桜島の港周辺を歩いて観光!道の駅&ビジターセンターを見学 温泉もある|2023 旅行記3

島旅

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今回は「2023年 鹿児島・新島旅行記」その3をお届けします。

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桜島の港周辺を歩いて観光

2023年1月8日、鹿児島県のシンボル・桜島へやって来ました。時刻はお昼前。この日の午後は予定が無いので、港周辺をぶらぶらと歩いて観光します。

桜島の景観に配慮してか、ローソンは茶色くなっていました。「チャイローソン」という愛称で親しまれているそうです。

近くにあるファミリーマートも茶色くなっていました。こちらは「チャミマ」と呼ばれています。

私が歩いているのは国道224号線。大隅半島の垂水市を起点に、桜島南部を通った後、桜島フェリーで薩摩半島の鹿児島市街地へと至る国道です。

桜島フェリーからの景色

つまり、桜島フェリーは国道224号線の海上区間にあたるのです。また、薩摩半島の鹿児島市街地では、全区間が国道58号線と重複しており、終点は西郷隆盛銅像前の交差点となっています。

■ 参考

道の駅 火の島めぐみ館

港から歩くこと約10分、国道沿いにある道の駅「火の島めぐみ館」へやって来ました。こちらは物産直売所とレストランが入っている施設です。

桜島の名物といえば「桜島大根」。駐車場の一部が開墾されて畑となっており、桜島大根の栽培が行われていました。看板に「種まき 9月2日」と書かれている通り、8月~9月に種を蒔き、1月~2月に収穫をするそうです。

ちょうど収穫シーズンということで、道の駅では採れたての桜島大根が販売されていました。桜島大根の重さは10kg~30kgにもなり、「世界一重たい大根」としてギネスに認定されています。ちなみに、写真右下の大根は1800円でした(税込)。

カットされたものもありました。このサイズならお土産に持って帰れそうです(1カットで200円)。そのルーツは諸説あるようですが、どうやら江戸時代にはすでに栽培が行われていたとのこと。

漬物としても販売されている

また、鹿児島県外でも栽培は行われており、鹿児島市が主催する桜島大根の審査会「第11回世界一桜島大根コンテスト(2011年)」では、神奈川県の三浦半島で栽培された桜島大根が優勝しています。

桜島ビジターセンターを見学

道の駅から港方面に戻り、続いては桜島ビジターセンターを見学。

こちらは桜島の噴火の歴史やメカニズムを紹介する「火山のミニ博物館」や、お土産屋さんがある施設で、レンタサイクルを借りることも出来ます。まずは火山のミニ博物館を見学。

私が興味深いと思ったのは、桜島が「日の丸」ゆかりの地として紹介されていること。幕末に外国船と日本の船を区別するため、初めて日の丸を掲げた船が、島津斉彬の命により、桜島・瀬戸集落の造船所で建造された「昇平丸」だったそうです。また、この船は日本で最初の本格的な西洋式軍艦としても知られています。

新島の紹介もありました。

こちらは桜島の火山灰と共にある、鹿児島市民の暮らしについて。

ギネスに認定された重さ31.1kg(胴回り119センチ)の桜島大根のレプリカも展示されていました。

お土産には、桜島の溶岩や火山灰を購入することが出来ます。

桜島溶岩なぎさ遊歩道

桜島はほぼ全域が霧島錦江湾国立公園です

そして、ビジターセンターの裏手にあるのが「桜島溶岩なぎさ公園」。

ここでは桜島の山々を見ながら、地下1,000mから湧出する天然温泉を利用した、無料の足湯(全長約100m)に浸かることが出来ます。ビジターセンターでは、足を拭くためのタオルも販売しているそうです。

海沿いには遊歩百選のひとつ「桜島溶岩なぎさ遊歩道」が整備されています。

溶岩の上に整備された全長約3kmの遊歩道です。

こちらで見られるのは大正噴火(1914年)によって発生した溶岩。内閣府のホームページでは、「桜島大正噴火はわが国が20世紀に経験した最大の火山災害である」と紹介されています。

溶岩流は噴火発生から3日で、この桜島西側の海岸線に到達。一方東側で発生した溶岩流は、3週間ほどで大隅半島に達し、桜島と大隅半島が繋がりました。

流出した溶岩流は約30億トンとも言われ、桜島の1/3の面積を覆い尽くしたそうです。溶岩に埋まって土地を失ったり、火山灰により耕作が出来なくなったりした住民ら約2万人が、移住を余儀なくされました。

■ 参考:1

桜島マグマ温泉

遊歩道は途中で引き返し、最後にやって来たのは桜島マグマ温泉。国民宿舎やレストランも併設されている施設です。

料金は390円(2023年1月)。桜島フェリーの往復運賃が500円なので、鹿児島市街地に宿泊している場合でも、合計1,000円以下で利用することが出来ます。

今回私は「市電・市バス シティビュー 一日乗車券」を利用していたので、割引されて300円でした。

休憩室からは桜島が見えています。お風呂から見えるのは反対側の景色で、鹿児島湾のオーシャンビューが広がっていました。

しばし温泉でのんびりした後、14時前の船に乗船。港周辺だけで、2時間ほど桜島の観光を楽しむことが出来ました。

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今回はここまで。本日もありがとうございました。

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