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今回は【2021年→2022年 年末年始の旅】その37をお届けします。
★参考:前回の記事★
太平洋フェリー・きそ 2等室に乗船!
2022年1月3日、仙台港から太平洋フェリー・きそに乗船し、名古屋まで移動します。

太平洋フェリーは「きそ」「いしかり」「きたかみ」の3隻体制で、北海道・苫小牧~仙台~名古屋間を運航しています。今回乗船した「きそ」も仙台発ではなく、前日の19時に苫小牧を出港した船で、私は寄港地・仙台から乗船したのでした。

2020年の年末にも、太平洋フェリー・いしかりに乗船。名古屋から苫小牧まで約40時間かけて移動する長い船旅でしたが、船内の雰囲気がとてもよかったので、再び利用することにしたのです。

【クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー】のフェリー部門で、2011年からずっと1位を獲得している船が、前回乗船した「いしかり」ですが、2005年から2010年までは「きそ」がずっと1位でした。
★参考:いしかりに乗船した時の様子★

きそは2005年就航の船なので、いしかり(2011年就航)より古さは感じられましたが、今回も優雅な船旅を楽しむことが出来ました。

船内エレベーターは1階から8階まであります。1階から4階までが車両の運搬スペース、5階から7階が客室、8階は立ち入り禁止です。

7階から見下ろすとこんな感じ。車両や貨物の運搬をメインとする「フェリー」ですが、船内はまるで豪華客船やホテルのような雰囲気です。

グランドピアノは「いしかり」にも置かれていました。誰でも弾いていいようですが、船内中に音が響くので、ここに座るのはなかなか勇気のいることだと思います。
昼食は船内レストランのバイキング
乗船開始が12時だったので、まずは昼食を食べるため、船内レストランへ向かいました。

船内レストランの名前はTAHITI。これは、きそのテーマ「南太平洋のしらべ」に由来した店名と思われます。

まずは入口で券売機を購入。時間無制限のバイキングで1,100円という、お手頃なお値段となっています。
★参考:船内レストランのコスパは異常★

船内を歩いている人の多さに対して、船内レストランは非常に空いていました。旅行でこの船に乗る人の多くは、荷物を置いて、まずはぶらぶらと船内を散策。落ち着いてから食事という流れのようです。

カレーとラーメン、サラダにお惣菜。他にも種類は色々とあって味も美味しいです。

食事をしていたら、何だか窓の外の景色が動いているような感じがしたので、確認するとやはり、きそは仙台港を出港したようです。さすがは大きな船。揺れは全く感じられません。

バイキングの利用時間は無制限ですが、営業時間は12時から13時半と短め。そして、仙台港からの乗船開始時刻が12時なので、乗船後すぐに利用しないと元が取れなくなります。お昼に仙台から乗船したら、まずは船内レストランへ向かうのがおすすめです。

ということで、時刻は12時50分。仙台港を出たら、船は東北の太平洋沿岸を南下し、房総半島の先端から進路を西へ変えます。名古屋港に到着するのは翌日の10時半です。

船内のテレビでは、お正月の風物詩「箱根駅伝」が映っていました。航行中はBSしか映らないと思われますが、本州に近い場所を航行するため、基本的にスマホの電波は入ります。

出港から45分、仙台市街地がだいぶ遠くに見えるようになりました。さらば東北地方。

デッキには雪が落ちていました。この日の仙台は朝からずっと晴れていたので、北海道から運ばれてきた雪でしょうか。
2等室の過ごし方をご紹介
食事を終えてやってきたのはお風呂!

入港30分前までいつでも利用することが出来て、シャンプーやボディソープも完備なのでかなり便利。大浴場からは外の景色も楽しめます。さらにサウナもありますが、こちらはコロナの影響で利用することが出来ませんでした。

コロナの影響で利用することが出来なかった施設にはカラオケもありました。ホームページの案内によると、23時まで利用出来て、1時間1室1,100円で歌い放題とのこと。船内カラオケもいつか挑戦してみたいなと思います。

大浴場がある船には大体あるのがマッサージチェア。

そしてゲームコーナー。しかし、私はどちらも利用せず、お風呂上りに向かった場所は…

デッキです!お風呂上がりで火照った身体に吹き付ける冷たい海風。いわゆる「ととのう」と同じような感覚ですが、それに加えて景色が最高です。

これを何セットでも繰り返すことが出来るのは、日中に青海原を長時間航行する船(珍しい)の特権でもあります。

続いてやって来たのはシアタールーム。時間ごとに上映される映画が決まっており、無料で見ることが出来ます。しかし、時間的にこの映画はもう終盤。上映中も出入りは自由ですが、お腹いっぱいでお風呂も入った午後の時間。絶対に寝落ちしてしまいます。

2等室の自分の区画に戻ってきました。隣の区画とはカーテンで仕切られています。フェリーにしては敷布団も枕もふかふかで、よく眠ることが出来そうなので、しばらく昼寝することにしました。

いつでも自動販売機でサッポロ・クラシックを買うことも出来ます。まさにこれが長距離フェリーならではの贅沢な時間の過ごし方。

船内の設備が充実しているので、個人的には2等室でも十分非日常的な、優雅な気分を味わえると思います。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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