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今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その13をお届けします。
★参考:前回の記事★
沖縄・小浜島で野生のクジャク発見!
小浜島に上陸したものの、雨が降ってきたため、大岳の山頂展望台でしばらく雨宿りをしていました。

夕方に出港する石垣島行きの船に乗るため、そろそろ歩いて港まで戻ります。写真は道沿いのサトウキビ。収穫を直前に控え、だいぶ背が高くなっています。

小浜製糖工場でサトウキビ収穫の短期バイトを募集している張り紙も見つけました。週何日の勤務かは不明ですが、1日5000円くらいを稼ぎながら、3か月の島暮らしを体験出来るようです。

ふとサトウキビ畑に目を向けると、何やら動いている生き物を発見しました。

クジャクです!かつてヤマハリゾート(現はいむるぶし)で飼育されていましたが、脱走し野生化。同じことはヤマハリゾートがクジャクを持ち込んだ鹿児島県の硫黄島でも起きています。
★参考:硫黄島にもクジャクが持ち込まれた★

隣の西表島に飛んでしまったり、近隣の島の学校に寄贈されたクジャクも脱走したりで、宮古島や石垣島とその周辺の島々では、手が付けられない状態になっているようです。

島で飼育されている牛の飼料や、農作物もクジャクが食べてしまうなど、人間社会にも被害が出ているため、沖縄県はインドクジャク防除計画を発表し、対策に乗り出しています。

これもきっとクジャク捕獲用のカゴ。クジャクは雑食で寿命も長いため、八重山諸島における陸上食物連鎖のトップに君臨しています。ちなみに、クジャクは美味しくないようです。
★参考:クジャクを食べたという方の記事★
孔雀が住む沖縄の島を歩く

大岳からサトウキビに囲まれた道を歩き、集落までやって来ました。

2020年の国勢調査によると、小浜島の人口は600人余。ここ20年の人口推移は横ばいの傾向にあります。

現代の日本の離島とは思えない形の人口ピラミッド。年少人口も生産年齢人口も多いです。

こちらは小浜小中学校。今も島の子どもたちが通う学校ですが、ちゅらさんのロケ地としても紹介されています。私はドラマを見たことがないので、詳しくは分かりませんが、校舎はドラマ当時から建て替えられているそうです。

駐在所もあります。自然に囲まれた穏やかな時間が流れている一方、観光客が多いので、酔っ払いの対応などで出動する機会も多いのかもしれません。

八重山諸島(竹富町)には、石垣島からの定期船が出ている全ての島に郵便局があります。長期滞在などで荷物が多くなる時は「局留め」という方法で、事前に郵便局へ荷物を送るのがおすすめです。

商店も覗きましたが、写真撮影はNG。商店という名前ですが、沖縄の離島によくある「共同売店」と変わりません。最低限の食料や生活用品が置かれています。

集落を抜けると、異国のような雰囲気の道になりました。
新造船・やいまで石垣島へ

ヤギを発見!こちらは雑草を食べてくれるだけでなく、「ヤギ汁」など人間の食料にもなるので、沖縄では重宝されています。

草原の真ん中にポツンと佇んでいるのはお墓です。お墓のサイズが大きいのは沖縄ならではですが、お墓までは草を掻き分けていくのでしょうか。小浜島には毒を持ったハブもいるので、不用意に草むらへ足を入れるのは危険です。

そんな草むらの中に今度は馬を発見。この辺りの地域で馬と言えば「ヨナグニウマ」が有名です。何となく普通の馬より足が短い(←ヨナグニウマの特徴)ような気もしますが、はっきりとは分かりませんでした。

また雨が降ってきました。この坂を下りたら港に着くので最後は走ります。

ということで、港に到着。船の時間までまだ少しあるので、雨が降っていなければ、もう少しのんびりと島を巡ることが出来ただろうなと思います。

待ち時間は港の売店でお酒とおつまみを購入。大人になったなと感じる、至福の時です。

港の自動販売機にはHOTもありました。冬の自動販売機にHOTがあるのは当たり前かもしれませんが、沖縄でHOTがある自動販売機を見かけることは少ないです。
★参考:冬の沖縄は意外と寒い★

小浜島には3時間ほど滞在。帰りは2021年12月に就航した八重山観光フェリーの新造船「やいま」に乗船します。

こちらはどこかで見たことのあるデザインだと思ったら、オリオンビールのチューハイWATTAのデザインをされた、 pokke104 池城由紀乃さんが描いたようです。
★参考: WATTAのデザイン原画★

やいまを造船した江藤造船所は佐賀県唐津市にある造船所。過去の八重山観光フェリーも建造しています。

新品の船なので、当たり前ですがとても綺麗です。

さらば小浜島。この日は石垣島に1泊。年末年始の旅は2日が終了しました。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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