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今回は2018年10月末、高知・鵜来島へ旅した時の旅行記をお届けします。
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高知県 1日絶景ドライブ旅
まずは東京から13時間、深夜バスで高知駅へと向かいます。

こちらは瀬戸大橋。
今回は5泊6日(往復の深夜バス含む)で、高知県を巡ります。

10時前、高知駅に到着しました。
乗車時間はかなり長いですが、東京から高知まで、6500円で行くことが出来るのは、とてもありがたいことです。そして、疲れもそれほどありません。
早速、事前に予約していたレンタカーを借りて、この日は1日、高知県の絶景スポットを巡ります。

市街地を抜けて30分ほど走ると、さっそく高知県の名物「沈下橋」が現れました。
川の増水で水没してもいいように建設されているため、沈下橋には欄干がありません。

こちらは沈下橋の上から、下を流れる川を撮った写真。
水面には、橋と私の影が映っています。
里山の自然の中に沈下橋がある景色は、何とも画になります。

生活道路として使われている橋で、車も普通に通ります。

こちらは、また別の沈下橋。
沈下橋といえば、日本最後の清流「四万十川」が有名ですが、先ほどから写真に登場している川は「仁淀(によど)川」。
同じ高知県を流れる四万十川と、徳島県を流れる吉野川と並んで、四国三大河川に数えられる川です。

仁淀川は「綺麗な川」として、最近では広く知られるようになりました。
川沿いの道からも、「仁淀ブルー」と称される、美しい川の様子が分かります。

源流は愛媛県、石鎚山の山麓で、愛媛県側では「面河(おもご)川」という名で呼ばれています。
国土交通省が行う河川の水質調査で、仁淀川は2018年から3年連続、「水質が最も良好な河川」に選ばれています。
仁淀ブルーまで車で30分
仁淀川は、源流から海まで124kmありますが、その中でも特に美しいとされているのが「にこ淵」です。
高知駅から、車だと1時間ほどで行くことが出来る場所ですが、ネットでは「にこ淵で見る仁淀ブルーが最も美しい」というような口コミが多く見られます。

到着しました。
木々の合間からちらりと、にこ淵が見えています。
途中では、すれ違いも難しいような狭い山道を走りますが、駐車場はいくつかあり、やはり、多くの人が見物に訪れるスポットのようです。

階段を下りて、川の近くまでやって来ました。
神秘的な青い池の先に、滝が流れ落ちています。
この場所が「にこ淵」です。

周囲が木々に囲まれているため、真上から太陽が差し込むタイミングでないと、綺麗な青を見るのは難しいです。
しかし、ちょうど時刻は正午ごろ。
「仁淀ブルー」が最も綺麗に見えるとされる時間帯です。

天気もよかったので、一応、これがベストコンディションのにこ淵、そして仁淀ブルーといえるでしょう。
冬から春にかけては、藻の繁殖によって、青よりも緑に近い色になってしまうそうで、若干その影響があるようにも思えましたが、確かに美しい光景を見ることが出来ました。

にこ淵には、水神の化身とされる大蛇が棲むと言われており、地元の方は立ち寄らない神聖な場所です。
これだけ綺麗なスポットですが泳いだり、BBQをしたりすることは禁止されています。
安居渓谷の仁淀ブルーも美しい
ということで、ここからは他にもいくつか、仁淀ブルースポトを巡ります。
続いて向かったのは、にこ淵から30分ほどの場所に位置する安居渓谷。

こちらも、水の透明度が非常に高く、水中の岩までよく見えています。

安居渓谷の長さは10kmほどあるそうですが、今回は時間が限られているので、宝来荘の駐車場に車を止めて、遊歩道をサクッと散策します。

こちらの仁淀ブルーはこんな感じ。
先へ歩いていくと、飛龍の滝や水晶淵といった人気スポットもあるようですが、少し歩いただけでも、十分美しい川の様子を見ることが出来ました。

さらに、車が走る道路沿いには、紅葉する木々と一緒に、「見返りの滝」も見られました。
まさに、日本の秋を象徴するような景色です。
安居渓谷から中津渓谷へ
安居渓谷からも、仁淀川沿いを走り、次は中津渓谷へ。

小さな沈下橋、棚田と茶畑がある景色。
有名な場所もいいですが、ほとんど知られておらず、生活を感じられる場所も、またいいものです。
そういえば、昼食を食べていませんが、途中にコンビニもないので、我慢することにしました。

川へ降りる獣道を見つけたので、降りてみるとこの景色。
仁淀川では「鮎釣り」が人気で、漁協で遊漁券を買うと釣りを楽しむことが出来ます。
私は釣りよりも、「泳いでみたい」と思いましたが、さすがに寒いので、今回は見るだけです。

安居渓谷から30分ほどで「中津渓谷」に到着しました。
ここにも、川沿いに遊歩道があるので、駐車場に車を止めて少し歩いてみます。

魚を持った恵比寿さんの石造がありました。
遊歩道には、他にも、七福神の石造が点在して置かれていました。

遊歩道は2.3kmほどあり、その先には中津渓谷のシンボル「雨竜の滝」があるそうですが、そこまで行く時間はありません。

時刻はすでに14時半。
20時までに高知駅に戻り、レンタカーを返却しなければなりませんが、私にはもう1か所、行ってみたいスポットがあったのです。
それは『四国カルスト』。
山口県の秋吉台、福岡県の平尾台と並んで、日本三大カルストのひとつに数えられます。
中津渓谷から愛媛県を経由し、1時間ほどかけて、標高約1500mまで登っていきます。
日本三大カルスト「四国カルスト」へ

県道383号線を走り、「四国カルスト」と呼ばれるエリアにやってきました。
東西約25kmにわたりカルスト台地を縦断するこの県道は、日本百名道のひとつにも選ばれています。

西の大野ヶ原から、姫鶴平、五段高原、そして東端の天狗高原へ、山の尾根に沿って「天空の道」が続いています。
この日は、他に車が全くいなかったので、ゆっくりと車窓からの景色を楽しみます。

真っ白な石灰岩の柱が林立する、カレンフェルトと呼ばれる原野が広がります。
この広大で開放的な雰囲気は、写真ではなかなか伝わりません。
仁淀川だけでなく、ここまで来てよかったなと思える景色です。

酪農のために放牧された牛。
四国カルストは「日本のスイス」とも言われており、「牧歌的」という言葉が、そのまま当てはまります。

車の外に出ると、非常に強い風が吹いていて、何より寒い!
標高が高い場所へやって来たことを実感します。
今回私は通過するだけですが、宿泊施設やキャンプ場もあるので、1泊2日で楽しむことも出来ます。

時刻は16時。
夜は満点の星空が広がるそうですが、私はここで高知駅へと戻ります。
途中、帰宅ラッシュの渋滞もあり、20時ギリギリでレンタカーを返すことが出来ました。
そして、この日は高知駅の近くにある「かつおゲストハウス」に1泊。
雑誌などでも紹介されるような、有名なゲストハウスですが、疲れ果てていた私はすぐに寝てしまい、記憶も写真もありません…
これにて旅の1日目、深夜バスを入れたら2日目は終了です。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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