印の製品で、鼻緒が細めなのが特徴とされています。

こちらは母島駐在所。出港の時間が近づいているので、お巡りさんもきっと港に向かっている頃でしょう。

私も急いで沖港へ戻り、乗船券を購入。

14時、ははじま丸は父島へ向けて出港しました。岸壁では、お巡りさんの姿も見え、船に向かって手を振っています。母島らしい、のんびりとした見送りの光景でした。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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