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今回は「2016年 春 石垣島・波照間島旅行記(人生初の沖縄旅)」その4をお届けします。
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波照間島の御嶽

波照間島に上陸してから半日、ずっと移動しているので、もう島中を行き尽したと言ってもいいかもしれません。

沖縄ならではの立派なお墓。知らなければ、古代の遺跡と勘違いしてしまいます。
沖縄にはもともと、遺体を風葬する(骨の状態になるまで風化させる) 文化があり、遺体を横にして安置するため、大きなお墓となったと言われています。
また、遠い親戚を含めた「一族」が一緒のお墓入る、ゆえにお参りには大人数が集まり、宴会のようになるという理由からも、お墓全体が大きくなっています。

さらに、台風にも強い造りとなっているそうです。
沖縄文化・風習には、独特なものが色々とありますが、私が気になっていたのは「御嶽(うたき)」。
大学で、八重山諸島の「御嶽」についての授業があったことがきっかけです。

御嶽は沖縄各地に点在し、地域の人々が祈りを捧げる聖域となっています。
有名な御嶽には、沖縄本島の「斎場御嶽」があります。
世界遺産にも登録され、パワースポットとして多くの観光客が訪れていますが、琉球王国時代から大切にされてきた祈りの場です。

島の商店の方に「御嶽はどこにありますか」と聞くと、「御嶽?何しに行くの」と、厳しい口調に変わりました。
波照間島では、島の人もあまり近寄らないそうで、商店の方には「不吉なことが起こるから、行かない方がいい」と言われました。
このときは「学校で勉強している」と伝えて、場所を教えてもらいました。

こちらが波照間島にある御嶽のひとつ。
この自然空間が聖域になっているため、草木を切ることも出来ません。中に石が置いてあり、そこに神が降り立つとされています。
沖縄本島ではよく、御嶽で拝みをしている人を見かけますが、同じ御嶽でも、地域によって存在意義は異なるようです。
嵐がやって来る予感

帰り道、真っ赤に咲いたデイゴを見つけました。
沖縄県の県花で、デイゴが見事に咲くと、台風がやってくると言われています。
まだ台風シーズンではありませんが…

この海を見ると、翌日、島から出ることが出来るか心配になります。
こちらは、島を巡っている時に見つけた小さなビーチ。
普段の様子が分からないので、何とも言えませんが、白波が打ち寄せていました。

こちらは、日本最南端の碑がある高那崎。
まるで日本海を思わせるような、荒々しい波です。
石垣島で乗船券を買うときに言われた「明日は欠航になるかも」という言葉が、脳裏をよぎります。
★参考:台風と欠航について★

西浜壮はお米食べ放題。
夕食は持参していたカップ麺と白米、そして人生初の泡盛を飲んで、時刻は21時を過ぎました。
本当は星空を見に出かけたかったですが、空は相変わらず、厚い雲で覆われていました。
全便欠航 島から出れなくなった
翌朝、7人のメンバーのうち、私を含む4人はこの日、波照間島から西表島へ移動します。

時刻は5時半、写真は港の外で寝る友人。
前日に宿の方から、船が欠航する可能性があるときは、朝から人が並んで、船に乗れなくなることもあると言われていたので、港に一番乗りして、船を待っていました。

第1便は9時50分ということで、4時間以上前からの待機です。
早めにターミナル内が開き、建物の中で待つことが出来ましたが、さすがにまだ人は誰もいません。
この時外は雨が降り、風も吹いている状況ですが、案内板には「運航」と表示されています。

そして、朝7時の天気予報。
波4m。
結局この日、船は全便欠航となり、波照間島に閉じ込められてしまいました。

早朝から船の順番待ちを見込んで待っていましたが、結局港には誰1人やってきませんでした。

港の待合室に「島時間」と書かれたポスターがありました。
このポスターに映っている方が、西浜荘のオーナー。
船が来ないということは、この日島に入ってくる人もゼロなので、西浜荘でもう1泊お世話になることとなりました。
待っている間は暗かったので、海の様子が分かりませんでしたが、港内でも波が立っていました。
これは外洋はもっと荒れているはずです。
さて、これからどうしましょう。
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今回はここまで。本日もありがとうございました。
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