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今回は「2019年→2020年 年末年始の旅」その11をお届けします。
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東京まで24時間の船旅

2020年1月1日15時半、おがさわら丸は東京に向けて、父島を出港しました。

いつもは感動する、おがさわら丸の見送りシーンですが、今回は「マジで帰るのか」と、思わずニヤけてしまいます。

小笠原諸島には、何度も足を運んでいますが、滞在4時間で帰るのは初めてのことです。

運航スケジュールを見ると、2020年の年末年始は、元旦着発便はありません。果たして次はいつ乗ることが出来るのでしょうか。

ここからまた、24時間の船旅が始まります。

冬のおがさわら丸は、東京到着が遅れることが多いです。果たして、何時間の船旅になるでしょうか。

父島へ向かう時は大揺れで、なかなかの地獄でした。また、2017年の年明けも、父島から東京へ向かうおがさわら丸に乗船しましたが、この時は28時間近くかかりました。
やっぱり揺れるおがさわら丸

しばらくすると、夕焼けの時間になりました。きれいな景色ですが、デッキは爆風が吹いており、立っているのもやっとの状態です。

16時46分、2020年元旦の太陽が沈み、1日が終わりました。 2020年の元旦、私の1日を振り返るとこんな感じ。
- 0時~11時半:おがさわら丸
- 11時半~15時半:父島
- 15時半~24時:おがさわら丸
20時間近く、おがさわら丸の船内で過ごした元旦となりました。

2020年1月2日朝6時、父島を出港してから14時間以上が経ち、場所は八丈島付近。

いつもは島で出会った人たちと、お酒を飲みながら語らうのが楽しい、帰りのおがさわら丸ですが、今回は完全ぼっち。さらに、日没後、早々に船が揺れ始めたので、夕食も食べず寝てしまいました。

揺れる船でぐっすりは眠れず、寝たり起きたりを繰り返していました。波に船がぶつかるたびに、ドォオン!という大きな音が船内に響き、横になっていると、勝手に身体も動いてしまいます。恐らく、身体もそれに抵抗するためか、自然と力が入っており、揺れる船は寝ていても、何だか疲れます。

12時間近く横になっていたので、船酔いはありませんが、気分転換に朝陽を見るためデッキへ。本当に揺れがひどかったら、デッキに出ることが出来ないので、まだまだ甘っちょろい揺れだったのでしょう。

ちょうど、水平線から太陽が昇ってきました。

夕陽の時は爆風のため、デッキに出ている人がほぼいませんでしたが、この時は多くの人がいました。
寝ることにも飽きる
朝陽を見た後は、また横になって、寝たり覚めたり。

9時半になりました。揺れの影響で、おがさわら丸は1時間遅れとなっていました。東京到着予定は16時29分、まだ10時間以上あります(笑)

もう寝るのにも飽きました。ネットは繋がらず、食べたり、画面や文字を見たりしていると、船酔いしそうなので、ただただ遠くの景色を眺めます。

こうした景色も、非日常的で素敵ですが、私はもう12月31日の11時から、この景色を見続けて、のんびりし続けています。

12時半になりました。

利島と伊豆大島が見えています。そして、海も穏やかで、風もなく、船の揺れも落ち着いてきました。

もう船酔いも大丈夫そうなので、昼食にカップラーメンを食べました。思えば元旦は、1食も食べていませんでした。
30分遅れで竹芝に到着
竹芝桟橋到着1時間を告げる、少し切ない船内放送が流れました。また、この辺りまで来ると、もう電波もサクサクです。

15時を過ぎました。おがさわら丸は、ちょうどアクアラインの上を通過するところです。こちらの画面には「41分遅れ」と表示されています。

海の色はもう青から茶色へ。ついに、父島を出港してから24時間を超えました。

フジテレビが見えたら、間もなく東京・竹芝桟橋に到着します。

東海汽船のジェット船とすれ違いました。

結局、竹芝桟橋には30分遅れで入港しました。

ここから新幹線や飛行機で遠方に帰る人は大変です。今回は30分遅れで済みましたが、冬はもっと遅れる可能性も高いので、おがさわら丸で東京に到着した日は、新幹線や飛行機の予約はしない方がいいでしょう。

次はいつ小笠原に行くことが出来るだろうか… そんなことを考えながら下船しました。

交通費の節約がてら、竹芝から東京駅まで歩くことにしました。 こちらは銀座。相変わらず華やかです。

旅の5日目はこれにて終了です。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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